2014/09/17

140913川崎4-0徳島(J1 #23)

川崎4-0徳島(等々力, 19:00KO, 18,444人)

ナビスコカップ準々決勝を挟み、2週間ぶりのJ1リーグ第23節。
アウェイで0-4と完勝(J1 #6)した徳島とのホームゲーム。

大島がU-21代表でアジア大会に参加、大久保が2試合出場停止中。
さらにケガで出れない選手が多い。
センターバックはワールドカップ中断前までのレギュラーであるジェシと井川。
ボランチに谷口、フォワードに安柄俊を入れる。

■1st half
レナトが2分、3分、4分と立て続けにビッグチャンスを作る。
徳島は防戦一方で、5分、右サイドからの小林の強いパスをトラップして、安柄俊がGK長谷川徹(31)の股を抜いて先制ゴール。
トラップからシュートまで、難しいプレーを連続する素晴らしいゴールだった。

先制してからも川崎の攻撃が続く。
中村を中心にボールを回し、安柄俊がDFを引き付けて、サイドをレナトと小林が使う。
ボランチの稲本と谷口は横一列ではなく、斜めの位置取りでパスをつないだ。
プレスをきちっとかわして、ボールを前につないでいった。

徳島は縦に入れては戻すパスワークで、シュートを放つ。
しかし、川崎の守備を崩し切るところまではいかなかった。

前半終了間際、左サイドで中村とのパス交換からレナトがクロス。
多くのパスがつながり、小林がヘディングで決めた美しいゴール。

■2nd half
後半も、川崎のペースが続く。
61分のレナト、67分のジェシとゴールは2つだけだったが、多くの決定機を作った。

守備では、84分、90+2分に徳島にゴール前を横切るクロスを入れられた。
失点はなかったが、決定的な場面を作られていた。

■summary
J1リーグで4位から2位へと浮上。
ただ、首位の浦和までの勝ち点差4は変わらず。

内容的にはもっと点を取れたと思うが、良い結果だった。
大島、大久保の不在を感じさせず、メンバーが大きく変わっても、これまでどおりのサッカーを展開することができた。
次節以降も同じようなプレーを見たい。


■goal
5安柄俊(27) 45+3小林悠(11) 61レナト(10) 67ジェシ(5)

■judge
西部洋平(21) 5.5 ほとんど出番はなかった。86分に飛び出してゴールを空けてしまった。
田中裕介(3) 6.0 攻撃では目立たなかったが、守備ではスペースを空けなかった。
ジェシ(5) 6.0 放り込みにきっちり対応する。36分のイエローは余計なプレーだった。
井川祐輔(4) 6.0 相手を抑え込む。丁寧なパスワークも安心して見ていられた。
小宮山尊信(8) 6.0 先制点が早かったため、攻め上がりを自重して守りに注力した。
稲本潤一(20) 6.5 動きまわるのは谷口に任せて、守備も攻撃もどっしりと効いていた。
谷口彰悟(15) 6.0 初のボランチ。ミスもあったが、とても良くバランスがとれていた。
中村憲剛(14) 7.0 徳島のプレスが弱かったため、中央で自由にパスを出した。
小林悠(11) 7.0 1ゴール2アシストで勝利に貢献。無数のチャンスに絡んでいた。
安柄俊(27) 6.5 先制点は高い技術から生まれた。中央でDFを引き付けてスペースを作った。
レナト(10) 7.5 素晴らしいドリブルで決定機を生み出す。もっとゴールを決めたかった。

■sub
80(10)山本真希(6) 6.0 動きまわって空いてきたスペースを埋めた。
80(8)山越享太郎(25) 5.5 パスの中継点として機能したが、左サイドをやや崩された。
90+2(27)森島康仁(9) 5.5 角度はなかったが、短い時間でシュートを放った。

■bench
新井章太(30) 中澤聡太(7) パウリーニョ(34) 金久保順(18) 

■coach
風間八宏 6.5 メンバーが大きく変えても良い内容で結果を出した。交代枠を使い切った。

■referee
上田益也 5.5 笛が遅いように感じる場面もあったが、試合をコントロールした。