ウノゼロで敗れたFC東京戦(J1 #30)から中2日。
秋分の日の火曜日に、アウェイ湘南戦が開催される。
祝日の火曜日開催については理解できる。
ただ、前節は土曜日開催のため中2日で、体力的に難しい日程。
可能であれば金曜日開催と組み合わせ、中3日を確保してほしい。
引き続き、U-20代表のため大関と神田は不在。
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先発は、FC東京戦から1人だけ変わる。
新たに脇坂泰斗が先発して、ロマニッチがベンチに回る。
ベンチもロマニッチと脇坂の入れ替わりだけ。
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湘南ベルマーレは、J1リーグ6勝7分17敗で19位。
アウェイ名古屋戦(J1 #30)から中2日で、日程は川崎と同じ。
U-20代表に石井久継(77)が招集されて、不在となっている。
川崎から期限付き移籍中のゼ・ヒカルド(6)は、契約上出場できない。
2018-19年に所属した鈴木雄斗(37)は、右ウィングで先発。
2017-20年所属のGKポープ・ウィリアム(1)は、ベンチスタート。
2023-24年所属のGK上福元直人は、アキレス腱断裂で、選手登録を抹消されている。
等々力では、川崎が勝った。
250402川崎2-0湘南(J1 #8)
■1st half
湘南は鬼のようなプレスを仕掛ける。
川崎がボールを動かすたびに、素早く詰めて自由を奪う。
12分までに5本のCKを蹴るなど、川崎を押し込んだ。
川崎の反撃は、単発の個人技から。
14分、山本のクリアボールを拾ったエリソンが、ドリブルで前進。
1人で舘幸希(4)と大岩一貴(22)を引き連れてシュート。
20分が過ぎて、湘南のプレスが弱まると押し上げていく。
27分、三浦の左クロスをエリソンが脇坂に落とす。
そして28分。山本のスルーパスで駆け上がった三浦が左クロス。
脇坂が頭でコースを打ち抜いて、あっさり先制する。
その後も川崎が攻めていった。
38分、伊藤達哉が2本のミドル。
44分、エリソンの落としをVW際がミドル。
■2nd half
56分、脇坂が右FKを入れると、鈴木章斗(10)が頭上に手を掲げてハンド。
鈴木は山本に抱えられてバランスを崩し、その反動で手が上がった。
山本のファウルとも考えられるが、VARを経ても判定は変わらず、PKが与えられる。
エリソンのPKは右ポストに当たり、さらにエリソンが跳ね返りを2度シュートしたが決まらなかった。
66分、河原創がPA内でボールに手で触れるが、判定はノーハンド。
池田昌生(18)が至近でタッチしたボールが当たったとの判断と思われる。
しかし、56分の鈴木章斗のハンドPKがあっただけに、理解されにくい判定だった。
1点差のまま、80分。
三浦が縦パスをインターセプトすると、豪快に駆け上がって左クロス。
小林悠が折り返して、伊藤達哉のシュートはブロックされる。
しかし、再度小林悠が右クロスを入れ、伊藤達哉が今度はゴールを決めた。
2点差となり、残り時間は短かったが、湘南が息を吹き返す。
82分、池田昌生の左FKをファーの舘幸希が頭で合わせ、すぐ1点を返す。
さらに畳み掛けて、89分に鈴木章斗がミドル。90+5分にルイス・フェリッピ(27)がヘッド。
川崎は90+1分から3バックを組んで、辛くも逃げ切った。
■summary
湘南は序盤、強烈なプレスで主導権を握った。
多くのCKを獲得できたが、決定機までは至らなかった。
プレスは長く続けられず、2失点目を喫した80分まで攻撃は停滞した。
序盤ではなく、別のタイミングでプレスに出る方法も良かったかもしれない。
82分のゴールのあと、川崎を押し込んだ。
ルイス・フェリッピがポストプレーを成功させてCBを引き出す。
もう一歩守備を崩すことができれば、同点ゴールの可能性もあった。
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川崎は優勢な状況を長く保ち、2ゴールで勝利した。
序盤、そして終盤は湘南に主導権を握られたが、GK山口が脅かされる場面は少なかった。
最後は神橋を投入して、3バックを組んで逃げ切った。
中2日だったが、湘南に走り負けることなくプレーできた。
次は、中4日で柏戦(J1 #32)。
エリソンが累積警告で出場停止となる。
J1リーグ4位の上位対戦となるが、勝利したい。
■goal
83舘幸希(4)
28脇坂泰斗(14) 80伊藤達哉(17)
■judge
山口瑠伊(98) 6.0 18分、松本大弥(66)のミドルをセーブ。プレー機会はあまり多くなかった。
VW際(31) 6.0 26分にCKから、44分にエリソンの戻しをミドル。69分、遅延行為でイエロー。
ウレモヴィッチ(22) 6.5 背後のスペースをきっちりケア。前に出るべき局面で果敢に出ていく。
佐々木旭(5) 6.0 31分、左CKをヘッド。67分、左クロスをクリア。最後は3バック中央に入る。
三浦颯太(13) 6.5 1アシスト。2点目も起点となるインターセプト。75分、左クロスをクリア。
河原創(19) 6.0 83分の失点では舘幸希を逃してしまった。いつものように走り回って貢献した。
山本悠樹(6) 7.0 32分、トラップからターンして抜け出す。華麗なパスワークに目を見張った。
伊藤達哉(17) 6.5 連続2本目のシュートで1ゴール。38分、45+3分、54分、74分にシュート。
脇坂泰斗(14) 6.5 1ゴール。56分、FKで偶発的ながらもPK獲得。90+2分、正面から直接FK。
マルシーニョ(23) 5.5 10分、シュート。48分、エリソンのクロスに飛び込む。走力を活かした。
エリソン(9) 6.0 14分、単独でシュート。61分、右ポストに当ててPKを失敗。70分、イエロー。
■sub
62(23)宮城天(24) 5.5 75分、競り勝って三浦へパス。89分、藤井智也(50)を倒しFKを与える。
78(9)小林悠(11) 5.5 1アシスト。90+6分にスローイン、90+7分にCKを獲得。動きは少なめ。
90+1(31)神橋良汰(27) 6.0 90+11分、右クロスをカット。90+12分、ロングボールをクリア。
90+1(17)田邉秀斗(15) 5.5 90+6分、クリアボールを小林悠に渡す。90+12分、クロスを処理。
90+1(6)橘田健人(8) 5.5 河原創とペアで、広い範囲を走り回る。90+9分、左クロスをクリア。
■bench
ソンリョン(1) 土屋櫂大(39) 家長昭博(41) ロマニッチ(91)
■coach
長谷部茂利 6.5 中2日ながら選手のコンディションを見極めて勝利。選手交代は遅め。
■referee
小屋幸栄 5.5 難しいハンドPK判定が続き、その後は冷静さを欠いた。
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AT+3+12