C大阪1-3川崎(ヤンマースタジアム長居, 19:00KO, 5,734人)
ACL出場のため、ナビスコカップは予選リーグを免除されて準々決勝からの出場。
同じくACL組のセレッソ大阪との第1戦はアウェイゲーム。
セレッソは、MF扇原貴宏(2)とGKキム・ジンヒョン(21)が代表で不在。
MF山口蛍(6)やDF藤本康太(4)がケガで、メンバーを多く欠いた。
川崎は誰も代表に入らなかったが、中村がケガで欠場。
森谷をボランチに移し、右ウィングには金久保が入った。
■1st half
セレッソのプレスが弱く、ボランチの大島と森谷を中心にボールを動かす。
7分、大島が中央のスペースに抜け出してミドルシュート。
DFに当たってコースが変わり、そのままゴールが決まった。
セレッソはボールを運べず、いい形が作れない。
しかし33分、MF吉野峻光(15)の左クロスをFW南野拓実(13)が合わせて同点に追いつく。
ペナルティエリア内のマークがずれてしまい、南野をフリーにした。
■2nd half
後半、登里に代えて右SBに田中を投入。小宮山を右から左SBに回す。
セレッソのダイレクトパスがつながり、崩される。
ボールを奪っても、レナトに預けるしか攻め手がなかった。
川崎は自陣深くに押し込まれて、波状攻撃を受ける。
危ないシーンを作られたが、ゴールは決まらなかった。
57分、金久保に代えてボランチに山本を投入し、森谷を右ウィングに。
山本が間延びしたスペースを埋め、この交代でペースを掴む。
67分、大島がDFをしっかり引き付けてからラストパス。
森谷が美しいループをゴール右上に決めた。
続けて68分。レナトがPA内でドリブルを仕掛ける。
MF平野甲斐(18)が倒してしまい、PKを獲得。
倒れ方は大袈裟だったが、身体的な接触はあったので、妥当な判定。
レナトが自らPKを決めて、2点をリードして勝利した。
■summary
2戦目のホームゲームに向け、アウェイゴール3点は大きい。
スペクタクルなプレーは見れなかったが、内容は悪くなく、よい結果となった。
調子を落としているセレッソは、攻撃のパターンが少なく、脅威を感じなかった。
ペースを握ったのは、後半開始から20分程度だけ。
等々力での第2戦でもこのままリードを保ち、準決勝に進みたい。
■goal
33南野拓実(13)
7大島僚太(16) 67森谷賢太郎(19) 71PKレナト(10)
■judge
杉山力裕(1) 6.0 失点は仕方がない。守備機会は少なかったが着実にセーブ。
小宮山尊信(8) 6.0 左SBでは攻撃を防ぎきれなかったが、後半、右SBでは南野を抑えた。
實藤友紀(2) 6.0 相手FWを自由にさせなかった。89分、CKを頭で合わせる惜しいシュート。
谷口彰悟(15) 6.0 ロングボールを防ぎ、良く読みながら守った。パスワークも良かった。
登里享平(23) 5.0 南野のドリブルに翻弄された。前半だけで交代。
大島僚太(16) 6.5 中村不在の中、プレスをかわして前に向かうプレー。1ゴール。
森谷賢太郎(19) 6.5 周りとパスが合わないこともあったが、中短のパスを散らした。
金久保順(18) 5.5 中央に入りこんでパス交換に参加。サイドでは物足りなかった。
小林悠(11) 5.5 前に抜け出してボールを受けてもシュートに持ち込めなかった。
大久保嘉人(13) 5.5 下がってボールを受けようとするが、パスが入ってこなかった。
レナト(10) 6.5 左サイドをドリブルで攻略。PKを獲得して自らゴールを決める。
■sub
HT(23)田中裕介(3) 6.0 慎重なプレーが多かったが、守備を安定させた。
57(18)山本真希(6) 6.5 崩れていたバランスを回復した。劣勢を跳ね返した。
■bench
西部洋平(21) 井川祐輔(4) ジェシ(5) 稲本潤一(20) 安柄俊(27)
■coach
風間八宏 6.5 投入したカードで局面を変えた。交代枠を全て使いたかった。
■referee
高山啓義 6.5 分かりやすくストレスが少ないジャッジ。レナトのPK判定も妥当。