ウェスタン・シドニー・ワンダラーズ1-0川崎(パラマッタ, 19:30KO(17:30JST), 9,292人)
選手を大幅に入れ替えて臨むACLグループリーグ第3戦。
GLはここまで1勝1敗。
突破のためには結果が必要な試合だったが、大胆にメンバーを落とした。
2週間で5試合をこなす中の4試合目。
ローテーションが必要な局面で、大事な試合で決断したことは評価できる。
■1st half
3分、ラビノット・ハリティ(7)が先制点を決める。
守備陣に軽い対応が続いて、あっさりと崩された。
大島、金久保を中心に組み立てるが、チャンスが作れない。
ピッチが違うせいか、パスがずれてしまう。
フレッシュなはずの選手も含めて動きが重い。
實藤、森谷の右サイドにはパスが入らず、攻撃は左サイドに偏っていく。
レナトが不在のため、登里が前に出てボールを受ける。
ケガで交代するまで何度もいい形を作っていた。
■2nd half
後半開始から、中村を投入すると見違えるように躍動する。
早い判断でパスを出して、後半10分過ぎまでいい時間に。
ただゴールは生まれなかった。
続いて入った大久保は冴えないまま、最後まで抑え込まれた。
■summary
内容も良くなく、順当な結果となった。
4連敗となり、ポジティブなところは見られなかった。
メンバーも変わって大宮戦(J1 #3)の良さは消えた。
前線の選手に与えた休養で、次のFC東京戦・多摩川クラシコ(J1 #4)で、どれだけの内容を見せてくれるか、期待したい。
■goal
3ラビノット・ハリティ(7)
■judge
西部洋平(21) 5.5 失点はチャンスなし。ハイボールになんとか対処した。
實藤友紀(2) 4.5 トラップやミスのパスが目立った。チャンスなのに残念。
ジェシ(5) 5.5 周りの足が止まった後半も危険の芽を摘んでいた。
中澤聡太(7) 5.5 危険なパスミスもあったが安定していた。
登里享平(23) 6.0 左サイドをひとりで攻略。負傷交代が残念。長引かないことを祈る。
山本真希(6) 5.5 らしくないパスミスが多かった。終盤は疲れていた。
稲本潤一(20) 5.0 パスや守備の判断ミスがあり、動けていなかった。
大島僚太(16) 5.5 中盤でボールを動かすが、いつもの出来ではなかった。
森谷賢太郎(19) 5.5 頑張って走ったが、ボールが集まらず。
金久保順(18) 5.5 前半の攻撃を引っ張った。後半も見たかった。
小林悠(11) 5.0 決定機を外した。走ってチャンスを生む。
■sub
27(23)田中裕介(3) 5.5 左サイドでも十分な活躍。
HT(18)中村憲剛(14) 6.0 チームの攻撃を活性化。時間が経つと埋没。
67(2)大久保嘉人(13) 5.0 あまり機能せず。
■bench
杉山力裕(1) 井川祐輔(4) パウリーニョ(34) レナト(10)
■coach
風間八宏 6.0 先発を代えすぎて結果は出なかった。でも必要なローテーション。交代策も悪くない。
■referee
ゴ・チョウ・カク 5.5 不可解な判定がいくつか見られたがまずまず。