2015/10/07

151004川崎5-3G大阪(J1 #30)

川崎5-3G大阪(等々力, 14:00KO, 24,300人)

天皇杯を含め4戦全勝で9月を終えて、10月は上位対戦が続く。
 最初はガンバ大阪とのホームゲーム。
 前節新潟戦(J1 #29)から、田坂がケガで外れて、杉本が先発する。

ガンバは水曜日の広州恒大とのACL準決勝から中3日。
 日曜日開催となったので中3日だが、アウェイ広州からの長距離移動を挟んでいる。
 川崎戦のあとも、中2日で新潟とのナビスコカップ準決勝を控えている。
 厳しい日程だが、多くの大会で勝ち残っているわけで、悪いことではない。

アウェイでの対戦(J1 #12)は、1-1で引き分けている。

■1st half
2分、キックオフからボールを渡さないまま先制する。
 左のサイドライン沿いから中野がドリブルをスタート。
 DF2人を抜いて、PA内まで運んでからクロス。
 大久保が蹴り込んだが、背後にフリーのエウシーニョも待っていた。
 中野のドリブルが素晴らしく、完全に崩しきってのゴールだった。

川崎はいつものパスワークで、PA内まで数多くボールを運ぶ。
 ガンバはFWパトリック(29)のポストプレーを使うことが多い。
 どちらかといえば、川崎の方がいい攻撃を見せていた。

しかし、42分、左からのMF遠藤保仁(7)のクロス。
 正面に飛んだ緩いボールをGK新井がキャッチミス。
 ファンブルしたボールをパトリックに押し込まれた。
 DFで視界は遮られていたが、難しいボールではなかっただけに残念。

同点とされたが、45+3分。
 パスをつないでガンバを自陣深く押し込んでから中村がミドル。
 低い弾道を描き、左ポストに当たってゴール。
 素晴らしいシュートで、GK東口順昭(1)は動くことができなかった。

■2nd half
ガンバはMF大森晃太郎(19)に代えてMF明神智和(17)を投入。
 前半、脅威となっていた川崎の中盤を抑えにきた。
 お互いにパスワークが機能して、見応えのあるゲームとなる。

55分、中野が左から中央にドリブルで持ち込んで右足シュート。
 強いボールではなかったが、東口のタイミングを外してゴールが決まった。
 中野はプロ初ゴールとなった。

3-1となって、ガンバには疲労が見えてきた。
 このまま終わらせることができればよかったが、反撃を受ける。

65分、遠藤のCKからパトリックが決めた。
 谷口がマークを外されて、パトリックをフリーにしてしまった。

続いて71分、右からDF米倉恒貴(14)がアーリークロス。
 MF倉田秋(11)にダイレクトでゴールを決められてしまう。
 これもエウシーニョが倉田のマークを外していた。
 必ずしも崩されたわけではないが、マークの甘さを突かれてしまう。

3-3の同点となり、難しい展開となったが、74分。
 途中出場していた車屋に、中野がスルーパスを入れる。
 PA内に駆け込んだ車屋を、米倉がタックルしてPK。
 ボールに触ることができないタイミングで、米倉は判断を誤ってしまった。
 PKを大久保が決め、3回目の勝ち越し。

さらに81分。
 左サイドの小宮山からPA内の大久保に長いパスが通る。
 大久保がそのまま中央に折り返して、エウシーニョがゴール。

ガンバは2回のビハインドを良く追いついた。
 しかし、最後は攻撃を仕掛けることができず、そのまま終了した。

■summary
両チームともに技術の質が高く、ゴールが多く生まれ、面白いゲームだった。
 ガンバは連戦による疲労感を否めず、これが勝敗の分かれ目となった。
 川崎は、有利な日程を活かし、勝利することができた。

ただ、本来ならば3-1とした時点で試合を決めるべき。
 1失点目の新井のミスをはじめ、安易なミスから失点を重ね、追いつかれた。
 ミスを上回る攻撃力で結果を引き寄せたが、もっと試合をコントロールしたい。

田坂の離脱は気になるが、杉本がまずますの動きを見せた。
 次のゲームは天皇杯3回戦の京都戦(天皇杯 R32)。
 代表ウィークが挟まるため、中9日となる。

■goal
2,75PK大久保嘉人(13) 45+3中村憲剛(14) 55中野嘉大(22) 82エウシーニョ(18)
45,66パトリック(29) 71倉田秋(11)

■judge
新井章太(30) 5.0 42分、ミスで失点。65分、カウンターに飛び出しが遅れる。悪かった。
武岡優斗(17) 6.5 右サイドを広くカバー。FW宇佐美貴史(39)に仕事をさせなかった。
谷口彰悟(5) 6.0 パトリックに粘り強く対応していたが、66分、CKでマークを外した。
小宮山尊信(8) 6.5 11分のミドル、82分のゴールにつながるパスなど攻撃面で貢献。
大島僚太(16) 7.0 果敢に前を狙い、ミスが少なかった。後半は少し足が止まった。
中村憲剛(14) 7.5 前半ロスタイムに素晴らしいゴール。パスの展開力も光った。
エウシーニョ(18) 6.5 71分に倉田をフリーにして失点に関与したが、81分にはゴール。
中野嘉大(22) 8.0 1点目はドリブルで2人抜いてアシスト。プロ初ゴールとPKも呼び込む。
小林悠(11) 6.5 ゴールは決まらなかったが、鋭い動き出しときれいなトラップを見せた。
大久保嘉人(13) 7.5 2ゴール1アシスト。周囲の御膳立ても良かったが、よい出来だった。
杉本健勇(9) 6.0 キープ力は見せたが、ゴールに絡むことができなかった。

■sub
64(9)車屋紳太郎(20) 6.5 PKを奪取。ロスタイムに2本のシュート。守備は後手だった。
90(22)井川祐輔(4) 6.0 プレー機会は少なかったが、ロスタイムをゼロに抑える。

■bench
西部洋平(21) 山本真希(6) マイア(10) 森谷賢太郎(19) 船山貴之(15)

■coach
風間八宏 6.5 動かない采配が奏功して勝利した。選手交代枠を残した。

■referee
家本政明 5.5 PKも含め判定は妥当。ただ、ガンバだけに出したイエロー4枚は多い。