川崎2-0横浜FM(等々力, 19:00OK, 23,033人)
J1リーグ4連勝の後、浦和戦(J1 #19)に負けて中3日。
日曜日の19時キックオフで、風は少しあるものの、暑く厳しい気候。
先発は浦和戦から2人が変わる。
奈良と長谷川がベンチ外となり、登里と阿部が先発する。
CBは谷口と車屋が組み、登里が左SBに入る。
1トップには阿部、2列目には右から小林、中村、家長が並ぶ。
ベンチには、新たに舞行龍が入る。
横浜Fマリノスは、J1リーグで5勝5分8敗の13位。
日産での対戦(J1 #6)は、1-1のドローだった。
■1st half
マリノスはプレッシングで、大島と守田に自由を与えない。
サイドを攻めてクロスを入れてきたが、ゴール前の選手には合わなかった。
多く獲得したCKから、12分には中澤佑二(22)がヘッドを放つ。
24分の飲水タイムで、川崎は前線の組み合わせを変える。
小林を1トップ、右に家長、中央に中村、左に阿部に配置。
それまではマリノスのプレスに苦しんでいたが、スムーズな攻撃が始まった。
28分、右サイドから家長が2人を抜き去ってシュート。
さらに34分。守田が縦パスを入れて家長を走らせる。
家長はマリノスの最終ラインを置き去りにして、完璧なクロスから小林がゴール。
先制後も40分に小林のヘッド、38分、44分に阿部のシュートなど、ゴールに迫った。
■2nd half
後半開始から、再びマリノスはプレスを掛けてきた。
ボールホルダーに素早く寄せられ、ロングボールを蹴らされる。
セカンドボールも拾えなくなって、マリノスの時間が続く。
59分にはオリヴィエ・ブマル(20)と山中亮輔(24)を左サイドに投入。
フレッシュな2人に対面するエウシーニョは、上がれなくなった。
しかし、これだけ暑い中では、強いプレスは長く続けられない。
川崎はしっかりビルドアップして、71分に中村が縦にラストパスを入れる。
小林が1トラップでCBを抜き、GKとの1対1を冷静に制してゴール。
このあと、マリノスは2点を追って攻めてきた。
川崎は武岡と鈴木を右サイドに投入して、耐えていく。
ゴール前で危ない場面も作られたが、ゴールを割らせなかった。
■summary
浦和戦で決定機を外しまくった小林が、2ゴールを決めた。
マリノスの強いプレスに苦しみ、中盤でのパスワークは良くなかった。
体力を温存してチャンスを待ち、プレスが緩むとゴールを奪った。
2点リードしてからは、無理して攻めずにマリノスにボールを持たせた。
マリノスは、右CBドゥシャン(2)がボールの出し手となる。
最終ラインをしっかり押し上げて、ボールを大事につなぐ。
クロスの精度は低かったが、サイドを使った攻撃も面白かった。
次は清水戦(J1 #21)。
1週間後だが、その後はミッドウィークの試合が2週続く。
守田が3枚目のイエローカードを受けたこともあり、多くの選手を起用したい。
中村や家長なども適宜休ませながら、結果を残していきたい。
■goal
34,71小林悠(11)
■judge
ソンリョン(1) 6.0 クロスやスルーパスにしっかり対応。浴びたシュートは少なかった。
エウシーニョ(18) 6.0 攻め上がりを自制しつつ、遠藤渓太(11)やブマルの攻撃を抑える。
谷口彰悟(5) 6.5 ラインを押し上げて守り切った。31分、遠藤のカウンターを止める。
車屋紳太郎(7) 6.5 左CBから正確なパスを出した。サイドから2回、攻め上がった。
登里享平(2) 6.5 左サイドのスペースでパスを呼び込む。守備でも隙がなかった。
大島僚太(10) 6.0 プレスを受けてボールタッチは少なかった。56分、ロングシュート。
守田英正(25) 6.5 34分にスルーパスで先制点を演出。低い位置でのロストもあった。
家長昭博(41) 6.5 28分に2人を抜き去り、34分にアシスト。終盤も強いプレスを掛ける。
中村憲剛(14) 6.5 前からボールを追い、44分にGKのパスをカット。2点目をアシスト。
阿部浩之(8) 6.0 左に回ってチャンスが多くなった。攻撃を遅らせる守備も光った。
小林悠(11) 7.0 2ゴールは簡単だったが、きちんと決めた。14分にも決定機があった。
■sub
72(18)武岡優斗(17) 5.5 しっかり右サイドを守る。90+3分にブマルに独走を許す。
77(14)鈴木雄斗(27) 5.5 80分、1人でロングカウンター。シュートはできなかった。
85(8)齋藤学(37) 5.5 攻撃する機会は少なかった。87分、インターセプトして上がる。
■bench
新井章太(30) 舞行龍(29) 森谷賢太郎(19) 知念慶(20)
■coach
鬼木達 6.5 登里の先発起用、24分の前線のポジションチェンジで快勝に導いた。
■referee
上田益也 6.0 ストレスを感じさせなかった。ただ、流すべきところでプレーを止めがち。
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