2019/06/02

190601川崎1-1浦和(J1 #14)

川崎1-1浦和(等々力, 19:00KO, 24,578人)

大分戦(J1 #13)に勝利してから中5日。
ACLが終わり、次週に代表ウィークを控えた浦和戦。


先発は、大分戦から2人を変更する。
新たに車屋と小林悠が先発する。
マギーニョと脇坂がベンチスタートとなった。

ベンチには、舞行龍と山村が新たに入る。
田中碧はU-22代表に招集され(5月25日~6月15日)、チームを離脱している。


浦和は5月28日、オズワルド・オリヴェイラ監督と契約解除。
新たに大槻毅監督が就任し、その初戦となる。
ACLはGLを突破したが、J1リーグは4連敗中で11位。

今シーズンはFXSCで対戦し、川崎が勝っている。
 190216川崎1-0浦和(FXSC)★
2018シーズンは、浦和のダブルだった。
 180502川崎0-2浦和(J1 #12)
 180801浦和2-0川崎(J1 #19)

■1st half
川崎は立ち上がり、浦和の5バックでのプレスに戸惑っていた。
早く寄せられて低い位置でボールを失い、カウンターを浴びる。

15分ほどで浦和の守り方に慣れると、押し込んでいく。
ダミアンや小林のポストプレーで、中央で変化を生む。
左サイドの長谷川が、10分、20分、42分とクロスを入れた。
長谷川はさらに33分、カットインして右足でシュート。

ただ、右サイドの家長は、相手を背負ってのキープができない。
右SBの車屋も、カウンターに備えて、攻撃は控え目だった。
そのため、中央と左サイドからの攻撃が多くなった。

■2nd half
浦和は、ボールホルダーに寄せるのが遅くなっていく。
パスが届いてから動き出すので、川崎に余裕を与えてしまう。
川崎は、正確にパスをつなぎつつ、5バックの隙間を狙った。

54分、長谷川から登里へ縦にスルーパス。
登里がGKとDFの間にクロスを入れると、フリーのダミアンが押し込んで先制。
その後も長谷川は、左サイドから素晴らしいクロスを入れた。
80分に小林悠、90+2分に家長に決定機をプレゼントするが、ゴールは決まらない。

1点を追い、浦和はロスタイムに反撃する。
CKからの流れでPA内でボールを動かし、90+5分、森脇良太(46)がネットを揺らした。

■summary
浦和は最初の15分ほど良いプレスを仕掛けた。
川崎のボールを高い位置で奪っては、手早くカウンター。
FWマルティノス(11)のドリブルを中心に、少ない人数で攻めた。

ただ、前半途中から川崎がペースを握った。
後半になると、浦和はほとんど攻撃できなくなる。
川崎の攻撃が続いて劣勢だったが、1失点だけで耐えた。
そして最後に森脇がゴールを決め、ドローに持ち込むことができた。


川崎はロスタイムに失点してしまった。
後半、多くの決定機を作りながら、ゴールは1つだけ。
内容では圧倒しながらも、勝ち点を失う結果となった。
残念だが、サッカーなので結果が出ないこともある。

J1リーグ首位のFC東京が勝ち、勝ち点差は4から6に広がった。
次は代表ウィークを挟み、中12日で札幌戦(J1 #15)。
夏場に向けて十分に休養して、良い内容を続けたい。

■goal
54ダミアン(9) 
90+5森脇良太(46)

■judge
ソンリョン(1) 5.5 5分、マルティノスのシュートをセーブ。プレー機会が少なかった。
車屋紳太郎(7) 5.5 いつもと逆の右SBで先発。サイドラインから離れ、中央寄りでプレー。
ジェジエウ(4) 6.5 高さとスピードでカウンターを抑え込んだ。パスワークもこなれてきた。
谷口彰悟(5) 6.5 質の高いプレーを安定して続ける。森脇のゴールはブロックしきれず。
登里享平(2) 6.5 長谷川をスルーパスで走らせる。自らも縦に抜け出して、1アシスト。
守田英正(6) 6.0 バランスを保った。77分、ワンツースリーで作った決定機はDFに当てる。
大島僚太(10) 6.5 余裕を持ってロングボールを狙う。細かいドリブルでスペースに運ぶ。
小林悠(11) 6.5 裏に抜け出してボールを呼ぶ。後半になると多くのシュートを放った。
家長昭博(41) 6.0 ロストが多かったが、徐々に改善した。90+2分、右足シュートを外す。
長谷川竜也(16) 7.0 左サイドをドリブルで切り裂く。たくさんの決定機を作り出した。
ダミアン(9) 6.5 槙野智章(5)を苦にしなかった。1ゴール。63分にも爪先でシュート。

■sub
78(7)マギーニョ(26) 5.5 右SBに入る。攻撃は自重し、スピードを活かして守った。
87(9)山村和也(34) 5.5 トップ下。ロスタイム、左コーナー近くで時間を使った。
87(11)知念慶(20) 5.5 1トップでボールを追った。ダミアンと違った強さを見せた。

■bench
新井章太(21) 舞行龍(29) 脇坂泰斗(28) 齋藤学(19)

■coach
鬼木達 6.0 良い内容で、選手交代も的確だったが、結果は出せなかった。

■referee
荒木友輔 6.0 序盤は接触に厳しかったが、その後は流し気味に。良いジャッジだった。

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