2018/12/01

181201川崎2-1磐田(J1 #34)

川崎2-1磐田(等々力, 14:00KO, 24,062人)

2018シーズンもいよいよ最後の試合。
FC東京戦(J1 #33)から中6日で迎える磐田戦。

J1リーグ1位は確定しているが、最多得点かつ最少失点を目指す。
総得点55は、横浜Fマリノスと並ぶ1位。
総失点26は、FC東京に5点差の1位となっている。














先発は、FC東京戦と同じ。
田中碧も連続して先発する。
ベンチには、2種登録の宮代大聖が初めて入り、鈴木が外れた。














磐田は、ここまでJ1リーグ13位。
J1参入プレーオフに出場する16位になる可能性を残している。
この試合でドロー以上なら、J1残留が決まる。

アウェイの開幕戦(J1 #1)は、0-3で川崎が勝利している。
6月に川崎から移籍した大久保嘉人(22)も先発する。

■1st half
磐田はしっかりした守備を構築する。
前線からプレスを掛け、川崎のボランチに自由を与えない。
特にエウシーニョ、家長と対峙する左サイドは固く、崩されなかった。

攻撃は1トップの川又堅碁(20)を狙ったロングボールが多い。
31分、奈良からボールを奪い、川又が独走してシュート。
43分、中村俊輔(10)のFKを高橋祥平(41)が合わせるが、ソンリョンが防ぐ。
セットプレーと速攻でチャンスを作った。

川崎は左サイドから攻めていく。
14分、車屋が負傷交代するが、代わった登里がスペースに走り込む。
中央と右サイドからの攻撃は、磐田に封じられた。
安易なパスミスも目立ち、リズムが悪かった。


キズール(J3グルージャ盛岡マスコット)。
コムゾー、金ふろん太、金カブレラ。











■2nd half
後半開始から磐田は強いプレスを仕掛ける。
川崎はパスをつなげなかったが、5分ほどで落ち着いた。

磐田をハーフコートに押し込んでいく。
中央は固められていて、両サイドを使いながら穴を探す。
知念のポストプレーの成功率が高く、楔のパスを入れては戻し、守備を動かした。
クリアボールも拾って、連続して攻撃していく。

しかし、78分。スローインから磐田に一瞬の隙を突かれる。
松本昌也(14)が右サイドを抜け出してクロス。
大久保がファーに走り込み、ヘッドで決めた。

先制した磐田は、ラインを下げてゴール前の人数を増やす。
しかし、83分。中村のCKを奈良がヘッドで決めて同点とする。

さらに川崎が攻め続け、磐田は守勢のまま、ロスタイム。
登里の縦パスを受けた家長が、ドリブルでPA内に切れ込んで鋭いクロス。
大井健太郎(3)が足を伸ばすが、クリアできずにオウンゴール。
知念も走り込んでいたため、大井には他の選択肢はなかった。

■summary
磐田はドロー以上でJ1残留できる状況だった。
そのため、ゆっくり時間を進めつつ、守りを固めてきた。
川崎の攻撃を抑えつつ、78分に先制点を奪ったが、逆転負け。
良いゲームが出来ていたが、終盤は防戦一方となり、逃げ切れなかった。
ロスタイムの失点で16位となり、J1参入プレーオフに出場する。


川崎は、FC東京戦のようには攻撃が機能しなかった。
田中碧と守田がプレスを受け、自由がなかった。
家長と中村が2人をサポートするが、今度は前線との距離が遠くなった。
パスミスも多かったが、それでも粘り強くプレーを続け、最後に結果を出した。


シャーレを掲げる小林悠。











2018シーズンが終了した。
 勝ち点69は1位 (2位広島57)。
 勝ち数21は1位 (2位広島17)。
 負け数7は1位 (2位札幌9)。
 得失点差+30は1位 (2位広島と浦和+12)。
 総得点57は1位 (2位清水と横浜Fマリノス56)。
 総失点27は1位 (2位FC東京と鳥栖34)。

2位広島に大差を付け、J1リーグを2連覇した。
2019シーズンは、7度目のACLに加え、2度目のゼロックス・スーパー・カップに出場する。

■goal
83奈良竜樹(3) 90+4OwnGoal
78大久保嘉人(22)

■judge
ソンリョン(1) 6.5 守備機会は少ない。43分、目の前で触られたシュートを素早く防ぐ。
エウシーニョ(18) 6.0 スペースを埋められて攻め手がなかった。後半はサイドを突く。
奈良竜樹(3) 6.5 CKを2度、頭で合わせ、3度目でゴール。31分、ミスで決定機を与える。
谷口彰悟(5) 6.0 左右に広くボールを展開した。失点シーンはスライディングでかわされた。
車屋紳太郎(7) 5.5 9分、FKを与える。縦に突破していたが、14分、怪我で交代。
守田英正(25) 6.0 的確に動きながら中央でポイントとなった。24分、ミドルシュート。
田中碧(32) 6.0 早いモーションのパスやドリブルで密集地帯を打開。パスミスも見られた。
家長昭博(41) 6.5 前半は低調だったが、後半は躍動。90+4分、オウンゴールを生んだ。
中村憲剛(14) 6.5 51分、右クロスで決定機を作り、83分、CKで同点ゴールをアシスト。
長谷川竜也(16) 6.0 左サイドから仕掛ける。51分、蹴り込むだけの場面で吹かした。
知念慶(20) 6.0 DFを背負っても安定したポストプレー。20分、60分とシュートを打った。

■sub
14(7)登里享平(2) 6.5 緊急出場だったが、落ち着いて試合に入る。左サイドを崩した。
67(32)阿部浩之(8) 5.5 右サイドに入る。ダイレクトパスでリズムを作る。
79(16)齋藤学(37) 5.5 無闇に仕掛けず、周囲を活かしボールを大事にプレーした。

■bench
新井章太(30) 舞行龍(29) 下田北斗(22) 宮代大聖(33) 

■coach
鬼木達 6.5 逆転勝利に導く。車屋のアクシデントがなければ、宮代を使いたかった。

■referee
木村博之 6.0 バランス良い判定だった。川崎のパスに当たってしまうことも。

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■おまけ

川崎純情小町の宮内桃子さんと橋本朱理さん。
おそらくファイフロの取材中です。

シャーレを掲げる中村憲剛。

シャーレを掲げる田坂祐介。
(漆塗りのフロ桶を持つ登里享平)。