2024/03/10

240309川崎0-1京都(J1 #3)

川崎0-1京都(U等々力, 16:00KO, 20,757人)

9ゴールが乱れ飛んだ磐田戦(J1 #2)に競り負けて中7日。
 2戦続けてのホーム等々力開催で、京都サンガFCと対戦する。


先発は、磐田戦から4人を変更する。
 新たに先発するのはGK上福元、丸山、瀬古樹、山田新。
 GKソンリョンと佐々木旭がベンチ、高井とエリソンはベンチ外となった。

ベンチには、新たにゼ・ヒカルドとゴミスが入る。


京都サンガFCは、J1リーグで1分1敗の16位。
 2023シーズンは、12勝4分18敗で13位だった。
 川崎よりも1日短い中6日の日程となる。

2023年の対戦は、川崎の1勝1分だった。
 230503京都0-1川崎(J1 #11)
 231112川崎3-3京都(J1 #32)
 2試合ともに、小林悠がゴールを決めている。

■1st half
京都は6分、福田心之助(2)の右クロスを豊川雄太(23)がシュート。
7分、三竿雄斗(6)のCKから混戦を作り、原大智(14)のパスを川﨑颯太(7)が押し込む。
 しかし、VARで原のハンドと判定されて、ゴールは取り消される。

川崎は、山田新が18分、24分、40分に力強くシュート。
 軽い接触を流すジャッジもあって、CB麻田将吾(3)と激しくぶつかり合う。
マルシーニョも左からドリブルで仕掛ける。
 13分にオーバーヘッド、44分に山田新の落としからシュート。

山本のアンカーは安定していた。
 攻撃時にRSB橘田が横に入って、組み立てに参加する。
 瀬古樹と脇坂も絡んで、プレスを剥がして前に進んだ。
 ただ、京都のブロックは堅く、ミドルは打てなかった。

■2nd half
後半、風上に立った京都がロングボールで押してくる。
 プレスバックも早く、川崎に余裕を与えない。

川崎は前半とは異なり、プレスを抜け出せない。
 京都より先に動きが落ちて、すぐに囲まれてしまう。
 ただ、右サイドの家長に預ければ、押し上げることができた。

56分、瀬古樹がようやくミドルを放つ。
58分、左からの三浦のFK。
 丸山がきれいに合わせたが、オフサイドだった。

65分、京都が先制ゴールを決める。
 マルコ・トゥーリオ(9)の左クロスを豊川がシュート。
 GK上福元が弾いたが、クリアしきれずに川﨑颯太がゴール。

1点を追う川崎は、次々と選手を入れ替える。
 3バック2トップに組み替えて、同点を狙う。

84分、瀬川の右クロスからゴミスがシュート。
87分、ゴミスがゴールしたが、VARでオフサイドと判定される。
90+8分、三浦の右クロスがゴール前を通過した。

■summary
京都は1点を奪って逃げ切り、勝利した。
 プレスは強力で、最後まで衰えることがなかった。
 前半、川崎の前進を許しても、決定機を与えない。
 風上に立った後半は、ロングボールを原大智が収めた。
 押される時間も短くなかったが、良い結果を出した。


三浦颯太(13)。タイムアップの笛のあと、しゃがみこみました。

佐々木旭(5)と宮本優太(24)。流通経済大学の同期です。

川崎は、磐田戦に比べて守備の改善が見られた。
 エリソンは欠場したが、山田新とマルシーニョが攻撃を牽引した。

RSBで起用された橘田は、中盤に留まってビルドアップに参加した。
 その反面、家長への支援は少なく、効果的なクロスは上がらなかった。
 家長はそれでもパスの受け手となり、キープできていた。

65分に先制されてからは、反撃の手段は限られた。
 70分、山田新とマルシーニョを交代させると、推進力を失う。
 79分、瀬古樹と脇坂を下げたことにより、中盤からの崩しは少なくなった。
 GK上福元、大南、丸山がロングボールを蹴っても、前線で受けられない。

結果は出せなかったが、それほど内容は悪くはなかった。
 次は中7日、アウェイ鹿島戦(J1 #4)。
 ベストを尽くして、勝利してほしい。

■goal
65川﨑颯太(7)

■judge
上福元直人(99) 5.5 6分の豊川、85分の原のシュートを防ぐ。失点場面は、外に弾きたかった。
橘田健人(8) 5.5 RSBながら攻撃時は山本の隣に入り、組み立てに参加。40分、山田新へ縦パス。
大南拓磨(3) 5.5 カウンターをスピードで止める。51分、左クロス。57分、シュートブロック。
丸山祐市(35) 5.5 落ち着いてビルドアップ。ライン統率でリスクを減らす。18分、CKをヘッド。
三浦颯太(13) 6.0 多くの左クロスを入れる。51分、福田に抜き去られる。58分、左からのFK。
山本悠樹(77) 6.0 少し下がることで、フリーでパスを受ける。左サイドにロングパスを通した。
脇坂泰斗(14) 5.5 7本のCKは不発。42分、三竿に寄せてマイボールに。73分、ミドルを狙った。
瀬古樹(16) 5.5 27分にシュート。56分にはミドル。ミスもあったが、積極的に攻撃を牽引した。
家長昭博(41) 6.0 右ワイドで預かることでラインを上げる時間を作った。11分、72分にロスト。
山田新(20) 6.0 18分、24分、40分にシュート。力強く2CBと戦った。後半、ペースが落ちた。
マルシーニョ(23) 6.0 13分、オーバーヘッド。44分、シュート。スプリントが効果的だった。

■sub
70(23)遠野大弥(17) 5.5 73分に左から、77分に右からクロス。90+4分、フリーでパスミス。
70(20)小林悠(11) 5.0 77分、家長のクロスに飛び込む。動き出してもパスは来なかった。
79(16)瀬川祐輔(30) 6.0 84分、87分、90+7分に右クロスでチャンスを作る。守備にも戻る。
79(14)佐々木旭(5) 5.5 80分、カウンターを止めてイエロー。84分から3バックの左に入る。
84(41)ゴミス(18) 5.5 84分にシュート。87分に頭で押し込んだが、VARで取り消された。

■bench
ソンリョン(1) ヒカルド(6) 

■coach
鬼木達 5.0 一定の改善は見られたが、結果は出せなかった。橘田を残した交代策は疑問。

■referee
スミス・ルイス・ディーン(ENG) 6.0 コンタクトを許容しすぎだったが、判断は一貫していた。

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AT+6+10