アウェイ京都戦(J1 #11)は、ロスタイムの小林悠のゴールで勝利した。
ゴールデンウィーク3連戦の最後は、中3日でのホーム鳥栖戦。
等々力はかなりの強い雨が続き、寒くもあった。
観客数も17,000人台と伸び悩んだ。
先発は、京都戦から2人を変更する。
新たに大南とマルシーニョが先発する。
登里はベンチ外、遠野はベンチスタートとなる。
ベンチには、新たに山村が入った。
鳥栖は、J1リーグで3勝2分5敗の暫定15位。
日程は川崎と同じ中3日だが、3連戦ではない。
4月29日(土)の浦和戦(J1 #10)は、浦和のACL決勝のため、延期されている。
GK内山圭(35)がベンチ入り。
川崎U18,U15出身で、2010年と2011年には川崎で2種登録。
2011年6月5日のアウェイ広島戦(YNC R32 #1)でベンチ入り。
東海大学、東京武蔵野シティFC(JFL)、熊本(J2, J3)、藤枝(J3)を経て、今季鳥栖に加入。
2022年には、J3ベストイレブンを獲得。
JFLからJ1リーグまで這い上がり、等々力に戻ってきた。
2013-18年に川崎に在籍した森谷賢太郎(19)は先発する。
2022シーズンの対戦は、川崎の1勝1分だった。
220521鳥栖0-0川崎(J1 #14)
220831川崎4-0鳥栖(J1 #20)
■1st half
鳥栖は最終ラインからのボールを森谷が引き受ける。
森谷はシンプルに隣の河原創(5)やCBに戻して、リズムを作る。
LSB菊地泰智(23)が家長の背後のスペースを使って前進していった。
12分、菊地がミドルシュート。
34分、長沼洋一(24)の右クロスを本田風智(8)がシュート。
川崎は上手くボールを回収して速攻を狙う。
左サイドから、マルシーニョがスピードで仕掛けていく。
6分、16分、26分、33分にシュート。
41分には車屋がシュート性のクロスを入れる。
右サイドでは、家長が山根を走らせてクロスを入れる。
脇坂が15分と38分、瀬古が6分に2本、43分に2本、シュートを放った。
■2nd half
後半も川崎が攻勢を仕掛ける。
46分、押し込んでからの車屋のミドルはバー。
49分、シミッチのミドルは、右ポストを叩いた。
そして52分、家長が右クロスをふわっと入れる。
宮代がCB田代雅也(30)を引き寄せて、PA内をボールが転がる。
走り込んだ脇坂が、胸トラップからゴールを決めた。
55分、鳥栖が最大の決定機を作る。
センターサークル付近で高井を抜き去って、本田が独走する。
PA内まで運んだが、戻ってきたシミッチがシュートをブロックした。
その後も鳥栖はセットプレーで仕掛けていく。
61分、森谷のFKを田代がヘッド。
75分、手塚康平(7)のFKを田代がヘッド。
川崎はリスクを抑えながら、時間を使う。
最後は左コーナーフラッグ近くでキープした。
■summary
鳥栖は、パスを大事につなぐスタイル。
ただ、ゴール近くまでは運べず、チャンスは少なかった。
2ボランチの森谷と河原が、前を向く機会を増やしたいところ。
前半も押されていたが、後半スタートから川崎の猛攻を許す。
全体的にラインが下がってしまい、バイタルを埋められない。
46分にはバー、49分にポストには救われたが、55分に失点を喫した。
2CB田代と山﨑浩介(2)は奮闘していたが、耐えられなかった。
川崎は、マルシーニョが先発に復帰した。
左サイドからスペースに走り込み、簡単にシュートに持ち込む。
ロングボールを入れるだけで、チャンスを作ってくれた。
鳥栖が自陣に引くと、バイタルからミドルを放っていく。
左右のポケットへのランを狙い、バランス良く攻撃した。
車屋がLSBに回って、2CBは大南と高井が組んだ。
55分に本田の独走を許したが、これ以外は鳥栖を抑えていた。
身長のある選手が多く、セットプレーの守備も安定した。
次は中4日、金曜日開催のFC東京戦(J1 #13)。
第41回多摩川クラシコは、国立競技場でのアウェイ戦。
日程は厳しいが、しっかりと勝利したい。
■goal
52脇坂泰斗(14)
■judge
上福元直人(99) 6.0 12分、パスミス。ゆっくり時間を使う。75分、田代のヘッドをキャッチ。
山根視来(13) 6.0 前半、多くの右クロスを入れる。リードすると、右サイドの守備を固める。
大南拓磨(3) 6.0 ドリブルやロングパスを狙う。64分、クロスをブロック。74分、イエロー。
高井幸大(29) 6.0 16分、脇坂へつなぐ。55分、本田に抜け出される。84分、右サイドをカバー。
車屋紳太郎(7) 6.5 16分、GKまで詰める。41分、左クロス。46分の弾丸ミドルは惜しくもバー。
シミッチ(6) 6.5 6分、シュート。49分、ミドルは右ポスト。55分、本田のシュートをブロック。
瀬古樹(16) 6.0 ミドルを再三狙う。上下に動いてバランスを保ちつつ、ロングボールを入れた。
脇坂泰斗(14) 7.0 15分、38分にミドル。52分、守備の間隙を突くゴール。PA内でも動き回る。
家長昭博(41) 5.5 山根の攻め上がりを上手く使っていく。1アシスト。66分、70分に右クロス。
宮代大聖(33) 5.5 45+1分、71分にポストプレー。70分、家長のクロスをシュートに持ち込む。
マルシーニョ(23) 6.0 スピードでチャンスを作り出した。6分、16分、26分、33分にシュート。
■sub
HT(16)大島僚太(10) 6.0 スムーズにパスを展開する。65分、マルシーニョへロングパス。
68(23)遠野大弥(17) 5.5 82分、89分に左クロス。85分、自陣から左サイドをドリブルする。
78(41)小林悠(11) 5.5 1トップ。じっくりプレスを先導する。90+4分、ドリブルでFKを獲得。
78(14)橘田健人(8) 6.0 中盤を引き締める。バックパスも問題なし。87分、ボールを回収する。
86(33)山田新(20) 5.5 87分、右ライン際で突破を図りCKを獲得。90分、ドリブルを仕掛ける。
■bench
ソンリョン(1) 山村和也(31)
■coach
鬼木達 6.5 的確な選手起用で見事に勝利を収めた。入れ替えた先発2人も機能した。
■referee
川俣秀 6.0 細かく笛を吹きながら、バランス良くジャッジした。
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AT+2+4