2018/08/20

180819広島1-2川崎(J1 #23)

広島1-2川崎(エディオンスタジアム広島, 19:00KO, 14,211人)

スコアレスドローに終わった鳥栖戦(J1 #22)から中3日。
J1リーグで2位に浮上し、首位の広島との対戦を迎える。
勝ち点9差(未消化1試合)と大きいが、大事な試合。

日曜日の夜の遠距離アウェイは、現地観戦の条件は厳しくなる。
1位2位の直接対決だが、観客数は14,211人と多くなかった。














先発は、4試合連続で同じ顔ぶれ。
ベンチからは森谷が外れ、田坂が入った。















広島は好調を維持し、首位に立つ。
等々力での対戦(J1 #5)は、広島がパトリック(39)のゴールで勝っている。

■1st half
広島はパトリックと渡大生(20)がプレスをかける。
中盤と連動しながら、素早く強くボールホルダーに寄せる。
川崎の最終ラインとボランチに、余裕を与えなかった。

そして川崎がハーフラインを越えると、ブロックを組む。
清水戦(J1 #21)や鳥栖戦のようにはスムースな攻撃はできなかった。
45+1分、前半唯一のCKから車屋がバーに当てた。

広島はパトリックへのロングボール主体の攻撃。
37分にはパトリックが惜しいヘッドを放つ。
43分には渡がGKとの1対1となったが、ソンリョンに当てた。

極めて上質な前半。
両チームとも素晴らしく、時間が過ぎるのが早かった。

■2nd half
先制点は56分。
 右サイドから柴﨑晃誠(30)がクロスを入れる。
 パトリックがエウシーニョと谷口の2人に挟まれながらも、ヘッドで決める。
 クロスも体勢も完璧ではなかったが、素晴らしい決定力だった。

先制後の広島は足が止まり、フォアチェックできなくなる。
 川崎が押し込み、ゴール前を固めるブロックを揺さぶっていく。
 63分、守田のループパスで抜け出したエウシーニョが右からクロス。
 中央の小林が流し込み、完全に崩しきって同点とした。

同点となっても、落ち着いて攻めていく。
 76分、家長が右サイドを破り、クロスを千葉和彦(5)がハンド。
 必死に追いかけた千葉に余裕はなかったが、手を上げるべきではなかった。
 GK林卓人(1)に触られつつも、小林がPKを決めた。

■summary
広島は守備を固めつつ、パトリックを使った。
 圧倒的なパワーを活かして、優位な局面もあった。
 先制したものの、その後はみるみる動きが落ちて、逆転を許した。

パトリック個人に攻撃を頼りすぎな面がある。
 中盤で青山敏弘(6)や稲垣祥(15)が縦に攻略するパターンが増えると、観ていて楽しくなると思う。
 途中出場した川辺駿(36)を最初から起用すれば、守備に不安はあっても攻撃的に出れる。















川崎はプレスに苦しみながら、それでも逃げずにパスをつないだ。
 ショートパスを繰り返して、徐々に広島の体力を奪っていった。
 無理に攻め急がずに、たとえボールロストしても素早く守ることができる体勢を保つ。
 先制ゴールは許しても、面白いように縦横にパスを散らして攻略した。

守備ではロングボールに手を焼きつつ、崩されなかった。
 バランスを保ち、パスコースを切り、広島のパスミスを誘った。

首位攻防戦は素晴らしい攻防が繰り広げられた。
 紙一重の内容で、見応えのあるゲームだった。

ただ、これでも勝ち点は6差。
 じっくりと追いかけていくしかない。
 引き続き、内容を追い求め、結果を出したい。

次戦は中2日で湘南戦(天皇杯R16)。
 天皇杯は大事なタイトルだが、次の仙台戦(J1 #24)も中2日でやってくる。
 しっかりターンオーバーして、主力を休ませたい。

■goal
57パトリック(39)
63, 78PK小林悠(11)

■judge
ソンリョン(1) 6.5 43分、渡との1対1をブロック。安定してハイボールをキャッチする。
エウシーニョ(18) 6.5 右サイドで佐々木翔(19)を崩す。1アシスト。上がると背後を狙われた。
谷口彰悟(5) 6.0 パトリックと渡り合う。斜めのパスを入れて攻撃の起点になる。
車屋紳太郎(7) 6.5 35分にロングシュート、45+1分にCKをバーに当てる。CBだが前への意識が強い。
登里享平(2) 6.0 71分、ドリブルで中央突破してからシュート。サイドからも仕掛けたい。
大島僚太(10) 6.0 周りを動かして、次のプレーに備えて選択肢を増やした。動きは少なかった。
守田英正(25) 6.5 トリッキーな縦パスを入れてはリズムを変えた。ボールを狩る守備も万全。
家長昭博(41) 7.0 終盤にサイドで憎らしいまでに圧巻のキープ力を見せる。76分、PKを獲得。
中村憲剛(14) 6.0 ボランチ横に下がってボールを受ける。全体を落ち着かせながら、組み立てた。
阿部浩之(8) 6.5 自在に動いて、楔のパスを受けては散らした。スペースを埋める守備も鉄壁。
小林悠(11) 7.0 多くのシュートを放ち、攻撃を牽引。2ゴール。PKはGK林に触られてギリギリだった。

■sub
85(14)知念慶(20) 6.0 前線からの強いプレスと高いキープ力で時間を使った。
88(8)鈴木雄斗(27) 5.5 右サイドで守備ブロックに入った。
90+4(11)田坂祐介(6) 5.5 時間が短く、プレー機会は少なかった。

■bench
新井章太(30) 武岡優斗(17) 舞行龍(29) 齋藤学(37)

■coach
鬼木達 6.5 連戦を踏まえたプランで勝利を呼んだ。交代は遅くなった。

■referee
福島孝一郎 5.0 アドバンテージをとらず、プレーが中断しがち。PKは妥当。

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