2014/10/10

141009G大阪3-1川崎(YNC SF #1)

G大阪3-1川崎(万博記念競技場, 19:00KO, 5,482人)

ナビスコカップ準決勝、ガンバ大阪との第1戦。
小林が代表に招集されていて、中村がケガで欠場。
レナトがケガから復帰し、小宮山が右ウィング、森島がセンターフォワードに入る。
センターバックには實藤、谷口が入り、井川は左SBとして出場した。

■1st half
10分ごろまでは、ガンバのプレスをかいくぐって押し込む。
大久保やレナトがシュートを放ったが、攻勢はここまで。
その後はガンバがペースを掴むようになる。

川崎はガンバのボールホルダーに対する動き出しが遅い。
ガンバは左右のバランスが良く、広くピッチを使って攻撃する。
FWパトリック(29)のポストプレーが効いていた。

16分、DF米倉恒貴(14)がPA内でボールを受けてシュート。
寄せるのが遅くなった井川に当たり、コースが変わってゴール。

さらに28分。FW宇佐美貴史(39)にドリブルで左に運ばれる。
實藤が振り切られ、角度がないところからゴール。

■2nd half
精彩を欠いた井川に代わって金久保が入る。
ボールを運べるようになっていたが、49分。
パトリックにドリブルで持ち込まれてのゴールで、3-0となる。

57分、川崎は登里を左SBに投入する。
右ウィングの金久保とともに、攻撃は少しだけスムースになる。
ただし、ボールを受けようとする動きが少なく、パスコースを作れない。
難しいコースにパスを出してしまい、ボールロストを繰り返した。

それでも、ロスタイム。
金久保の左CKから田中が頭で決める。
3-1の敗戦だったが、アウェイゴールを1つ奪うことができた。

■summary
新潟戦(J1 #27)に続いて、内容的にも完敗だった。
ガンバに自由に攻撃されてしまった。
もっと点差が離れていてもおかしくなかったが、よく3点で抑えることができた。

第2戦は中2日で迎えるホームゲーム。
2-0で勝てば準決勝を突破できる。
不利な状況であることは否めないが、決して不可能ではない。
動ける選手をたくさん起用し、早目にゴールを決め、良い結果を出してほしい。

■goal
16米倉恒貴(14) 28宇佐美貴史(39) 49パトリック(29)
90+2田中裕介(3)

■judge
西部洋平(21) 5.0 1失点目は味方に当たり不運だった。これ以外の失点は防ぎたかった。
田中裕介(3) 5.5 ロスタイム、ヘッドを決めて第2戦に期待をつなげた。
實藤友紀(2) 5.0 28分、宇佐美に抜かれてゴールを許す。DFを統率できなかった。
谷口彰悟(15) 5.0 48分、パトリックにぶち抜かれる。ボランチへのパスは出せていた。
井川祐輔(4) 3.5 左SBは厳しかった。スピードが遅く、パトリックに振り切られる。
大島僚太(16) 5.5 フリーでボールを受けた。司令塔としてゲームを打開できなかった。
森谷賢太郎(19) 5.5 全体のバランスは崩しがちだったが、よく走っていた。
小宮山尊信(8) 5.0 右ウイングではパスがこなかった。攻撃的なポジションは物足りない。
大久保嘉人(13) 5.0 2列目でプレー。いいタイミングで放ったシュートも決まらず。
レナト(10) 5.5 ケガからの復帰戦。シュートは決まらなかったが、よかった。
森島康仁(9) 5.5 クサビのパスやクロスを受けた。もっとDFの裏を狙って動きたい。

■sub
HT(4)金久保順(18) 5.5 動いてギャップを生んだ。ただ、消えている時間も長かった。
57(8)登里享平(23) 6.0 レナトと組んで左サイドを突いた。CKを獲得する。
85(10)山本真希(6) 6.0 ハードワークを見せてくれたが、時間が少なかった。

■bench
杉山力裕(1) ジェシ(5) 稲本潤一(20) パウリーニョ(34) 

■coach
風間八宏 5.0 先発選手の組み合わせが功を奏さなかった。山本はもっと早く入れたかった。

■referee
飯田淳平 5.5 若干、川崎に優位な笛となっていた。