2015/09/20

150919川崎6-1名古屋(J1 #28)

川崎6-1名古屋(等々力, 19:00KO, 20,238人)

甲府戦(J1 #27)でJ1リーグ3連敗を止めて中6日の名古屋戦。

先発は甲府戦とまったく同じ。
機能しなかった中野も引き続き先発する。

名古屋とは、3月に等々力で負け(YNC GL #1)5月に豊田で勝っている(J1 #11)
3月の負けは痛く、結果的にナビスコで川崎は予選敗退し、名古屋は勝ち進んだ。
その名古屋は、ナビスコの準々決勝で、ガンバ大阪にPK戦で負けてしまった。
天皇杯でも2回戦でJ3の町田に負けていて、J1リーグでも連敗中。

■1st half
立ち上がりから川崎がペースを握る。
名古屋は引きながら最終ラインを固めてくる。
ただ、中盤のマークが緩く、大島と中村を捕まえられない。
川崎はボランチからFWに向かって縦に早い攻撃を仕掛けた。
12分、大久保が決定的なヘディングシュートを外すなど、ゴールは決まらないが、いい攻撃を続ける。

名古屋はカウンター主体の戦術だった。
守りに人数を割いているので、前線は個人の能力頼み。
FW川又堅碁(32)は活かせておらず、FW永井謙佑(11)のスピードだけが勝負どころ。
いい形を作れたのは20分すぎからの10分間程度。
22分のループシュート、24分のクロスなど、永井が孤軍奮闘する。

30分を過ぎると、再び川崎の時間となった。
35分、中村のクロスからのクリアボールを、小林がPA内で拾う。
マークに来たMF小川佳純(10)をフェイントで置き去りにしてゴール。
トラップからシュートまで美しい流れで、個人の力で局面を打開した。

名古屋の最終ラインは前半から疲弊してしまい、素早くマークできない。
43分には田坂、45分には大久保にバイタルからのミドルを連続で決められる。
どちらもきれいなゴールだったが、名古屋は寄せていなかった。

■2nd half
3点差となって、後半開始から名古屋は2人を交代する。
投入されたFW野田隆之介(9)は機能したが、川又を残したのは疑問。
前半に引き続き、プレスを効かることはできなかった。

川崎が面白いようにボールを回していく。
57分、大久保から田坂へのスルーパスが通る。
田坂からゴール前のエウシーニョにラストパスが供給されて4点目。

67分、今度は田坂から中野へのスルーパス。
中野がゴール前の大久保にラストパスを出して5点目。
前半の3点は個人技だったが、4点目、5点目は多くのパスで崩し切ってのゴール。

永井がケガで退場し、10人となった名古屋に1点を返される。
大島とエウシーニョがお見合いしてクリアできずに失点。
5点差だったので結果に影響はなかったが、集中力を切らしてしまった。

ロスタイム、カウンターから大久保が6点目を決め、ハットトリック。
杉本と大久保が抜け出して、DF牟田雄祐(3)だけが残る2対1の状況。
追走するべきDF竹内彬(2)は、ゆっくり戻るだけだった。
疲れているのは分かるが、せめて全力で走ってもらいたい。

■summary
名古屋は体力を温存する戦術だったが、中盤のマークが緩すぎた。
前線からチェックに行かなかったので、この結果は当然といえる。

降格圏は遠いものの、ケガ人が多く、苦しい状況。
攻撃も単発で厚みなく、守備も崩壊させられた。
後半途中で諦めて、気力も見せることなくやられ続けた。


川崎は田坂と小林の復帰が大きく、それぞれの個の力が融合した。
面白い攻撃が続き、これ以上ない内容で、これ以上ない結果となった。
この内容を続けることができれば、タイトルは確実に獲れる。
ただ、これを続けることができないのがこれまでの川崎。
失点シーンの集中力の欠如など、課題が残っている。

■goal
35小林悠(11) 43田坂祐介(35) 45,67,90+3大久保嘉人(13) 57エウシーニョ(18)
75田中マルクス闘莉王(4)

■judge
新井章太(30) 6.0 プレー機会は少なかった。リスタートのボール供給が安定していた。
武岡優斗(17) 6.5 永井のスピードに苦戦しながら守った。攻め上がりは抑え気味。
谷口彰悟(5) 7.0 ハイボールで川又に競り勝ち、安全に処理した。パス出しも良好。
小宮山尊信(8) 6.5 守備で安定していた。タイミング良く上がることで中野をサポート。
大島僚太(16) 7.0 ゴールに向かう意識が強く、ドリブル、パスも早くて積極的だった。
中村憲剛(14) 7.0 パスの技術が光った。前に出ていく必要もなく、スペースを埋める。
エウシーニョ(18) 6.5 4点目を決める。ボランチをサポートしながら前線にも顔を出す。
中野嘉大(22) 6.5 サイドや中央でドリブルを仕掛ける。大久保の2点目をアシスト。
小林悠(11) 7.5 素晴らしい個人技で先制ゴールを決める。良い状態に戻してきた。
大久保嘉人(13) 8.0 3ゴール。12分に決定機を外すが、高い技術で次々にゴールを奪う。
田坂祐介(35) 7.0 落ちてきて受けるポストプレーが的確だった。ゴールも美しかった。

■sub
65(11)杉本健勇(9) 6.5 4点差となってはいたが、好調さを見せた。最後にアシスト。
77(35)マイア(10) 5.5 CKを担当する。チームと連動するにはまだ時間が必要。
90+1(22)山本真希(6) 5.5 名古屋がやる気を失っていたが、ゲームをクローズ。

■bench
西部洋平(21) 井川祐輔(4) 森谷賢太郎(19) 船山貴之(15)

■coach
風間八宏 7.0 采配を振るう必要もない展開。交代枠もきっちり使い切る。

■referee
吉田寿光 7.0 ファウルの判断が的確。両チームに偏りのないジャッジだった。