2018/09/23

180922川崎3-1名古屋(J1 #27)

川崎3-1名古屋(等々力, 19:00KO, 23,790人)

札幌戦(J1 #26)に7-0で大勝して中6日。
J1リーグでは、首位広島に勝ち点6差(未消化1試合)の2位。














2試合連続の等々力開催となった。
先発は札幌戦と同じ11人。
守田がケガで離脱していて、2試合連続で下田が先発する。
ベンチも変化がない。














名古屋はW杯中断期間までは降格圏だった。
川崎から獲得したエドゥアルド・ネット(15)をはじめ、大量補強を断行。
8月からJ1リーグで7連勝を飾り、現在12位まで順位を上げた。
アウェイでの対戦(J1 #3)は、大久保のゴールで川崎が勝っている。

■1st half
両チームとも最終ラインからパスをつなぐスタイル。
ただ、川崎はコンパクトな陣形を保ち、プレスが効いていた。
名古屋は最終ラインを上げられずに、間延びしている。

20分、大島のクロスを和泉竜司(29)がクリアミスでオウンゴール。
さらに34分。目の覚めるようなロングシュートを阿部が決める。
小林の40分、45+3分のシュートなど、多くの決定機を作った。

名古屋はネットと小林裕紀(4)が生命線。
しかし、川崎のプレスに苦しみ、前につなげなかった。

■2nd half
後半も川崎が優勢のまま進んでいく。
52分には家長が作った決定機を、小林がバーに当てる。

名古屋は前にパスを入れられない状態が続く。
しかし、59分。中盤に下がったジョー(7)が縦パスを入れる。
金井貢史(31)が中継して、さらに縦にスルーパスが通り、前田直輝(25)がゴール。

1点差となったが、63分に外しまくっていた小林がゴール。
車屋がクロスを入れ、小林が泥臭くDFに当てながら押し込んだ。

再び2点差となり、名古屋は動けなくなる。
家長や登里がドリブルしても、止め切れずラインを下げていく。
川崎に誘われて出ると背後にパスを入れられて、消耗していった。

■summary
名古屋のゴールは縦パスが2本つながり、美しかった。
しかし、それ以外は崩す意図が感じられないプレーが続いた。

ネットが封じられると、次のパッサーがいない。
全体的に球離れが遅く、川崎のプレスをまともに受ける。
ガブリエル・シャビエル(10)の欠場も響いた。














川崎は札幌戦に続いての完勝。
決定機を量産し、複数のゴールを決めた。

下田が期待以上の働きを見せている。
前を向く動きも良く、セットプレーのキッカーとしても活躍。
守田が復帰したとしても、ポジションに空きがないかもしれない。

札幌、名古屋と攻めてくるチームに勝つことができた。
今後は守ってカウンターの相手との対戦も増えると思われる。

広島はドローで、勝ち点4差(未消化1試合)に詰まった。
次は中3日で、台風で延期していた湘南戦(J1 #18)。
攻めて崩していって、結果を出したい。

■goal
20OwnGoal 34阿部浩之(8) 63小林悠(11)
59前田直輝(25)

■judge
ソンリョン(1) 6.5 30分のゴール前での混戦、60分のクロスをぎりぎりで弾き出した。
エウシーニョ(18) 6.0 攻撃回数は少なかったが、54分のクロスなど、しっかり崩した。
奈良竜樹(3) 6.5 ロングボールも入れていった。59分、前に出てしまい前田をフリーに。
谷口彰悟(5) 6.5 ジョーの強さに手こずったが、抑えきった。ラインも高く上げる。
車屋紳太郎(7) 6.5 左サイドをコンビネーションで崩す。63分、クロスでアシスト。
大島僚太(10) 6.0 省力型のプレーが続く。それでもミスはなくなり、急所を突いた。
下田北斗(22) 6.5 豊富な運動量で、ボールを素早く動かした。セットプレーでも貢献。
家長昭博(41) 7.0 別次元のドリブルとキープ力を見せた。終盤になるほど輝きを増す。
中村憲剛(14) 6.0 ネットにボールが入ると粘っこく当たる。パスワークの一角を占めた。
阿部浩之(8) 7.0 34分にゴラッソを決め、68分にも強烈なミドルを左ポストに当てた。
小林悠(11) 6.5 40分、52分と大きなチャンスを外したが、63分にダメ押しとなるゴール。

■sub
72(11)知念慶(20) 5.5 強い体幹で相手DFと競り合った。もっとチャンスに絡みたい。
78(14)登里享平(2) 6.0 囲まれてもボールを失わない。81分、PA近くでFKを獲得。
90+2(10)田中碧(32) 5.5 短い時間だったが、パスの中継点となった。

■bench
安藤駿介(24) 舞行龍(29) 鈴木雄斗(27) 長谷川竜也(16) 

■coach
鬼木達 6.5 快勝に導いた。交代枠も的確に使って危な気なく試合を終えた。

■referee
廣瀬格 6.0 吹くべきところでファウルをとった。若干川崎寄りだったか。

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 風間八宏監督(前川崎監督、元筑波大学監督)にあいさつする谷口。
 同じく車屋。
楽しそうなエウシーニョ、ネット、中村。