2戦合計でYLC準決勝に勝ち上がったホーム浦和戦(YLC QF #2)から中5日。
代表ウィークが終わって、J1リーグが再開される。
U-22代表の活動を終え、土屋櫂大が復帰する。
大関と神田は、U-20ワールドカップ代表に選出された。
この試合を終えると、最長で10月19日(日)の決勝戦まで派遣される。
グループリーグで敗退した場合は、10月3日(金)までとなる。
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先発は、浦和とのYLC準々決勝第2戦から1人だけ変更。
新たに橘田健人が入り、河原創がベンチに回る。
余裕ある日程となり、先発を固定できるようになった。
ベンチには、U-22代表帰りの土屋が入り、野田が外れる。
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横浜Fマリノスは、J1リーグで6勝7分15敗の17位。
代表ウィークにYLC準々決勝で柏と対戦して、中5日。
延長戦となった川崎と異なり、90分で第2戦を終えている。
4月にスティーブ・ホランド監督、6月にパトリック・キスノーボ監督を解任。
今季3人目の大島秀夫監督が就任し、ようやく17位と降格圏から浮上した。
2020-24年に川崎に所属した遠野大弥は、6月に右アキレス腱を断裂し、長期離脱中。
2019-23年に所属の山村和也は、9月2日にウロンゴン・ウルブスFC(AUS)に移籍した。
等々力では、ドローだった。
250409川崎3-3横浜FM(J1 #5)
■1st half
4分、いきなり川崎が先制する。
LCB角田涼太朗(22)が高く上がったLSB鈴木冬一(25)へパスを出す。
VW際がこのパスをインターセプトして、ダイレクトで縦パスを入れる。
必死に戻った渡辺皓太(6)の逆を取って、伊藤達哉が左足でゴール。
マリノスは、GK朴一圭(19)からショートパスをつなぐ。
ボランチ喜田拓也(8)が展開を担うが、前線の動き出しは少なく、停滞した。
リードを奪った川崎がさらに攻め立てる。
17分、山本のスルーパスで抜け出した脇坂がラストパス。
マルシーニョがフリーでシュートするが、GK朴一圭が残した足でカットする。
19分、伊藤達哉のラストパスからエリソンが右足シュート。
42分に山本がループシュート、44分に伊藤達哉がドリブルシュート。
速攻から多くのチャンスを作るが、追加点は奪えなかった。
■2nd half
後半も川崎ペースは変わらない。
50分、山本のラストパスから脇坂がシュートする。
マリノスは51分、角田のロングボールから植中朝日(14)がシュート。
ようやく川崎の守備を崩す場面を作ることができた。
56分、川崎の勝利が決定的となった。
ジョルディ・クルークス(37)が右CKを蹴り、ゴール前から最後尾の喜田にバックパス。
喜田が少し時間を掛けたところを、素早く山本が寄せてカットする。
独走からのエリソンのシュートは、GK朴一圭が見事なセーブ。
しかし、弾いたボールに走り込んだ山本を、鈴木冬一が背後から倒してPK判定。
さらにVARの結果、鈴木冬一にはレッドカードが提示された。
エリソンがこのPKを決めて2点差となった。
■summary
マリノスの4分の失点は、角田涼太朗のパスミスから。
パスミスのあと、戻る角田はスピードを緩めてしまう。
結果的に間に合わなかったが、ミスを挽回する姿勢は見せてほしい。
川崎に速攻を仕掛けられると、陣形を整えられず決定機を作られる。
GK朴一圭の奮闘がなければ、もっと大差になったかもしれない。
61分には数的不利かつ2点ビハインドとなった。
その後、GK朴一圭と2CBは前にパスを出さず、3人でボールを回し続ける。
バランスを崩すと追加失点のリスクは大きく、攻め急ぐことを避けた。
ゴール裏からは、消極的な自チームにブーイングが向けられた。
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川崎は4分、好調の伊藤達哉が先制ゴール。
GK山口のプレー機会が少なく感じるほど、マリノスの反撃を封じた。
優勢を維持したまま、数的有利かつ追加点が入り、余裕ある展開となった。
5人を途中交代したが、マリノス側に脳震盪交代があって、あと1人交代できた。
神橋あるいは土屋を起用しても良かったかもしれない。
次は中6日でFC東京戦(J1 #30)。
無失点を続けながら、勝利したい。
■goal
4伊藤達哉(17) 62PKエリソン(9) 90+8宮城天(24)
■judge
山口瑠伊(98) 5.5 いつもより仕事は多くなかった。67分、宮市亮(23)のシュートをキャッチ。
VW際(31) 6.5 インターセプトからダイレクトで1アシスト。13分にボレー。右サイドを封鎖。
ウレモヴィッチ(22) 6.5 安定感のある守備を続ける。51分、裏へのロングボールをクリア失敗。
佐々木旭(5) 6.5 42分、ラストパスをカット。26分と90+7分、機を見てドリブルで上がった。
三浦颯太(13) 6.0 33分、喜田のスルーパスをカット。左クロスの精度はあまり高くなかった。
橘田健人(8) 6.5 54分、脇坂のFKをフリックしてシュート。機動力を活かしつつ中盤を締めた。
山本悠樹(6) 7.0 17分、脇坂へのスルーパス。42分、ループ。56分、PK奪取し、退場を呼ぶ。
伊藤達哉(17) 7.0 4分、先制ゴール。44分、シュート。19分、40分、43分にエリソンへパス。
脇坂泰斗(14) 6.5 10分、クイックFKに油断なく対応。50分、DFを剥がしてフリーでシュート。
マルシーニョ(23) 6.0 攻撃力を発揮。12分、16分にシュート。17分の決定機はGKが止める。
エリソン(9) 6.5 ゴール前の2CB間でパスを呼び込む。19分、56分にシュート。PKで1ゴール。
■sub
72(23)宮城天(24) 6.0 90+8分、ゴール前を完全に割り裂いて1ゴール。90+10分、シュート。
72(9)ロマニッチ(91) 5.5 81分、ロングボールを受ける。90+5分、ボール奪取からドリブル。
80(14)大関友翔(16) 5.5 82分、シュート。90+8分、宮城天の外周を走って、コースを生んだ。
80(6)河原創(19) 6.0 橘田と2ボランチを組む。マリノスの反撃を許さず、しっかりとクローズ。
90+4(17)田邉秀斗(15) 6.0 右ウィング。90+7分、ボールカット。90+10分、フリーでヘッド。
■bench
ソンリョン(1) 神橋良汰(27) 土屋櫂大(39) 小林悠(11)
■coach
長谷部茂利 6.0 マリノスの攻撃を封じながら、速攻からゴールを重ねて着実に勝利した。
■referee
大橋侑祐 6.5 両チームにとって違和感の少ないジャッジ。PKは妥当。鈴木冬一のイエローをVARでレッドに変更。
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AT+3+10