2019/09/15

190914川崎2-0磐田(J1 #26)

川崎2-0磐田(等々力, 19:00KO, 22,571人)

YLCでは、名古屋との準々決勝を制して勝ち上がった。
代表ウィーク明けのJ1リーグで、ジュビロ磐田と対戦する。


先発は、名古屋との第2戦(YLC QF #2)から1人変更。
家長がベンチスタートとなり、長谷川が先発する。
GK新井は、今季J1リーグで初出場となる。

ベンチには、中村、ケガから復帰の登里、U22代表から戻った田中碧が入った。


磐田はJ1リーグ18位と厳しい状況。
J2への自動降格を回避できる16位鳥栖まで勝ち点9差。
ヤマハスタジアムでの対戦(J1 #17)は、1-3で川崎が勝った。

■1st half
磐田は立ち上がり、強いプレスでボールを回収する。
3分、FWルキアン(39)がドリブルで運び、FW中山仁斗(32)がシュート。
川崎の守備を完全に崩したが、右ポストに当たって跳ね返った。

川崎は左サイドを使いながら、10分あたりからペースを掴む。
中央でミドルパスを交換して、両サイドからもPAに侵入していく。
22分、守田の縦パスを受けてターンした脇坂が、ミドルシュートを決めて先制する。

35分にはCKの流れから、馬渡の右クロスを小林が競って落とす。
山村がGKカミンスキー(1)が狭めたニアを抜き、2点目が入った。

磐田はバイタルを空け、川崎のボランチに余裕を与える。
なんとかボールを奪っても、川崎のプレスバックに苦しんだ。

■2nd half
磐田はPA中央で待ち構えるルキアンへ、クロスを入れる。
ルキアンは59分、62分、65分と立て続けにシュート。
シンプルな攻撃で、少しずつ川崎ゴールに近づいた。

川崎は最終ラインを下げて、ブロックを組んで守る。
そして大きく空いたスペースを使って、カウンターを狙った。
52分に小林、60分に長谷川、64分に小林が決定機を迎える。
しかし、いずれも決められず、磐田を突き放せない。

65分、脇坂と長谷川を下げて、知念と登里を入れる。
脇坂が保っていたバランスが崩れ、ボールを保持できなくなった。
セカンドボールを拾えず、一方的に磐田に攻められた。

■summary
川崎の2ゴールは、GKカミンスキーが触りつつも止められなかった。
逆に3分に中山がポスト、65分にルキアンがバーに当てた。
4本のシュートはいずれも紙一重の差だが、川崎には運があり、磐田にはなかった。

磐田は内容的に良くはなかった。
ボールを持っても川崎にパスコースを切られてしまう。
ゴールを目指す状況でも、バックパスが多くなった。
アーリークロスをルキアンが競り勝つことができても、ゴールは遠かった。
今日の川崎に負けてしまうのは、J1残留に向けて厳しい結果といえる。


川崎は65分までは良い攻撃ができていた。
ボランチがフリーでパスを受けて、車屋にも縦への仕掛けにキレが戻った。
阿部と脇坂が、パスをもらうために背後に動くことが効果的だった。
攻めるべき時間に攻め、守るべき時間にはラインを下げて守った。

しかし、65分に脇坂と長谷川を同時に下げる采配でチームは失速。
脇坂がいなくなって、ボランチに余裕がなくなってしまう。
きつくマークされている味方にパスを入れては、ボールを失った。
磐田に主導権を握られる終盤となったが、なんとか逃げ切った。


勝つには勝ったが、力強さはなく、良い内容ではなかった。
2人同時交代ではなく、1人ずつ投入して、状況を見極めるべきだった。

次は天皇杯、J1リーグで神戸との2連戦。
まず中3日で天皇杯(天皇杯 R16)でに対戦。
しっかりと試合の流れをグリップして、勝ち上がりたい。

■goal
22脇坂泰斗(28) 35山村和也(34) 

■judge
新井章太(21) 6.0 クロスを安定してキャッチする。59分、ルキアンのシュートをキャッチ。
馬渡和彰(17) 6.0 阿部とのコンビネーションが機能する。52分、58分にシュートを放つ。
山村和也(34) 6.5 35分、移籍後初ゴール。中央を固めたが、62分にクロスを空振り。
谷口彰悟(5) 6.0 苦しみながら最終ラインを統率。21分、ルキアンを手で止めてイエロー。
車屋紳太郎(7) 6.5 サイドラインに沿って縦に仕掛けた。52分、小林に決定的なクロス。
下田北斗(22) 6.5 19分、39分にミドルシュート。長短のパスでチームを動かしていった。
守田英正(6) 6.0 厳しく相手に食らいつき、ボール奪取を重ねる。8分、ロングシュート。
阿部浩之(8) 6.5 ダイレクトパスを的確につないだ。85分のシュートはGKに止められる。
脇坂泰斗(28) 7.0 イメージと技術が融合した先制点。動きながらパスを受けて前を向いた。
長谷川竜也(16) 6.0 16分、守田のループで抜け出す。60分、下田のパスで決定機を迎えた。
小林悠(11) 6.0 52分のシュートはGKがビッグセーブ、64分のシュートは外す。1アシスト。

■sub
65(16)登里享平(2) 5.0 左ウィングに入る。複数人に囲まれてボールを失ってしまう。
65(28)知念慶(20) 5.0 役割が不明確だった。ポストプレーで良さを出せなかった。
78(11)中村憲剛(14) 5.5 プレッシングを仕掛ける。90分、中央でボールキープ。

■bench
ソンリョン(1) 田中碧(25) 家長昭博(41) ダミアン(9) 

■coach
鬼木達 5.0 先発が機能して勝利する。ただ、65分の2人同時交代で失速させてしまう。

■referee
今村義朗 5.0 まずまずのジャッジ。イエローカードを簡単に出しすぎた。

100,800views

■おまけ

噂のケンケツSHOW。
今年のかわさき一日献血大使、ワッキー氏。
市立船橋高校、専修大学サッカー部出身らしく、始球式もきちっと決めてました。