走れずにドローとなった名古屋戦(J1 #22)から中2日。
台風14号が接近する中、アウェイでの柏レイソル戦。
客席に屋根がほとんどない日立台で、天気予報は雨。
ずぶ濡れも覚悟していたが、雨は降らず、快適に観戦できた。
先発は、名古屋戦から4人が変わる。
新たに登里、チャナ、小林悠、宮城天が先発する。
脇坂、知念慶、マルシーニョはベンチスタート。
山根視来は、累積警告4枚のため、出場停止。
柏レイソルは、J1リーグ13勝5分11敗の暫定6位。
日程は中6日で、川崎よりも有利な状況。
DF大南拓磨(25)は、累積警告で出場停止。
等々力での対戦は、川崎が勝っている。
220409川崎1-0柏(J1 #8)
■1st half
柏は4バックで、横に広がって組み立てる。
川崎のプレスを呼び込んでから、ロングボールを蹴っていく。
ジェジエウやシミッチに跳ね返されるが、ときにチャンスとなった。
23分、マテウス・サビオ(10)が強烈なミドル。
川崎はじわじわ柏を押し込んでいった。
ルーズボールは、シミッチを中心に回収する。
チャナや家長が落ちて、CBからのパスを受けて前を向く。
柏のマークを剥がしつつ、縦に運んでゴールに近づいた。
18分、チャナの縦パスから小林悠がシュート。
27分、宮城天のスルーパスで橘田が決定機を迎える。
橘田のファーへのシュートは、GK佐々木雅士(21)がファインセーブ。
そして38分、先制に成功する。
宮城天から家長につなぎ、最後は小林悠がGKのニアを抜いてゴール。
44分には家長がミドルシュートを放った。
■2nd half
後半、柏はプレスを強め、攻勢を仕掛ける。
右サイドのサヴィオとRSB北爪健吾(14)が優位に立っていた。
49分にサヴィオがミドル、52分にFWドウグラス(49)がシュート。
川崎は中盤が緩んできて、柏の突破を止められない。
61分、北爪の右クロスをファーのLSB三丸拡(2)がシュート。
63分、三丸がPA内のFW細谷真大(19)にループパス。
細谷はジェジエウと谷口に挟撃されつつ粘って、ドウグラスが同点ゴールを決めた。
同点となってから、川崎が押し返していく。
65分、家長のループパスから小林悠がシュート。
69分、マルシーニョの左クロスを小林悠がヘッド。
72分、交代直後の脇坂が、FKを直接狙う。
終盤にはジェジエウがFWに上がって、さらに攻勢を仕掛ける。
88分には瀬古樹、90分には遠野がミドルシュート。
90分にジェジエウ、90+5分にシミッチがヘディングシュート。
■summary
柏は、体力差を活かしつつ、ドローに持ち込んだ。
前半は川崎の攻撃を止められなかったが、後半には修正した。
シミッチの自由を奪い、CBにロングボールを蹴らせて回収する。
縦に早くボールを運び、川崎が守備ブロックを固める前にゴールを目指した。
同点ゴールは少し運に恵まれたが、押し込んでいた時間帯に生まれたもの。
勝つことはできなかったが、ドローは悪くない結果といえる。
川崎は、求めていた勝利に届かなかった。
先発4選手を入れ替えたことで、運動量は回復した。
それでも体力的には厳しかったが、柏を内容で上回る場面も多く作った。
本来ならば、名古屋戦でもターンオーバーすべきだった。
3連戦の最後の柏戦で、フレッシュな主力を起用できなかったのは残念なところ。
次は代表ウィークを挟んで、中13日のアウェイ札幌戦(J1 #31)。
しっかり休んで、楽しい攻撃を取り戻してほしい。
なお、日本代表に谷口と山根が、タイ代表にチャナが参加する。
■goal
63ドウグラス(49)
38小林悠(11)
■judge
ソンリョン(1) 6.5 後半、クロスやシュートを多くキャッチ。81分、細谷の決定機を止める。
佐々木旭(15) 6.0 いつもと逆のRSBで出場。34分、ボレー。45分、縦にドリブルしてクロス。
ジェジエウ(4) 6.0 5分にイエローをもらうが、臆さずクリアを続ける。最後はFWに上がった。
谷口彰悟(5) 6.0 落ち着いて組み立てて、ロングボールを入れる。ジェジエウと重なって失点。
登里享平(2) 5.5 低い位置でCBと横に並んでパスを受ける。50分、カット失敗で抜け出される。
シミッチ(6) 6.5 ルーズボールやハイボールを回収する。細かいタッチからパスを繰り出した。
橘田健人(8) 6.0 27分、決定機。ゴール近くでのプレーが多かった。71分からはLSBに回る。
チャナ(18) 6.0 45分、ボレー。落ちてボールに触る。CKを担当。後半は動きが少なくなった。
家長昭博(41) 6.0 1アシスト。左サイドに多く出張った。44分、ミドル。45+1分、ヘッド。
小林悠(11) 6.5 38分、先制ゴール。ポストプレーも効いた。18分、65分、69分にシュート。
宮城天(24) 5.5 左サイドから仕掛けて、クロスを供給。守備ではボールホルダーに寄せた。
■sub
62(24)マルシーニョ(23) 6.0 鋭いスプリントを繰り返す。69分、89分に左クロスを入れる。
71(18)脇坂泰斗(14) 5.5 72分、FKを直接狙った。90+5分、シミッチの頭にFKを合わせた。
71(11)知念慶(20) 5.0 79分、佐々木の縦パスをキープできず。プレー機会が少なかった。
71(2)遠野大弥(19) 5.5 左インサイドハーフから右FWに回る。90分、強烈なミドルシュート。
85(41)瀬古樹(16) 5.5 88分、縦パスをミスする。直後にミドルシュート。右IHに入った。
■bench
丹野研太(27) 山村和也(31)
■coach
鬼木達 5.5 ようやくターンオーバーしたが、勝つことはできなかった。
■referee
御厨貴文 5.5 接触プレーの多くを流した。5分のジェジエウへのイエローは厳しすぎた。
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LT+2,+5