2019/08/26

190824川崎2-2清水(J1 #24)

川崎2-2清水(等々力, 19:00KO, 24,398人)

仙台戦(J1 #23)のドローから中6日。
天皇杯を含め3試合アウェイが続き、等々力は松本戦(J1 #21)以来3週間ぶり。


先発は、仙台戦から5人が変わる。
新たに出場停止明けの谷口とジェジエウ、そして守田、齋藤学、ダミアンが先発する。
先発を外れた登里、家長、田中碧はベンチ外、山村、小林はベンチスタート。


清水は、J1リーグで8勝4分11敗、14位。
アウェイでの対戦(J1 #11)は、0-4で川崎が勝った。

■1st half
スタートは清水が押し込んでいく。
3分、右クロスを松原后(25)がヘッド、続けて右足でシュート。
2本ともに至近距離だったが、GKソンリョンが防いだ。

10分あたりから、川崎が清水のプレスをかわし、縦に攻める。
14分、マギーニョのスルーパスで、PA右側に走り込んだ齋藤学がクロス。
ゴール前で待ち構えるダミアンが、力強く合わせて先制する。

先制後も川崎のペースが続く。
18、23分に齋藤学がシュート、21分にはマギーニョがGKと1対1となった。

清水はFWドウグラス(49)の強さを生かすが、チャンスは少ない。
それでも30分、ドウグラスが下田に倒されて得たFK。
ドウグラスはゴール右側を狙い、GKソンリョンのパンチが弱くなって同点となった。

32分、齋藤学がタックルを仕掛けて右足を負傷する。
(右膝内側側副靭帯損傷で全治6~8週間程度と8月30日に発表。)
アクシデントから、長谷川を投入することとなった。

■2nd half
後半も川崎が圧倒的に押し込んでいく。
左サイドにスペースを作り、車屋、長谷川、下田が絡んでいく。
中央では守田がドリブルで誘いながら縦にパスを入れた。
ダミアンもハイボールに強さを見せ、58分にはヒールリフト。

しかし、65分、谷口から守田への縦パスが弱く、奪われてカウンター。
ワンツーで抜け出したヘナト・アウグスト(22)が逆転ゴールを決めた。
ソンリョンが触ってポストに当てるが、戻ったボールをジェジエウが避けられず押し込んだ。

シンプルな失点を喫してしまっても、引き続き攻めていく。
69分に馬渡、78分に小林を投入した直後の79分。
中村の縦パスを馬渡が受け、さらに小林へスルーパス。
最初のボールタッチとなった小林が、難しいゴールを決めた。

■summary
清水は前半、高い最終ラインの背後を川崎に突かれた。
連動したプレスの囲みを突破されてしまい、スルーパスを狙われた。
後半は、自陣深く引いて守ることを選択し、シュートを許さない。
11本ものCKを川崎に与えたが、ことごとく高さで跳ね返した。

ドウグラスのFKと、ヘナト・アウグストのカウンターで2得点。
攻撃のチャンスは少なかったが、それをゴールに結びつけた。
勝ち点を得たのは悪くない結果といえる。


 2019川崎の車窓から。
  ~東急グループフェスタ~。
 選手紹介「熊本線直通 センセイ7号」。

川崎は、J1リーグで広島戦(J1 #16)からの5試合で3分2敗。
結果は出ていないが、内容はようやく上向いてきた。

立ち止まったまま、無難なパスを続けることが減った。
守備側が予測していないパスコースを突き、フリーランも増える。
マギーニョの効果で右サイドが活性化したことも大きい。
ドローは残念だが、今後に向けて評価できる内容だった。

次は中6日でC大阪戦(J1 #25)。
首位FC東京とは勝ち点8差で残り10試合。
厳しい状況だが、勝ち点を積み重ねていきたい。

■goal
14ダミアン(9) 79小林悠(11)
30ドウグラス(49) 65ヘナト・アウグスト(22)

■judge
ソンリョン(1) 5.5 1失点目はパンチミス。3分の決定機を防ぎ、2失点目も止めてはいた。
マギーニョ(26) 6.0 スペースを使って攻め上がった。21分、独走してのシュートを外す。
ジェジエウ(4) 6.0 ドウグラスを谷口と挟み込んで封じた。90+7分にはCKをヘッド。
谷口彰悟(5) 4.5 65分、パスミスから失点を招く。1分、67分にもフリーの状況でミス。
車屋紳太郎(7) 5.5 クロスを何度も上げたが、精度を欠いた。7分、ドリブルで仕掛ける。
下田北斗(22) 6.0 ロングボールと縦パスを織り交ぜる。セットプレーは味方に合わず。
守田英正(6) 5.5 細かいタッチでパスコースを作った。51分、マギーニョとのワンツー。
齋藤学(19) 6.5 12分、18分、23分とシュートを狙う。14分にアシスト。残念な負傷交代。
中村憲剛(14) 6.0 18分、齋藤学にスルーパス。ボランチに下がるとロングボールを狙う。
阿部浩之(8) 6.0 42分、54分、90+4分とシュート。素早い判断で攻撃を組み立てた。
ダミアン(9) 6.0 1ゴール。12分、78分とヘッド。ドリブルやヒールリフトでも魅せた。

■sub
35(19)長谷川竜也(16) 6.0 40分、48分、50分と左から切れ込んでシュートを放った。
69(26)馬渡和彰(17) 6.0 スルーパスで1アシスト。73分、トラップが大きく奪われる。 
78(6)小林悠(11) 6.0 短い時間で素晴らしいゴールを決めた。89分、中央でポストプレー。

■bench
新井章太(21) 山村和也(34) 脇坂泰斗(28) 知念慶(20) 

■coach
鬼木達 6.0 結果は出せなかったが、少しずつ良い内容に戻ってきた。

■referee
荒木友輔 5.5 激しい接触があっても流しすぎ。適切にファウルをとりたい。

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