2014/10/23

141022川崎2-0鳥栖(J1 #29)

川崎2-0鳥栖(等々力, 19:00KO, 10,609人)

J1リーグで2連敗。
5位まで順位を落とし、ナビスコカップも準決勝で敗退した。
よく晴れて暑かった万博でのG大阪戦(J1 #28)から、中3日の鳥栖戦。
等々力は雨で、肌寒い気候となった。
先発メンバーには森谷、山本が入り、森島、中村がベンチとなった。

■1st half
川崎が鳥栖を押し込む。
大島が山本のサポートを受け、ロングパスで攻撃を組み立てる。
コーナーキックをたくさん獲得し、鳥栖ゴールを脅かしていく。
レナト、大久保がミドルシュートを放っていた。
ガンバ戦でも良い攻撃があったが、もっとゴールに近くプレーできていた。

鳥栖は縦への長いパスを出してフォワードを走らせる。
しかし、實藤、谷口のセンターバックが対応して、危ない場面はほとんどなかった。
前半は両チームともにゴールがなかった。
鳥栖も質の高い守りを見せて見応えがあった。

■2nd half
後半開始から川崎が攻め込む。
大久保、レナトのミドルシュートをGK林彰洋(33)が弾く。
そして49分、左サイドからレナトがクロス。
小林がつぶれ、こぼれたボールを田中が美しいゴール。
大久保のような落ち着いたトラップから、相手DFに当ててゴール左上に決めた。

52分、54分とMF藤田直之(14)がイエローを2枚受けて退場となる。
1枚目は大久保、2枚目は小林が抜け出したところを止めたもの。
2枚目は厳しい判定だったが、リスクが高いプレーを選択してしまった。
鳥栖は10人となり、川崎の最終ラインとボランチにプレスに行けなくなる。
一方的な展開となってしまった。

63分、カウンターから小林がミドルシュートを決める。
大島からの縦パスのトラップはやや流れたが、素早いモーションで真っ直ぐに射抜いた美しいゴールだった。
その後、鳥栖の攻撃をしっかり抑えきり、久しぶりの勝利となった。

■summary
9月末の仙台戦(J1 #26)以降、内容を伴わないゲームが続いていた。
しかし、ガンバ戦で見せた良い攻撃を継続して、結果を出すことができた。
見ていて楽しいサッカーが戻ってきた。
このまま続けて、勝ち点を積み上げてほしい。

■goal
49田中裕介(3) 63小林悠(11)

■judge
杉山力裕(1) 6.0 出番は少なかったが、ボールキャッチに安心感があった。
田中裕介(3) 6.5 貴重な先制点を挙げる。ただ、終盤に軽率なミスパスがあった。
實藤友紀(2) 7.0 的確なラインコントロール。74分、ゴール寸前でシュートブロック。
谷口彰悟(15) 6.5 最終ラインを實藤とまとめた。気の利いたパスをボランチに供給。
登里享平(23) 6.0 攻めも守りもまずまず。イエローをもらったが、厳しい判定だった。
山本真希(6) 6.5 中盤のバランサーとして躍動。セカンドボールを多く拾った。
大島僚太(16) 6.5 厳しいマークの中、それでも強いパスを前線に供給した。
森谷賢太郎(19) 6.0 大きな動きでギャップを生み、前線の選手をサポート。
レナト(10) 6.0 決定機をたくさん迎えたが、ゴールは決まらなかった。 
小林悠(11) 7.0 個人技で圧巻のゴール。GKを外す動きも素晴らしかった。
大久保嘉人(13) 6.5 1.5列目で抜群のキープ力を見せた。積極的にミドルを放つ。

■sub
84(19)中村憲剛(14) 5.5 あまりボールに触れず。ケガを抱えて出場する展開ではなかった。
85(10)小宮山尊信(8) 5.5 左ウィングに入る。レナトより低い位置取りで試合をクローズ。
90(13)森島康仁(9) 5.5 ロングボールを競って、相手ボールにチェイシングを行った。

■bench
新井章太(30) 井川祐輔(4) 稲本潤一(20) パウリーニョ(34) 

■coach
風間八宏 6.5 見ていて楽しい攻撃を取り戻した。連戦の中、選手交代を早めるべき。

■referee
吉田寿光 5.5 全体的にはファウルを適切にとっていたが、藤田の2枚目は厳しかった。