川崎5-4C大阪(等々力, 19:00KO, 18,124人)
セレッソ大阪とは7月12日にアウェイ(J1 #12)で対戦し、勝利している。
第12節はACLのため延期していて、1か月と短いスパンでの再戦となった。
セレッソはFW柿谷陽一朗(8)がバーゼル(スイスリーグ)に移籍。
さらにMF山口蛍(6)が負傷中。
数試合を同じメンバーで戦っている川崎が少し有利な状況。
■1st half
川崎が主導権を握りかけるが、単純なクロスから失点する。
登里がマークをミスし、MF南野拓実(13)がヘディングでゴールを決める。
しかし、ここから川崎の時間が長く続く。
セレッソは強いプレスを掛けてくるものの、余裕を持ってボールをさばく。
川崎のフリーランにセレッソのマークが間に合わず、どんどんチャンスを作る。
中央からだけでなく、右サイド、左サイドからも攻撃を仕掛ける。
10分、13分、26分、45+1分と4ゴール。
逆転して4-1となったところで前半を終えた。
■2nd half
後半、セレッソが反撃に出る。
MF扇原貴宏(2)をアンカーに投入し、システムを4-4-2から3-5-2に変える。
選手が適切に配置され、セカンドボールも拾えるようになる。
扇原の配球がとてもよく、前半とはうって変わってチャンスを作り出していく。
49分、74分のゴールであっという間に4-3と1点差になる。
しかし、81分、小林がCKのクリアボールから2点目のゴールを決めて5-3。
劣勢の中で生まれたこのゴールはとても大きかった。
セレッソもFWフォルラン(10)が美しすぎるボレーを決めたが、最後は5-4での辛勝となった。
■summary
川崎は後半、思うようにプレーができなかった。
それでも、きちんと勝利をおさめた。
4失点しても、勝ち点3がとれたことはよい結果。
試合の内容が良くなくても、勝ち点をとり続けてきたい。
前半と後半で両チームの印象が大きく変わったゲーム。
ナビスコの決勝トーナメント1回戦で再び9月に対決する。
次回対戦がどのような展開になるか、楽しみ。
■goal
10,81小林悠(11) 13大久保嘉人(13) 26PKレナト(10) 45+1中村憲剛(14)
5南野拓実(13) 49丸橋祐介(14) 74藤本康太(4) 85フォルラン(10)
■judge
杉山力裕(1) 5.0 4失点は取られすぎ。キャッチしてからのパス配給が危うかった。
實藤友紀(2) 5.5 藤本の得点シーンではボールに触りたかった。
谷口彰悟(15) 5.5 ヘッドでクロスを跳ね返した。フォルランは止め切れなかった。
小宮山尊信(8) 5.0 CBなのにSBのような攻撃参加。守備では貢献できなかった。
中村憲剛(14) 6.5 ボール回しのリズムを変えるロングボールを繰り出した。
大島僚太(16) 5.5 前半は良かったが、後半になるとボールを展開できなかった。
森谷賢太郎(19) 5.5 ゴール前まで入りこんだ。守備に多くを求めるのは難しいか。
登里享平(23) 5.0 南野のゴールではマークを外す。サイド攻撃をたくさん仕掛けていた。
小林悠(11) 7.5 2ゴール。特に2点目は素早い反応だった。さらに2本、ポストに当てる。
大久保嘉人(13) 7.0 小林へのアシストは素晴らしかった。ミドルもまずまずの精度。
レナト(10) 7.0 PK奪取から1ゴール。2アシスト。PA内に切れ込むドリブルも戻ってきた。
■sub
61(19)稲本潤一(20) 5.5 相手に食いついて守備をまとめる。簡単なミスパスが目立った。
90(10)ジェシ(5) 5.5 最終ラインに仁王立ち。いるだけで安心感があった。
90+3(11)田中裕介(3) 5.5 終了間際に投入される。右ウィングに入った。
■bench
西部洋平(21) 井川祐輔(4) 山本真希(6) 金久保順(18)
■coach
風間八宏 6.5 交代策は当たらなかった。それでも結果を出した。
■referee
吉田寿光 6.0 抑え目のジャッジで試合をコントロールした。