ACL決勝のため変則日程となった浦和戦(J1 #32)から中3日。
広島戦(J1 #30)から続くACL組との3連戦の最後、鹿島戦。
先発は、浦和戦から3人変更する。
新たに大島、阿部、小林悠が先発する。
ベンチにダミアンが回り、マギーニョと齋藤学はベンチ外。
登里、知念がベンチ入りする。
鹿島はミッドウィークに試合がなく、中6日。
J1リーグ首位を走っている。
今季はルヴァンカップ準決勝を含めて3回対戦し、川崎の1勝2分。
190301川崎1-1鹿島(J1 #2)
191009川崎3-1鹿島(YLC SF #1)
191013鹿島0-0川崎(YLC SF #2)
■1st half
川崎は中央でショートパスをつないでいく、
シュートは少ないが、PA近くまで攻め込んだ。
30分あたりから、川崎の運動量が落ちてくる。
パスコースを作る動きが減り、囲まれてボールを奪われた。
中盤でのプレスも緩み、鹿島の押し上げを許していく。
レオ・シルバ(4)が長短のボールを繰り出し、鹿島の攻撃をリード。
さらには川崎の安易なミスが続いてしまう。
38分、大島がゴール前でパスミスして伊藤翔(15)が決定的なシュート。
39分、守田がトラップミスをして奪われて、伊藤がシュート。
44分にはレオ・シルバの左クロスを山村が触り、ポストに当たった。
■2nd half
後半も鹿島が押し込む展開となる。
川崎が苦労してボールを確保しても、すぐに奪われてしまう。
鹿島がハーフコートで連続攻撃を仕掛け、ゴールに迫った。
51分、完全に崩して土居聖真(8)がセルジーニョ(8)にラストパス。
GK新井も引き出されて絶体絶命だったが、車屋がゴールライン上でクリア。
56分にはレオ・シルバの右クロスから、永木亮太(6)がシュート。
圧倒的に鹿島に押されながらも、62分。
家長が自ら得たFKを、山村がヘッドで合わせてゴール右に決めた。
失点した鹿島は前掛かりとなってバランスを崩す。
川崎がクリアボールをつないで、鹿島のプレスバックをかいくぐる。
56分に投入された長谷川を使って、カウンターを仕掛けた。
71分、GK新井のパンチングを阿部が囲まれつつ、左サイドの守田へ展開。
守田のロングボールから、小林がGKクォン・スンテ(1)との1対1からシュート。
左ポストに当たり戻ったボールを長谷川が押し込み、追加点を決めた。
■summary
鹿島は30分あたりから川崎を圧倒した。
後半も決定機を量産していたが、62分、セットプレーから失点してしまう。
その後は川崎のカウンターを許してしまい、勝つことができなかった。
先にゴールを奪っておきたかったところ。
内田篤人(2)が2失点に関与してしまう。
1点目は、山村の隣にいても身体を当てることなく傍観してしまう。
2点目は、こぼれ球を狙って走る長谷川を追うことがなかった。
技術は高いが、コンディションが悪く、ほとんど走らなかった。
川崎は厳しい時間帯を耐えて、セットプレーから先制点。
中3日なので仕方ないが、みるみる運動量を落としてしまった。
それでも良い結果を出し、3連勝を飾った。
次は3週間後、J1リーグ2位の横浜Fマリノス戦(J1 #33)。
首位FC東京(残り3試合)とは勝ち点5差で、4位の川崎は残り2試合。
優勝の可能性は極めて少ないが、少しでも勝ち点を積み上げたい。■goal
62山村和也(34) 71長谷川竜也(16)
■judge
新井章太(21) 6.5 積極的に前に出てボールに触る。86分、遠藤康(25)のFKをキャッチ。
守田英正(6) 6.0 39分、トラップミスから決定機を許す。71分、小林へロングフィード。
山村和也(34) 7.0 劣勢でも落ち着いて守り続ける。62分、高い打点のヘッドで先制点。
谷口彰悟(5) 6.5 ハイボールを伊藤と競って回収する。ラインを上げられずに苦しんだ。
車屋紳太郎(7) 6.0 51分、セルジーニョのシュートをライン上でクリア。65分、左クロス。
田中碧(25) 6.0 CBの間に落ちてさばく。動き出しは鈍かったが、最後まで走り切った。
大島僚太(10) 5.5 38分、パスが弱く決定機を与える。良い守備もあったが、ミスも多い。
家長昭博(41) 6.0 62分、FKでアシスト。10分、65分にも決定機。ブエノ(27)とやり合う。
脇坂泰斗(28) 5.5 序盤、多くのセットプレーを担当する。足が重く、消えてしまった。
阿部浩之(8) 6.5 何度もボールを追い直し、守備の強度を上げる。82分、知念へスルーパス。
小林悠(11) 6.0 71分、素晴らしいトラップからのシュートは左ポスト。鹿島のCBに苦しむ。
■sub
56(28)長谷川竜也(16) 6.5 広いスペースでボールを受ける。71分、ダメ押しゴール。
81(11)知念慶(20) 5.5 最前線からプレスを掛けた。84分、車屋のクロスをシュート。
90+3(8)登里享平(2) 5.5 右ウィングに入る。時間はほとんどなかった。
■bench
ソンリョン(1) 奈良竜樹(3) 下田北斗(22) ダミアン(9)
■coach
鬼木達 6.5 圧倒されていたが、長谷川の投入によって盛り返すことができた。
■referee
飯田淳平 6.0 前半は流し気味。徐々に厳しくファウルをとって、試合を落ち着かせた。
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