J3リーグが設立されて2年目の開幕戦。
Jリーグ・アンダー22選抜も2年目のJ3リーグへの参加となる。
J1リーグとJ2リーグに所属する22歳以下の選手で構成される即席チーム。
2008年と2010年に川崎の監督だった高畠勉が、監督を務める。
(J22選抜は、2014年と2015年の2年間で活動を終了した)
2014シーズン、川崎からの参加はなかった。
今年は大島、中野、三好、板倉の4選手が登録。
中野は大卒1年目、大島は高卒5年目だが、2人とも早生まれで登録された。
川崎の主力となっている大島は、J22選抜に参加する可能性は少ない。
ただ、J1リーグがない週の招集を想定しているのかもしれない。
J1で2試合ベンチ入りしている三好を含め、貴重な機会になる。
開幕戦に招集された板倉滉は、背番号4番。
U-18からの昇格2年目で、プロとしてのデビュー戦となる。
4バックの左センターバックで出場した。
相模原の元日本代表FW高原直泰(10)は逆側で、マッチアップしたのは井上平(7)。
CBを組んだ茂木力也(13,浦和)は身長174cmと低く、相模原の攻撃で狙われる。
186cmの板倉がヘディングを披露する機会は少なかった。
ビルドアップでは、フリーな位置に素早く動いた。
中盤が厳しくマークされていて、ロングボールをFWに蹴ることが多かったが、精度はそれほど高くはなかった。
ラインを上げるところ。 赤いユニの右から2人目が板倉。 |
21分、ヘディングを空振りして決定機を与える。
56分の2失点目のシーンは、近くに入ったボールに競ることができず。
61分にもクリアミスから決定的なシュートを許した。
CBなので、チームが3失点した以上、悪いシーンが目立った。
ただ、ラインを統率して、バランスに気を配りながら守っていた。
板倉自身も含め、経験が浅い選手が多く、守備が機能しなかった。
前線には鈴木武蔵(9,新潟)、石毛秀樹(8,清水)なども入っていた。
ただ、単発な攻撃に終わっていた。
■judge
板倉滉(4) 5.0 チームとしての出来が悪く3失点。苦いデビュー戦となったが、これから経験を積んでいってほしい。
試合後、サポーターへの挨拶。 左から2人目が板倉滉。 |