川崎2-0甲府(等々力, 15:00KO, 18,261人)
■1st half
前半は甲府が5バックを組んで守った。
山本・大島のボランチに早目にプレスを仕掛け、時間を与えない。
中村不在の中、山本がこまめに動いてボールを受けていた。
23分には大島からのパスで、大久保がGK岡大生(22)と1対1となる。
正確な股抜きでシュートをするが、岡が素晴らしいセーブを見せた。
甲府は自陣に川崎を引き込んで、そこからカウンターを仕掛ける。
スペースがあるのでパスが回り、よい攻撃を仕掛けていた。
FWクリスティアーノ(10)のシュートが脅威となっていた。
■2nd half
後半開始からは、川崎が攻め込む。
甲府は守備ラインを高く保てず、下がってしまう。
波状攻撃を続けて53分。
小林のワンタッチパスで山本が抜け出し、GK岡と1対1となる。
山本もシュートできたが、中央でフリーとなっていた森谷にラストパス。
森谷は相手DFに当ててしまったが、先制点が決まった。
続いてレナトが単独のドリブルで左サイドを突破。
PA内に侵入してからのセンタリングが、相手DFに当たってオウンゴール。
甲府にとってはアンラッキーだが、サイドを深くえぐったレナトの貢献が大きい。
2-0となり、甲府が攻勢に出て川崎は引き気味となる。
バランス良く守備ブロックを築き、大きく崩されることなくタイムアップ。
■summary
気温が高く、連戦かつメンバー固定。
疲労があったため、間延びして質は低くなってしまった。
ケガがあったとはいえ、このゲームでは中村を休ませた。
代わりに入った山本が、動けないチームの中で攻守に貢献した。
チームにとって良い結果をもたらした。
少しずつでもいいので、これからもフレッシュな選手を起用したい。
後半ロスタイム、MFジウシーニョ(11)がパウリーニョに足を踏まれて激高した。
負けているのに無駄な時間を使い、さらにパウリーニョに向かって中指を立てる。
こういった行為は見たくない。非常に残念だった。
■goal
53森谷賢太郎(19) 58OwnGoal
■judge
西部洋平(21) 6.0 クリスティアーノの多くのシュートを冷静にストップ。
田中裕介(3) 5.5 不要なパスミスやファウルがあった。悪くもないが、良くはなかった。
井川祐輔(4) 6.0 攻撃の起点となるが、左モモ裏を痛めて早々に交代した。
ジェシ(5) 6.5 最終ラインを安定させる。甲府のカウンターを落ち着いて防いだ。
谷口彰悟(15) 6.0 守りも頑張りながら、レナトをサポート。16分にはクリアミス。
山本真希(6) 7.0 パスを出して走った。セカンドボールをたくさん拾った。先制点のフリーランは素晴らしいが、自分で打っても良かったか。
大島僚太(16) 6.5 厳しいプレスの中、パスやミドルを狙う。もっと強くパスを入れたい。
森谷賢太郎(19) 6.5 山本の御膳立てが完璧だったが、シュートを相手に当てながら決めた。運動量は少ない。
レナト(10) 6.5 左サイドを何度も切り裂く。2点目はドリブルでゴール前まで入った。
大久保嘉人(13) 6.0 23分のシュートは決めたかったが、GK岡を誉めるべき。チャンスには絡んでいた。
小林悠(11) 6.0 ポストプレーでチャンスを作る。失敗すると甲府のカウンターの起点となった。
■sub
10(4)中澤聡太(7) 5.0 よく守っていた。68分、自陣PA内でボールロスト。軽いプレーを少なくしたい。
75(6)パウリーニョ(34) 5.5 バランスをとりながらゲームを閉じた。余分なファウルあり。
86(19)森島康仁(9) 5.5 動きすぎ。真ん中にどっしり構えても良いかと思われる。
■bench
杉山力裕(1) 小宮山尊信(8) 武岡優斗(17) 金久保順(18)
■coach
風間八宏 6.0 中村不在の中、チームがある程度機能した。交代枠を的確な時間に使った。
■referee
飯田淳平 6.0 よいジャッジ。MFジウシーニョ(11)の中指には、レッドを出すべき。