2025/07/27

250720G大阪2-1川崎(J1 #24)

G大阪2-1川崎(パナソニックスタジアム吹田, 19:00KO, 31,898人)

天皇杯相模原戦(天皇杯 R32)にPK戦で敗れてから中3日。
 J1リーグ第24節、アウェイG大阪戦は3連休の中日に開催される。


先発は、天皇杯相模原戦から3人変わる。
 新たに佐々木旭、河原創、伊藤達哉が先発する。
 橘田と家長はベンチに回り、ジェジエウはベンチ外。

ベンチには、新たに神橋、宮城天、エリソンが入る。
 エリソンは、5月21日の浦和戦(J1 #13)で負った右膝内側側副靱帯損傷から復帰。
 神橋は、加入後初のメンバー入りを果たした。
 車屋、山内がベンチ外となった。


ガンバ大阪は、J1リーグ9勝4分10敗の暫定10位。
 天皇杯3回戦は山形(J2)と対戦して、延長PK戦で敗退。
 120分間プレーしてから中3日は、川崎と同じ日程。

安部柊斗(13)は、天皇杯山形戦で退場したため出場停止。

等々力では、ドローだった。
 250525川崎2-2G大阪(J1 #18)

■1st half
ガンバがスタートから攻勢に出る。
 川崎のプレスの逆を突いて、ネタ・ラヴィ(6)や宇佐美貴史(7)につなぐ。
 左サイドの黒川圭介(4)と倉田秋(10)が、マークを剥がしながら前進する。

ただ、先制したのは川崎だった。
 9分、山本がボール奪取して小林悠に渡す。
 小林悠は伊藤達哉に預けて走り込むと、完璧なトラップからGK1対1を制した。

川崎は引き続きカウンターを狙う。
 29分、伊藤達哉のラストパスを小林悠がシュート。
 三浦弦太(5)が触って勢いを削ぎ、GK一森純(22)がキャッチした。

ガンバは長く保持しながらも、崩せない状況が続く。
しかし45+3分、シンプルに攻略する。
 宇佐美が入れた右クロスを、ウェルトン(97)が触って軌道を変える。
 佐々木旭がクリアし切れず、足元に転がって倉田秋が同点ゴール。

■2nd half
後半もガンバがボールを持つ展開となる。
57分、鈴木徳真(16)がウェルトンに縦パスを入れる。
 縦パスを追って宇佐美がダッシュするが、河原創の動き出しが遅れてしまう。
 ウェルトンのラストパスを宇佐美がスルーして、デニス・ヒュメット(23)がボレーを決める。
 佐々木旭が宇佐美へ、VW際がヒュメットへスライドするが、間に合わなかった。

1点を追って川崎も攻めていく。
 80分、大関のパスからエリソンがシュート。
 81分、山本の左CKを家長がヘッドするが、右ポストに当たる。
 87分、宮城天が左から巻くようにミドルを狙うが、GK一森が弾き出した。

■summary
ガンバは序盤、ゴールに迫るが、9分の失点後はブロック内側に入れなくなる。
 ボランチのネタ・ラヴィや鈴木徳真が2CB間に落ちても、パスコースを探せない。
 攻めあぐねる中、前半のうちに同点ゴールが生まれたことが勝因となった。

57分に逆転してからは、バランスを保ちながら川崎を迎え撃つ。
 縦に早く仕掛け、64分と67分に宇佐美、67分に山下諒也(17)が決定機を迎える。
 GK一森純、2CB三浦弦太と中谷進之介(20)がゴール前を固めて、逃げ切った。


川崎はボールを持たれつつ、ブロックを組んで守った。
 9分、カウンターから先制ゴールを決めて、ガンバの反撃を抑え込む。
 上手くコントロールできていただけに、前半ロスタイムの失点が厳しかった。
 57分の決勝ゴールも速攻に対応しきれず、ゴール前で数的不利に陥った。

高井幸大、山田新と現役日本代表2人がチームを離れた。
 この日はRCBに佐々木旭が入り、エリソンも負傷から復帰して45分間プレー。
 2人とも悪くなかったが、当たり前だがチーム力を維持するのは難しい。
 2021年の夏も、田中碧と三笘薫が移籍した後、苦しみながらJ1リーグを制覇した。
 4年前とは選手層は大きく異なるが、その時点のベストを粘り強く尽くすしかない。

サマーブレークを挟み、次は中19日で福岡戦(J1 #25)。
 時間はあるので、攻守両面で少しでも改善してほしい。

■goal
45+3倉田秋(10) 57デニス・ヒュメット(23)
9小林悠(11) 

■judge
山口瑠伊(98) 6.0 43分、ヒュメットのシュートをキャッチ。67分、山下諒也との1対1をセーブ。
VW際(31) 6.0 中へのドリブルでプレスを剥がす。2失点はカバーが間に合わず。62分、ボレー。
佐々木旭(5) 5.0 39分、バックパスをミスしてCKを与える。45+3分、強くはクリアできず失点。
丸山祐市(35) 5.0 64分、宇佐美のシュートをブロック。67分、無理な縦パスから決定機を招く。
三浦颯太(13) 5.5 前半、ウェルトンの仕掛けに対応する。後半、高い位置からクロスを入れた。
河原創(19) 5.0 ボールを追い続ける。57分、戻りが遅く、宇佐美に置き去りにされ失点に関与。
山本悠樹(6) 6.0 中盤で奪取してロングパスで速攻を狙う。53分、59分にエリソンへラストパス。
伊藤達哉(17) 6.5 1アシスト。29分、小林悠へ決定的なラストパス。LSB黒川圭介の突破を許す。
脇坂泰斗(14) 5.5 速攻でパスの中継点となる。47分、山本のループをシュートするが当たらず。
マルシーニョ(23) 5.5 押し込まれる展開で、走力を活かせず。49分、エリソンへラストパス。
小林悠(11) 6.5 完璧なトラップから1ゴール。29分の決定機も決めたかった。前半のみで交代。

■sub
HT(11)エリソン(9) 6.0 シンプルな動きから、49分、53分、59分、80分、88分にシュート。
71(23)宮城天(24) 5.5 71分の仕掛けはゴールラインを割る。87分、左から巻くようなミドル。
71(17)家長昭博(41) 5.5 81分、山本の左CKを頭で合わせたが右ポスト。90+4分、右クロス。
78(19)橘田健人(8) 5.5 84分、家長のロストを即時奪回。87分、パスコースを探せずにロスト。
78(14)大関友翔(16) 5.5 80分、エリソンへ縦パス。79分、83分に果敢に仕掛けたがロスト。

■bench
安藤駿介(21) 神橋良汰(27) 土屋櫂大(39) 神田奏真(38) 

■coach
長谷部茂利 5.0 攻勢に耐え切れずに2失点して逆転負け。反撃も機能しなかった。

■referee
中村太 6.5 観客にも分かりやすく、均衡のとれたジャッジを続ける。

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AT+4+6

2025/07/19

250716川崎0(1PK3)0相模原(天皇杯 R32)

川崎0(1PK3)0相模原(U等々力, 19:00KO, 8,661人)

逆転で勝利したホーム鹿島戦(J1 #23)から中10日。
 少し日程が空いて、水曜日に天皇杯3回戦ラウンド32が開催される。

天皇杯は、3回戦から下位カテゴリチームの会場が優先される。
 しかし、SC相模原(J3)のホームでなく、U等々力での開催となった。

7月8日(火)、高井幸大(2)がトッテナム・ホットスパーFC(ENG)へ完全移籍。
 13日(日)、セサル・アイダル(44)も海外クラブへの移籍手続きのため、チームを離脱。
 当日16日(水)になって、山田新(20)がチームを離脱することも発表された。

東アジアE-1選手権の日本代表に、山田新と大関友翔が招集された。
 前日15日(火)に韓国戦があったが、2人ともに出場機会はなかった。


先発は、鹿島戦から4人が変わる。
 新たにジェジエウ、橘田、マルシーニョ、小林悠の4人が先発する。
 河原創、伊藤達哉はベンチ、高井と山田新は海外移籍のためチームを離れる。

ベンチには、新たに車屋、土屋、山内が入り、宮城天が外れた。
 前日まで日本代表で韓国にいた大関友翔も、ベンチに入る。


SC相模原は、J3リーグ4勝9分7敗の16位。
 12日のホーム福島戦(J3 #20)から中3日の日程。

天皇杯は神奈川県予選決勝から登場して、YSCC横浜(JFL)に勝って本大会に出場。
 1回戦で水戸(J2)、2回戦で磐田(J2)と上位カテゴリに勝利して3回戦に進出。

川崎とは、初めての対戦となる。

■1st half
相模原は、5バック3ボランチながらラインは高め。
ミドルブロックを敷きながら、序盤にペースを掴んだ。
 14分、高木彰人(14)が縦にドリブルしてミドル。
 19分、河野諒祐(7)が左から巻くようなミドル。

川崎は2CBがプレスに晒されて、ロングボールを蹴らされる。
 組織的に崩すことができず、個の力で打開を図る展開となる。
 家長が右サイドでキープすることで、なんとか押し上げていく。
 VW際と三浦がクロスを入れるが、小林悠は受け皿になりきれない。

■2nd half
後半になると、川崎が押し込んでいく。
 相模原のプレスは弱まり、山本が前を向いてパスを繰り出した。
 58分、家長が右からクロス気味のシュート。

相模原は守備を固めつつ、数は少ないがシンプルに攻める。
 51分、河野諒祐の左クロスを、ファーの前田泰良がシュート。
 59分、GKバウマン(45)のロングキックから、高木彰人がボレー。
 75分、ラファエル・フルタード(9)が横に持ち出してシュート。

終盤、川崎がさらに攻勢を強める。
 80分、脇坂、続けて伊藤達哉がシュート。
 81分、山本の右クロスをマルシーニョがヘッド。
 88分、神田が落として、脇坂がフリーでシュート。
 ゴールに迫ることはできたが、決められなかった。

■extra time
延長に入ると、両チームの動きは落ち着いた。
相模原は91分と93分に杉本蓮(24)がシュートする。

間延びしながらも、川崎がチャンスを作る。
 98分、三浦の左クロスから混戦となって、大関がシュート。
 102分、脇坂が右からカットインして左足シュート。
 110分、佐々木旭のアーリークロスを神田がヘッド。

115分、VW際が足を攣って土屋と交代し、交代枠を使い切る。
119分には丸山が足を痛めてピッチを外れる。
 短い時間だが10人となり、土屋、佐々木旭、三浦の3バックとなった。

■penalty shootout
PK戦は川崎ゴール裏に向かって、相模原の先攻となった。
 川崎が3人連続失敗して、失敗2人の相模原が勝利した。

相模原 〇武藤雄樹(11) ×ピトリック(3) 〇竹内崇人(17) ×加藤大育(2) 〇高野遼(16)
川崎 ×河原創(19) ×山本悠樹(6) ×神田奏真(38) ○大関友翔(16)

■summary
相模原は、前半に優勢となる時間も作りながら、PK戦で勝利。
 後半から延長にかけ、川崎に押し込まれたが粘り強く守った。

GKバウマンは、63分の脇坂、98分の大関のシュートをセーブ。
 PK戦でも3人目の神田を止めて、勝利に大きく貢献した。

天皇杯4回戦ラウンド16は、秋田(J2)と対戦する。
 会場は、湘南(J1)ホームのレモンガススタジアム平塚と発表された。
 川崎との3回戦に続いて、相模原ギオンスタジアムでプレーできない。
 来年以降の天皇杯は、できればホームスタジアムを確保してほしい。


川崎はボールを持って優勢に進めていても、決定機は少なかった。
 ゴール前のブロックを崩し切れず、得点の可能性は高くなかった。
 相模原に決定機を許していたので、90分間での敗退もありえたと思われる。
 PK戦では3人連続で外し、天皇杯は2年連続で3回戦敗退となった。

CKを9本獲得したが、57分の家長のショートコーナー以外は山本が蹴った。
 1本か2本、脇坂や三浦を交えても、目先が変わったかもしれない。

次は中3日でアウェイG大阪戦(J1 #24)。
 G大阪も天皇杯3回戦で120分間プレーしてPK戦で敗退している。
 暑熱の中、お互いに体力的な厳しさはあるが、良い内容を見せてほしい。

■goal


■judge
山口瑠伊(98) 6.0 19分、河野諒祐のミドルをパンチング。プレー機会はあまり多くなかった。
VW際(31) 6.0 17分、23分に小林悠へ右クロス。60分、ボレー。左内転筋を負傷して交代。
ジェジエウ(4) 5.5 8分、縦パス。豪快なプレーは少なかったが、着実に守る。前半のみで交代。
丸山祐市(35) 5.5 前に出ても競り勝てず。75分、決定機をブロック。119分、ピッチを外れる。
三浦颯太(13) 6.0 マルシーニョと組んで多くの左クロスを入れる。96分、ミドルをブロック。
橘田健人(8) 6.0 攻撃に比重を置くチームを裏で支えた。83分、中盤を1人で駆け回って守る。
山本悠樹(6) 6.5 自由自在に縦パスを狙い続ける。8本のCKを担当。63分のFKは壁に当たった。
家長昭博(41) 6.0 厳しい状況でも右サイドでキープして、クロスを入れる。58分、シュート。
脇坂泰斗(14) 6.0 63分、80分、88分、102分にシュート。83分から左右のウィングに入った。
マルシーニョ(23) 6.0 左サイドで仕掛ける。72分、シュート。81分、山本の右クロスをヘッド。
小林悠(11) 5.5 23分、VW際の右クロスをトラップから反転シュート。ハイボールは収められず。

■sub
HT(4)佐々木旭(5) 6.0 長谷部体制で初のRCB。ビルドアップで貢献。110分、神田へ右クロス。
64(41)伊藤達哉(17) 5.5 80分、シュート。1対2で対応されて、仕掛けるスペースを消された。
64(11)神田奏真(38) 6.0 88分、左クロス。90+1分、110分にクロスをヘッド。ポストも活躍。
83(23)大関友翔(16) 5.5 98分、PA内の混戦からシュート。116分、ボレー。動きは少なかった。
90+5(8)河原創(19) 5.5 104分、神田へ縦パス。105分、2CBの背後を狙われたパスをカバー。
115(31)土屋櫂大(39) 5.5 RSBで緊急出場。慎重にプレーを続ける。120+2分、ボールカット。

■bench
安藤駿介(21) 車屋紳太郎(7) 山内日向汰(26) 

■coach
長谷部茂利 5.5 休養十分ながら相模原を圧倒できず。120分間のプレーして敗退となった。

■referee
飯田淳平 6.5 納得感ある明快なジャッジを続ける。イエローを自制して92分の1枚にとどめる。

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AT+1+5+0+3

2025/07/07

250705川崎2-1鹿島(J1 #23)

川崎2-1鹿島(U等々力, 19:00KO, 23,675人)

残念ながら敗れた東京V戦(J1 #22)から中5日。
 J1リーグ第23節は、ホーム等々力に鹿島を迎える。

東京V戦翌日の6月30日(月)、高井幸大のチーム離脱が発表された。
 海外クラブへの移籍のため、この鹿島戦が最後のプレーとなる。

7月3日(木)、東アジアE-1選手権の日本代表が発表。
 川崎からは、初代表となる山田新と大関友翔が選ばれている。


先発は、東京V戦から5人と大きく変わる。
 新たにVW際、河原創、山本、家長、山田新が先発する。
 佐々木旭、橘田、マルシーニョ、神田がベンチへ、大島はベンチ外。
  マルシーニョは東京V戦で負傷交代したが、離脱せずベンチに入った。

ベンチには、新たに小林悠が入る。


鹿島は、J1リーグ13勝2分7敗で1位。
 シーズン当初から好調を保っているが、直近2連敗中。
 中6日で、川崎より1日だけ日程が空いている。

前川崎監督の鬼木達が、等々力で初めてアウェイの指揮を執る。
 2017-22年に川崎に所属していた知念慶(13)は、ボランチで先発。

国立競技場では、ホームの鹿島が勝った。
 250511鹿島2-1川崎(J1 #16)

■1st half
鹿島のプレスは強くなく、2CB高井と丸山がパスを散らす。
 8分に伊藤達哉が、9分に三浦が左クロスを入れる。

10分、高井が大きなミスをしてしまう。
 鈴木優磨(40)に決定機をプレゼントしたが、GK1対1のシュートは外れた。

鹿島はロングボールを蹴り込んでくる。
25分、LCBキム・テヒョン(3)のロングボールで、松村優太(27)が抜け出す。
 ファーのレオ・セアラ(9)が蹴り込んで、あっさりと先制した。
 三浦は松村の動きを把握しきれず、背後を突破された。
32分、GK早川友基(1)のパントでレオ・セアラが抜け出し、鈴木がシュート。
37分、知念慶の右クロスを小川諒也(7)がヘッドするが、バーに当たる。

リードを許した川崎は、終盤に押し込む。
 38分、VW際の右クロスを山田新がヘッド。
 44分、山本の左クロスから脇坂がシュート。
GK早川が2つの決定機を防いだが、45+4分。
 山本の左CKから、伊藤達哉が浮いたボールを合わせて同点ゴール。

■2nd half
ハーフタイムで、ジェジエウとマルシーニョを投入する。
51分、そのジェジエウが、抜け出した松村を背後から手で押し倒す。
 DOGSOでレッドカードが提示されるが、VARにより松村のオフサイドと判定。
 レッドカードは取り消されたが、投入直後の軽率なプレーだった。

鹿島はロングボールだけでなく、パスをつなごうとする。
 しかし川崎のプレスは鋭く、抜け出せずに捕まってしまう。
55分、山本が鈴木からボールを奪って、家長が右クロス。
58分、マルシーニョが知念のトラップを攫って、山本がループパス。
 家長の右クロスをマルシーニョが蹴り込んで、逆転に成功する。

鹿島の運動量はがっくりと落ち、間延びしてしまう。
 ぽっかり空いた中盤のスペースで、川崎がボールを動かした。
 家長を筆頭に時間を消費しながら、危な気なく逃げ切った。

■summary
鹿島の2FWレオ・セアラと鈴木優磨のプレスは弱め。
 1人がボールに寄せていっても、もう1人は動き出さない。
 プレスを逃れられると、2度追いすることなく諦めた。
 川崎のパスコースを消すことができず、前進を許した。

前半、25分の先制ゴールを含め、いくつかの決定機を作った。
 ただ、後半になるとチャンスを作れず、選手交代も奏功しなかった。
 試合後、鬼木達監督は「同じ課題が続いている」とコメント。
 改善する方策を探す必要があるが、簡単ではないと思われる。


川崎は前半、ロングボール処理に後手を踏んで1失点。
 スタートから良い攻撃を続け、攻め込んでロスタイムに同点に追い付いた。

後半からは、丸山に代えてジェジエウを投入する。
 ジェジエウはDOGSOで退場しかけるなど、怪しい判断もあった。
 それでも2CBを組む高井とともに、ロングボールを跳ね返した。

高井幸大は、この鹿島戦を最後にヨーロッパに旅立つ。
 2023年にU-18からトップチームに昇格して2年半。
 同じU-18昇格組の板倉滉(4年)、三好康児(4年半)、田中碧(4年半)より早いタイミング。
 U-20/U23代表、フル代表4試合も経ながら、急速に成長を遂げた。
 世界を代表するCBとなって、いつの日かこのクラブに戻ってきてほしい。
(2025年7月8日(火) 公式発表 トッテナム・ホットスパーFC(ENG)へ完全移籍)

東アジアE-1選手権のため、J1リーグは中断される。
次は中10日で、天皇杯相模原戦(天皇杯 R32)。
 この間に休養を取りながら、さらに戦術も調整してほしい。

■goal
45+4伊藤達哉(17) 58マルシーニョ(23) 
25レオ・セアラ(9) 

■judge
山口瑠伊(98) 5.5 90+7分、鈴木のヘッドを弾いて止めてキャッチ。プレー機会は少なかった。
VW際(31) 6.0 38分、山田新への右クロス。86分、ミドル。家長を走らせるパスを出し続ける。
高井幸大(2) 5.0 10分、ミスパスで決定機を与えたが、立て直した。32分、シュートブロック。
丸山祐市(35) 5.5 背後を縦パスで狙われて、32分にレオ・セアラに抜け出される。前半で交代。
三浦颯太(13) 5.0 9分、山田新へ左クロス。25分、ロングボールと松村の位置を見誤って失点。
河原創(19) 6.0 14分、ヘッド。45分と79分にシュート。中盤でイーブンボールを競り続ける。
山本悠樹(6) 7.0 44分、脇坂へラストパス。58分、家長へ華麗なループパス。素晴らしかった。
家長昭博(41) 6.5 1アシスト。後半、右サイドでキープして時間を使う。80分、遅延でイエロー。
脇坂泰斗(14) 6.0 6分、ボレー。44分、山田新の落としをシュート。84分、ドリブルでCK獲得。
伊藤達哉(17) 6.5 8分、強い左クロス。右足首を痛めながら同点ゴールを決めたが、前半で退く。
山田新(20) 6.0 9分、38分にヘッド。31分にミドル。ハイボールに競り勝って、力強くキープ。

■sub
HT(17)マルシーニョ(23) 7.0 自らボール奪取して決勝ゴールを決める。66分、77分にヘッド。
HT(35)ジェジエウ(4) 5.5 51分、DOGSO未遂。85分、ヘッド。ロングボールに上手く対応。
78(6)橘田健人(8) 6.0 89分、90+1分、90+4分にルーズボールに競り勝つ。逃げ切りに貢献。
84(13)佐々木旭(5) 6.0 三浦に代わってLSBに入る。86分、左サイドで仕掛けた。
90+3(41)宮城天(24) 6.0 右ウィング。90+4分、90+6分に右サイドでキープする。

■bench
安藤駿介(21) 大関友翔(16) 小林悠(11) 神田奏真(38) 

■coach
長谷部茂利 6.5 ジェジエウの投入でロングボールを封じる。紙一重だったが、勝利に導く。

■referee
荒木友輔 6.0 荒れ気味だったが上手くコントロール。接触後に倒れた姿でファウルと判定しがち。

246,700views
AT+7+7