2015/04/19

150412川崎1-1浦和(J1 #5)

川崎1-1浦和(等々力, 17:00KO, 24,992人)

新潟戦(J1 #4)清水戦(YNC GL #3)と連勝して迎えたJ1リーグ第5節。
中3日が続いているが、いつものようにターンオーバーはなし。
清水戦でケガを負った杉本が外れて、武岡が入っている。
離脱中のFW小林悠(11)は、引き続き欠場している。

■1st half
立ち上がりは浦和はしっかり引いて守りを固める。
ボールへのプレスはかけないが、前線のスペースを制限する。

20分をすぎると、川崎が押し込みはじめる。
32分、浦和の2本目のCKから、フリーのDF槙野智章(5)がヘッドで合わせる。
バーの上を越えていく危ない場面を作られた。
続く35分、MF関根貴大(24)をドリブルで抜いた車屋が、マイナスのクロス。
速いボールを森谷がきっちりと合わせて、先制点を奪う。

■2nd half
1点を追う浦和は前線に人数をかけるようになる。
川崎はその裏を狙ったカウンターで対抗する。
前半とは異なり、どちらも素早くゴール前を目指していく。

60分あたりから、浦和がペースを握りはじめる。
多くのCKを与えたが、川崎は落ち着いて守れていた。

しかし、80分すぎからは、浦和の一方的な展開となる。
浦和の早いプレスに慌ててしまい、可能性の低いパスを選択してロストする。
波状攻撃を浴びて、守備陣も立て直す時間がなくなった。
86分に山本が投入されたものの、チームを落ち着かせることができなかった。

89分、先制点をアシストした車屋がファウル。
MF柏木陽介(8)のFKを、ニアサイドのFWズラタン(21)が頭で同点ゴール。
何本ものセットプレーに耐えていたが、最後にズラタンをフリーにしてしまった。

■summary
最後まで途切れない浦和の走力が素晴らしかった。
日程的にはACLに出場している浦和の方が厳しいが、先に川崎の足が止まった。
選手交代を3人使った浦和に対して、川崎は1人だけ。
動けなくなった選手を補うために、船山や小宮山を投入したかった。

最後の失点は残念だったが、首位の浦和相手にいいゲームを展開した。
どちらのチームも技術が高く、見ていて楽しいゲームだった。

■goal
35森谷賢太郎(19)
89ズラタン(21)

■judge
西部洋平(21) 6.0 味方へのパスやシュートセーブが良かった。失点場面は動けなかった。
武岡優斗(17) 6.0 ボールの持ち上がりもまずまず。しっかりと右サイドを守っていた。
角田誠(3) 6.5 落ち着いたボールさばきを見せた。前線へのロングボールも供給した。
谷口彰悟(5) 6.0 高さあるヘディングでハイボールを処理。ラインをコントロールした。
車屋紳太郎(20) 7.0 早く正確なクロスを多く供給。1アシスト。最後は疲れて走れず。
大島僚太(16) 6.0 少し前目のポジション。80分、ボールロストからイエローをもらう。
中村憲剛(14) 6.0 CBの間に下がりながらプレーした。パスの精度が素晴らしかった。
エウシーニョ(18) 5.5 右サイドからの攻撃は目立たなかった。守備も不安定だった。
森谷賢太郎(19) 6.5 走ってスペースを埋める。難易度の高いインサイドキックでゴール。
大久保嘉人(13) 6.0 中盤に下りてきてパスワークに参加。フォアチェックも頑張った。
レナト(10) 5.5 ドリブルでの仕掛けは良かったが、決定機を作り出せなかった。

■sub
86(19)山本真希(6) 5.0 たくさん走ったが、ボールロストもあった。チームを救えず。

■bench
新井章太(30) 井川祐輔(4) 小宮山尊信(8) 三好康児(26) 船山貴之(15) 安柄俊(27)

■coach
風間八宏 5.5 走れなくなった選手たちをピッチに残し、同点に追いつかれた。

■referee
飯田淳平 6.0 少し川崎寄りにも感じたが、まずまずのジャッジ。