2019/04/24

190423川崎2-2蔚山現代(ACL GL #4)

川崎2-2蔚山現代(等々力, 19:00KO, 9,812人)

鳥栖戦(J1 #7)湘南戦(J1 #8)に連勝して中3日。
2週間ぶりのACLは、ここまで3試合で1勝2敗。
前節のアウェイの蔚山現代戦(ACL GL #3)は、ロスタイムの失点で敗れた。
ホームで迎える蔚山現代戦は、勝利が必要な試合となっている。


先発は、湘南戦から3人を変更した。
齋藤学と、ケガから復帰する中村、谷口が先発。
先発から外れた知念はベンチスタート、舞行龍、阿部はベンチ外となった。

長谷川はイエローカード2枚累積による出場停止で、ベンチから外れた。


蔚山現代はグループリーグ2勝1分で首位に立っている。

■1st half
川崎がボールを持つと、蔚山現代はブロックを敷いた。
ピッチの1/4くらいまで下がるため、攻めるためのスペースは少なかった。

8分、CKの流れから、大島の強いパスを小林が素晴らしいトラップ。
トラップしてから即座のシュートで、力強くファーを抜いて先制する。

蔚山現代は単純なロングボールで攻めてくる。
1トップのジュニオール・ネグラン(9)が奈良と競り、セカンドボールを狙った。

17分、シン・ジノ(10)のCK。
PAの中央で軽く触られ、パク・ヨンウ(19)が蹴り込んで同点となる。
田中碧がパク・ヨンウのマークを外し、フリーにしてしまう。

31分には馬渡のスローインを奪われてカウンターを受ける。
ネグランが中央から攻め込み、谷口をきれいに抜いてゴール。
あっさりと2点を失って、逆転を許した。

■2nd half
後半開始から知念を投入し、小林との2トップに移行。
左サイドから齋藤学が何度もドリブルを仕掛けていく。
55分の中村、62分の知念のシュートでゴールに迫る。

蔚山現代はカウンターを仕掛けつつ、クリーンに時間を使う。
シンプルな攻めだが、川崎がプレスを掛けてもボールを失わなかった。

73分に脇坂、79分にダミアンを入れて、得点を狙う。
脇坂はセットプレーでいいボールを入れ、ダミアンは前へ強く突進した。
82分、小林のミドルをGKがはじき、ダミアンと知念が同時に押し込んで同点となる。

勝ち越しを狙って、次々にゴールに迫っていくが、ゴールは決まらない。
90+2分、CKからの小林のシュートは、ニアポストを叩いた。

■summary
蔚山現代は個のキープ力が高く、簡単なミスが少なかった。
攻撃はシンプルで回数も少なかったが、2点を決めた。

川崎が終始攻め込んだが、ドローに終わった。
追いかける展開となり、18本のシュートを放った。
内容では蔚山現代を圧倒したが、結果は出せなかった。


 MOMに選ばれた齋藤学。

先発を3人代えたが、チームの力は落ちることがなかった。
最近の好調を支えた阿部が欠場したが、齋藤学が十分な働きを見せた。
選手層の厚さを強く感じることができた。


ACLは4試合を終えて1勝1分2敗の勝ち点4、GL3位。
次は、勝ち点5でGL2位の上海上港とホームで対戦(ACL GL #5)する。
GL突破の可能性は残っているため、ぜひ勝利したい。

J1リーグは中4日でアウェイ神戸戦(J1 #9)を迎える。
しっかり試合を支配して、勝ち点を重ねていきたい。

■goal
8小林悠(11) 82知念慶(20) 
17パク・ヨンウ(19) 31ジュニオール・ネグラン(9)

■judge
ソンリョン(1) 5.5 安定したキャッチングを見せる。2失点は止めるのは難しかった。
馬渡和彰(17) 5.5 スルーパスを受けクロスを入れた。攻め上がったスペースを使われる。
奈良竜樹(3) 6.0 ロングボールを最初に競り合う。57分、75分とカウンターを止めた。
谷口彰悟(5) 5.0 ケガからの復帰戦。31分、ネグランに抜き去られて2失点目を喫した。
登里享平(2) 5.5 齋藤学を手厚くサポートした。55分、中村へスルーパスを入れる。
田中碧(25) 5.0 動きが少なかった。もっと前にパスを出したい。1失点目はマークを外す。
大島僚太(10) 6.0 プレスを受けても素早く動き、正確にプレーした。1アシスト。
家長昭博(41) 5.5 疲労からか運動量少なく、73分に交代。34分、48分にシュート。
中村憲剛(14) 5.0 ケガからの復帰戦。55分に決定機を迎える。単純なパスミスもあった。
齋藤学(19) 6.0 ドリブルで何度も仕掛け、左サイドで躍動。ゴールには直結しなかった。
小林悠(11) 6.5 8分、今シーズン初ゴール。90+2分のシュートはニアポストに当てる。

■sub
HT(25)知念慶(20) 6.0 1ゴール。さらに62分、90分、90+6分と多くシュートを放った。
73(41)脇坂泰斗(28) 6.0 担当したプレースキックでチャンスを演出。90+2分にミドル。
79(14)ダミアン(9) 6.0 ゴールを目指す。82分、知念と同時に同点ゴールを蹴り込む。

■bench
新井章太(21) 鈴木雄斗(27) カイオ(44) 山村和也(34) 

■coach
鬼木達 6.0 選手を入れ替えながらも、良い内容を保った。齋藤学の起用が成功した。

■referee
アンマール・アルジネイビ 5.0 ファウルの基準が不明確。4枚のイエローカードを提示したが、出しすぎだった。

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