2014/09/29

140927川崎1-1仙台(J1 #26)

川崎1-1仙台(等々力, 19:00KO, 18,127人)

快勝した大宮戦(J1 #25)から中3日、仙台戦。
先発は大宮戦と変わらないが、サブにケガから小宮山と森谷が戻った。

■1st half
仙台の攻撃は、FW赤嶺真吾(24)、FWウイルソン(18)へのロングボール主体。
さらにMF太田吉彰(11)が右サイドから切れ込んでくる。
高い位置からプレスをかけて、ボールを奪って速攻を仕掛けてきた。

対する川崎は、プレスをうまくかわせず、ボールロストが多い。
仙台はラインを下げて中を固めるので、前線へのクサビも入りにくい。

40分、パウリーニョが右サイドに流れてアーリークロス。
レナトがきれいに合わせたシュートは、右ポストに当たった。
このプレーでレナトは足を痛め、森谷と交代となった。

直後、仙台のカウンター。
右サイドの太田からのパスを、赤嶺がポストプレーで落とす。
CBジェシと井川のシュートブロックの間を抜いて、ウイルソンがゴール。
仙台が1点を先制する。

■2nd half
後半になると、川崎が押し込む時間帯が続く。
風間監督としては珍しく、選手交代を積極的に行う。
60分に小宮山、81分に森島を投入して、ポジションを入れ替える。

PAエリア外ではボールを持てるが、仙台の素早い寄せに手こずる。
決定的なシーンは作れず、敗色濃厚な中、90分、右サイドから中村がクロス。
森島がヘッドで決め、同点に追いつくことができた。

■summary
仙台は逃げ切ることはできなかったが、1失点で終えた。
守る時間帯が長くとも、勝ち点のために必要なプレーを全員で続けた。

川崎はボールを受ける動きが少なく、パスの選択肢が少なかった。
相手のマークがタイトなパスを選んでしまい、ボールを失うきっかけとなった。
40分、90分の決定機は、右サイドからの崩す前のアーリークロスから。
あまり見ないスタイルだが、中央を固められていたので、有効だった。

もう1点とって逆転したかったが、それでも勝ち点を拾うことができた。
首位浦和は近づかないが、少しだけ詰めることができた。


■goal
90森島康仁(9)
41ウイルソン(18)

■judge
西部洋平(21) 7.0 14分の太田、90+3分のMF野沢拓也(8)の決定的なシュートを防ぐ。
田中裕介(3) 6.0 右サイドの大きなスペースを使って、フリーでボールを受けた。
ジェシ(5) 6.5 仙台のロングボールやクロスボールをことごとくクリアした。
井川祐輔(4) 6.5 中央から左サイドまで広い範囲をカバーする。よく守った。
登里享平(23) 5.5 太田に何度も崩される。2列目に上がるも、仕掛けが消極的だった。
パウリーニョ(34) 6.0 バランス良い位置取りでボールを拾う。23分のイエローは不要。
谷口彰悟(15) 5.5 パスを受ける動きが少ない。ボランチ、左SB、またボランチに動いた。
中村憲剛(14) 6.5 受け手と意図が合わないパスが多かった。右からのクロスでアシスト。
小林悠(11) 5.0 ポストプレーでボールを失ってしまう。動き出しも少なかった。
大久保嘉人(13) 6.0 ミドルシュートを狙ったが、囲まれてボールを失ってしまう。
レナト(10) 6.0 良い動き。だが、41分のシュートをポストに当て、ケガで交代。

■sub
43(10)森谷賢太郎(19) 6.5 守備のギャップに顔を出して、ボールを受ける動きを続けた。
60(34)小宮山尊信(8) 5.5 左SBに入るが、前が詰まっていたためスペースがなかった。
81(23)森島康仁(9) 6.5 いい動き出しでマークをはがし、同点ゴール。

■bench
新井章太(30) 實藤友紀(2) 稲本潤一(20) 山本真希(6) 

■coach
風間八宏 6.0 攻勢を強めるための交代策で最低限の結果を残した。

■referee
榎本一慶 6.5 難しい場面はあまりなかったが、バランス良く裁いた。