ドローとなったアウェイ新潟戦(J1 #19)から中3日。
J1リーグは後半戦に入り、2巡目の対戦の初戦となる湘南戦。
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先発は、新潟戦から7人と大きく変えた。
新たにVW際、高井、ヒカルド、橘田、脇坂、山田新、山内が先発する。
瀬古樹、遠野、小林悠がベンチに回り、瀬川、ジェジエウ、山本、家長はベンチ外。
ベンチには、大島が入った。
大島は、2023年7月8日の横浜FC戦(2023 J1 #20)での負傷(出場なし)から復帰する。
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湘南は、J1リーグ3勝6分10敗の18位。
2018-19年に川崎に所属した鈴木雄斗(37)が先発する。
同じく2019-20年に所属したGK馬渡洋樹(21)はベンチスタート。
アウェイでの開幕戦は、川崎が勝った。
240224湘南1-2川崎(J1 #1)
■1st half
川崎は、湘南の3バックの脇のスペースを狙っていく。
左はマルシーニョ、右は山内がここに走り込んでボールを引き出した。
サイド深くから中に仕掛けて、シュートチャンスを作った。
16分、山田新、佐々木旭、脇坂が3本連続シュート。
21分、山内の右クロスを山田新がシュート。
GKソン・ボムグン(1)が止めまくって、ゴールが決まらない。
湘南はFWルキアン(11)と鈴木章斗(29)へのロングボールを狙う。
しかし、精度は高くなく、2CB高井と大南が簡単に抑え込んだ。
川崎のプレスが鋭く、ビルドアップできない状況が続く。
26分、左ウィングの小野瀬康介(88)が負傷交代する。
急遽投入された畑大雅(3)が、山内に狙われたスペースを落ち着かせた。
■2nd half
湘南は4バックに移行し、ビルドアップを改善する。
川崎のプレスが緩んだこともあって、ルキアンまでボールが届いた。
ハーフコートに押し込むことも増えて、互角の展開に持ち込んだ。
ただ、先制ゴールは川崎に生まれた。
62分、山内のパスを山田新が右ポケットに流れて受ける。
山田新は、CB舘幸希(4)をなぎ倒すように抜いてラストパス。
ゴール前で待ち受けたマルシーニョがゴールに蹴り込んだ。
湘南は引き続きボールは持てるものの、チャンスは作れない。
しかし、78分に田中聡(5)のゴラッソで同点とする。
田中聡は、小さなモーションから素晴らしいミドルを決めた。
同点とされた川崎は反撃を狙う。
小林悠がワンタッチのポストプレーで崩していく。
90+7分、前線に出た高井がボレー。
■summary
湘南は前半、攻め込まれたが、GKソン・ボムグンの好セーブもあって無失点。
後半、先制されたが、田中聡のゴラッソで追い付くことができた。
チャンスはほとんど作れていなかったので、ドローは悪くない結果といえる。
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川崎はターンオーバーが効き、湘南から次々とボールを奪った。
ゴールが1つしか生まれずに勝てなかったが、良い内容だった。
VW際は、積極的にミドルを狙った。
枠を大きく外すことも少なく、60分にはクロスバーに当てた。
16分に左ポストに当てたLSB佐々木旭とともに、攻撃を牽引した。
大島僚太は、実に1年ぶりのプレーとなった。
らしくないミスもあったが、少しずつ感覚を取り戻してほしい。
次は中2日でホーム広島戦(J1 #21)。
ターンオーバーの成果を出しつつ、悪くない内容を継続したい。
■goal
62マルシーニョ(23)
78田中聡(5)
■judge
ソンリョン(1) 6.0 58分、鈴木雄斗のミドルを弾いた。失点は手で触ったが、及ばなかった。
VW際(31) 6.5 4分、8分、52分、60分、64分とミドルを狙った。24分、山内へループパス。
大南拓磨(3) 6.0 広大なスペースをスピードで埋めた。90+5分、ルキアンを倒してイエロー。
高井幸大(2) 6.0 ルキアンへのロングボールを跳ね返した。90+7分、前線に上がってボレー。
佐々木旭(5) 6.5 16分、左ポストに当てるボレー。ロングパスやインターセプト、クロスも光る。
ヒカルド(6) 6.0 ワンタッチを交えつつ、丁寧に配球する。68分には球離れが遅くなってロスト。
橘田健人(8) 5.5 24分、ミドル。31分、畑の突破を止める。ビルドアップでは隠れがちだった。
脇坂泰斗(14) 5.5 多くのFK、CKを蹴った。16分に中央からミドル。45分、山内へスルーパス。
山内日向汰(26) 6.0 右のスペースを突いた。10分、23分にシュート。クロスも数多く入れる。
山田新(20) 6.5 16分、21分、77分に決定的なシュート。強力なドリブル突破から1アシスト。
マルシーニョ(23) 6.0 1ゴール。左サイドを駆け上がった。15分、23分に山内にラストパス。
■sub
67(26)遠野大弥(17) 5.5 79分、カットインからミドル。87分、宮城天のパスをPA内で受ける。
67(23)宮城天(24) 5.0 左サイドからの単独の仕掛けは防がれる。77分、山田新にパスを出す。
73(31)田邉秀斗(15) 5.5 81分、脇坂の左CKをヘッド。90分、90+1分に左クロスを入れる。
80(20)大島僚太(10) 5.0 久しぶりの復帰戦。88分、田邉のパスをロストし、イエローで止める。
80(5)小林悠(11) 6.0 少し落ちる形のポストを成功させる。90+8分、脇坂のクロスに飛び込む。
■bench
上福元直人(99) 瀬古樹(16)
■coach
鬼木達 5.5 良い内容ながらも仕留めきれず。瀬古樹を起用すべきだった。
■referee
清水勇人 6.0 妥当なジャッジを続ける。浜本祐介副審のオフサイド判定は怪しかった。
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AT+3+9