2018/04/12

180411川崎1-2C大阪(J1 #7)

川崎1-2C大阪(等々力, 19:00KO, 17,113人)

横浜FM戦(J1 #6)から中2日。
J1リーグでは今シーズン初の水曜日開催。
過密スケジュールのため、先発6人を変更。
武岡、エドゥアルド、登里、長谷川、大久保、小林が入る。
エウシーニョ、奈良、家長がベンチスタートとなり、車屋、中村、阿部はベンチ外。
比較的大きなターンオーバーを施して臨んだ。














C大阪は、J1リーグでここまで2勝3分1敗。
ACLでは最終節を残し、GLで2位に付けている。
FUJI XEROX SUPER CUP(FXSC)での対戦は、2-3で敗れている。

■1st half
前半は強い向かい風。ただ、風を苦にせず、攻撃は機能する。
大島とネットを中心に、セレッソのプレスを剥がして仕掛けていく。
右サイドの大きなスペースを有効に使って、武岡が上がっていった。

22分、ネットのロングフィードが風に戻されて知念の足元に。
知念は左にトラップし、GKキム・ジンヒョン(21)をかわしてゴール。
押し込む時間帯に、しっかり先制点を決めた。

セレッソは川崎を崩せなかったが、セットプレーで逆転する。
31分、丸橋祐介(31)がFKを直接蹴り込んで同点。
さらに36分、CKのクリアボールを福満隆貴(17)が頭で押し込んだ。
いずれもソンリョンの判断ミス、クリアミスがあり、失点を許した。
45分にもFKをクリアするパンチングが小さくなるなど、いいプレーができなかった。

■2nd half
セレッソは時間を使いながら、守備ブロックを敷く。
FXSCや去年のルヴァンカップ決勝(2017 YLC Final)と同じ展開となる。

55分には齋藤と守田を投入。
中央からの攻めは少なく、サイドを使っていく。
ただ、齋藤のクロスボールはタイミングが早く、中央で跳ね返される。

71分には家長を入れ、焦ることなくゴールを狙う。
時間が進むにつれて、徐々にPA内深くまで侵入していく。
89分に小林、90+2分にエドゥアルドが決定機を迎えたが、追い付けなかった。

■summary
セットプレーから簡単に2点を失って、敗戦を喫した。
広島戦(J1 #5)からの3試合は、1分2敗。
ただ、連戦の中、選手を入れ替えても悪くないプレーができた。
知念を除き、前線の先発3人が変わっても、しっかりとゴールに迫った。

セレッソは川崎との相性の良さを十分に発揮した。
1点リードして守り続けるパターンで、このところ勝利を重ねている。
攻撃を仕掛けてこないのは見ていて楽しくはないが、割り切って結果を出している。
ACLを勝ち抜けば、5月も過密日程が続く可能性が高いが、いい状況といえる。









次も中2日で仙台戦(J1 #8)。
車屋や小林など、ケガ人が増えつつある状況。
高稼働の谷口、大島、ネットを休ませつつ、良い内容を続けたい。

■goal
22知念慶(20) 
31丸橋祐介(31) 36福満隆貴(17)

■judge
ソンリョン(1) 4.5 2失点ともに大きく関与。4分、柿谷曜一朗(8)のシュートを防ぐ。
武岡優斗(17) 6.0 球離れが早く、果敢に前を狙った。バックパスが少ない。
谷口彰悟(5) 6.0 プレスを受けてもロングパスを通す。守備でも綻びがなかった。
エドゥアルド(23) 5.5 後半、クリアボールを味方につなぐ。90+2分のヘッドは外す。
登里享平(2) 5.5 簡単なパスミスが目立った。狭い右サイドを攻略できなかった。
大島僚太(10) 6.0 複数で囲まれても苦にせずプレー。後半は動きが減った。 
ネット(21) 5.5 22分、逆風を使ってアシスト。50分、足を高く上げてイエロー。
小林悠(11) 5.5 チャンスは多かったが、シュートが悪かった。89分、決定的なヘッド。
大久保嘉人(4) 6.0 トップ下でパスを呼び込む。視界広くロングボールを供給。
長谷川竜也(16) 5.5 21分、40分とシュートを放つ。ドリブルは成功せず。
知念慶(20) 6.0 素晴らしいトラップから等々力初ゴール。キープ力は示せず。

■sub
55(21)守田英正(25) 6.0 細かいステップからパスを散らし、上下に動き続けた。
55(16)齋藤学(37) 5.5 左サイドから仕掛ける。崩す前のクロスは簡単にクリアされる。
71(20)家長昭博(41) 5.5 独特のリズムでポイントを作るが、効果的につなげない。

■bench
新井章太(30) エウシーニョ(18) 奈良竜樹(3) 森谷賢太郎(19)

■coach
鬼木達 6.0 ターンオーバーを施しつつ良い内容だったが、結果を出せなかった。

■referee
佐藤隆治 5.5 おおむね妥当。接触プレーには厳しい判定が多かった。