2018/04/19

180418川崎2-2蔚山現代(ACL GL #6)

川崎2-2蔚山現代(等々力, 19:00KO, 8,422人)

仙台戦(J1 #8)から中3日。
ACLのグループリーグ最終戦は、蔚山現代と対戦。
すでに川崎はGL4位が、蔚山は2位が決まっている。














消化試合ということもあり、仙台戦から先発全員を変更。
川崎での初出場となる鈴木と下田、初先発となる齋藤と赤﨑をはじめ、目新しい布陣となった。
脇坂と田中も初めてのベンチ入りを果たした。














蔚山とのアウェイ(ACL GL #2)は、2-1で負けている。

■1st half
2分、いきなり先制に成功。
赤﨑とのワンツーパスを受けた齋藤がDFを抜いてシュート。
GKチョ・スヒョク(22)が辛くも防ぐが、跳ね返りを鈴木がダイレクトで決めた。

川崎は縦に並ぶ森谷と下田のボランチを中心にパスを回していく。
下田はワンタッチで多方向にパスを散らしつつ、果敢に前を向いて仕掛けた。
最初は前に入った森谷だが、15分あたりでアンカーに落ち、最終ラインからボールを動かした。
前線の鈴木、齋藤、赤﨑、長谷川の4人だけで何度も仕掛け、チャンスを量産した。

43分には追加点。
カウンターから赤﨑が右サイドの長谷川にパス。
長谷川はいったん中央に切り返してから左足でシュート。
DFに当たって軌道が変わり、GKの逆を突いてゴールが決まった。

蔚山はロングボールを豊田陽平(55)に入れるが、精度が低かった。

■2nd half
後半開始から、蔚山がスプリントで圧力をかけてきた。
押し込まれ、落ち着かせることができないまま失点を重ねてしまう。
47分にはCKから、50分にもクロスから決められて、あっさり同点とされた。

同点となって、しばらくすると蔚山が動きを弱める。
中盤が徐々に空きはじめ、大味な展開となった。
下田の運動量が落ち、蔚山も下田を警戒したため、前半ほど機能しなくなる。
森谷は低い位置でフリーになれていたが、前線との距離が遠かった。

お互いにチャンスは作ったが、ゴールは入らずドローに終わった。

■summary
フレッシュな陣容で、ダイナミックなプレーを見ることができた。
後半開始から10分ほど失速したとはいえ、上々の内容だった。
森谷や下田、舞行龍や鈴木など、これまで登場機会が少なかった選手の活躍が見られた。
あと2週間、ミッドウィークに試合が組まれているため、彼らを活用していきたい。

2018シーズンのACLは、グループリーグを3分3敗の4位で終えた。
開幕から2連敗スタートとなり、そのまま立て直せなかった。
3敗とはいえいずれも1点差。
厳しい内容ではなかったが、残念ながら結果が出なかった。


鈴木雄斗(27)














次は中2日で鹿島戦(J1 #9)。
相変わらずの過密日程だが、蔚山戦を回避した主力組で結果を残したい。


■goal
2鈴木雄斗(27) 43長谷川竜也(16)
47パク・ヨンウ(34) 50イ・ヨンジェ(32)

■judge
新井章太(30) 5.5 プレー機会が少なかった。2失点ともに止めるのは難しいかった。
武岡優斗(17) 5.5 右サイドでバランスを取り続けた。攻撃参加も及第点。
舞行龍(29) 5.5 パスも守りもまずまず。CKで競り負けて1失点目に関与した。
エドゥアルド(23) 5.5 ボールを奪うまでは良かった。奪ったあとのパスに精度を欠く。
登里享平(2) 5.5 25分、フリーのシュートを外す。後半は守備に追われる。
下田北斗(22) 6.5 ワンタッチパスで流動性を生んだ。前を向いて仕掛けた。
森谷賢太郎(19) 6.0 チームの底でパスを引き出し、正確なロングパスを供給した。
鈴木雄斗(27) 6.0 初出場2分にして初ゴール。30分、57分とシュートを狙った。
齋藤学(37) 6.0 2分、ドリブルで抜け出してシュート。かなり調子を上げてきたか。
長谷川竜也(16) 6.0 1ゴール。左サイドから積極的にドリブルを仕掛けた。
赤﨑秀平(9) 5.5 2得点に絡む。79分、右クロスをヘディングシュート。

■sub
69(37)脇坂泰斗(28) 5.5 トップ下で公式戦にデビュー。細かいタッチを見せた。
81(22)守田英正(25) 5.0 ボランチに入る。ボールを受けたが、細かなパスミスも目立った。
84(9)知念慶(20) 5.0 1トップ。プレー機会は少なかった。

■bench
安藤駿介(24) 奈良竜樹(3) 田坂祐介(6) 田中碧(32)

■coach
鬼木達 6.5 ターンオーバーを実施しながらも、良い内容に導いた。

■referee
ハミス・アルマッリ 6.0 基準が明確で、判断がぶれなかった。