C大阪戦(J1 #35)に敗れて中13日。
J1リーグ第36節は、ホーム等々力に岡山を迎える。
残り3節となった現在、勝ち点56の7位。
3位から10位までの可能性があり、少しでも上に行きたい。
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先発はC大阪戦から2人を変更する。
新たにウレモヴィッチと橘田健人が入り、佐々木旭がCBからLSBに回る。
先発を外れた田邉秀斗と山本悠樹は、ベンチに座る。
ベンチには、新たに車屋紳太郎と名願斗哉が入る。
車屋は、7月19日に負傷した右ヒラメ筋肉離れから復帰する。
神橋良汰と宮城天の2人が外れている。
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ファジアーノ岡山は、J1リーグ11勝8分16敗の15位。
残り3試合で、降格圏18位横浜FCと勝ち点9差。
初参戦のJ1リーグで、残留をほぼ手中にしている。
前節FC東京戦(J1 #35)から中13日で、川崎と同じ日程。
立田悠悟(2)と鈴木喜丈(43)が累積警告で出場停止。
FC東京戦(J1 #35)の3バックの外側の2人を欠く。
アウェイでは、スコアレスドローだった。
250316岡山0-0川崎(J1 #6)
■1st half
岡山は、ルカオ(99)のポストプレーで起点を作る。
とはいえロングボールに頼ることなく、細かくパスをつないでルカオに渡す。
15分、江坂任(8)のスルーパスで木村太哉(27)が抜け出すが、GK山口瑠伊がセーブ。
山本悠樹を欠く川崎は、優勢ながらもゴール前を崩せない。
岡山のプレスを受けて、CBからのロングボールが多くなった。
多少の無理があってもエリソンが受け止めて、
12分に橘田健人、28分に脇坂泰斗がミドル。
43分、橘田健人が右ポケットの河原創にパスを入れる。
右クロスをエリソンが頭で合わせたが、GKスベンド・ブローダーセン(49)が掻き出した。
■2nd half
後半、岡山の動きが落ち、川崎が押していく。
50分、54分、55分、57分、60分とエリソンが立て続けにシュート。
この時間帯はかなり優勢だったが、先制できなかった。
67分、イエローを受けていたエリソンがロマニッチと交代する。
同時に家長昭博も入って遅攻が多くなり、シュートは少なくなった。
岡山は、ルカオがウレモヴィッチに封じられ、拠点を失う。
自陣深くに押し込められて、前進できなくなった。
84分、伊藤達哉が左から仕掛け、こぼれたボールを山本悠樹がミドル。
DFに当たってコースが変わり、好守を続けるGKブローダーセンの牙城を破った。
リードされた岡山は、シンプルに同点を狙う。
90分、神谷優太(33)の右FKがゴール前を流れる。
そして90+5分、佐藤龍之介(39)が左クロスを上げる。
右サイドから走り込んだ松本昌也(28)が同点ゴールを決めた。
LSB佐々木旭は中央に絞っていて、左ウィングの田邉が追ったが振り切られた。
■summary
岡山は、あまり攻撃が機能しなかった。
ルカオ(99)のポスト、佐藤龍之介(39)のドリブル、江坂任(8)のパスと良さはあった。
それでも個人技を有機的に活用できず、チャンスは少なかった。
松本昌也の同点ゴールでドローに持ち込んだが、再現性は高くない。
J1リーグ初昇格のシーズンで、J1残留が確定した。
川崎戦を含めて9試合勝利がなく、最後に勝ったのは8月23日。
失速中ともいえるが、それまでの貯金が大きく効いた。
2年目以降、どのようにJ1リーグに定着するかが大きな課題となる。
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川崎は優勢に進めながら、ロスタイムの失点でドローに終わった。
先制ゴールは84分と遅くはなったが、あとは逃げ切るだけだった。
岡山は、FWウェリック・ポポ(98)にシンプルに放り込んだ。
高さのある田邉秀斗を投入したが、松本を抑えられなかった。
次は中21日で、ホーム最終戦となる広島戦(J1 #37)。
悪くない内容を見せてほしい。
■goal
84山本悠樹(6)
90+5松本昌也(28)
■judge
山口瑠伊(98) 6.0 15分、木村太哉との1対1をセーブ。プレー機会は少なかったが安定していた。
VW際(31) 6.0 45分、ボレー。54分、エリソンへの右クロス。75分、PA内右からシュート。
ジェジエウ(4) 5.5 15分、木村太哉に抜け出される。90+6分、前線に上がってオーバーヘッド。
ウレモヴィッチ(22) 6.0 特に後半、ルカオを完全に抑えた。6分、CKを頭でエリソンに落とす。
佐々木旭(5) 5.5 58分、マルシーニョと組んでPA内に進出する。72分、ロマニッチへ左クロス。
橘田健人(8) 6.0 12分、脇坂のパスを強烈なミドル。機を見たプレスで未然にカウンターを防ぐ。
河原創(19) 5.5 パスやトラップのミスが目立つ。43分、右クロス。90+4分、ロングシュート。
伊藤達哉(17) 6.5 目の前の相手をドリブルで突破してチャンスを作る。49分、右からミドル。
脇坂泰斗(14) 6.0 28分、ミドル。バランスを保ちつつプレスを先導する。セットプレーを担当。
マルシーニョ(23) 5.5 スプリントして縦パスの受け手となった。50分、エリソンへラストパス。
エリソン(9) 6.0 力強くポストプレー。44分、イエロー。6分、43分、54分に決定的なシュート。
■sub
66(9)ロマニッチ(91) 5.5 90+1分、VW際のパスから右サイドを独走して、大関へラストパス。
66(23)家長昭博(41) 5.5 ショートパスを繰り返す。73分、76分に右クロス。81分、ミドル。
77(14)大関友翔(16) 5.5 トップ下。強くプレス。90+1分、決定機もシュートは当たり損ね。
77(8)山本悠樹(6) 6.5 ミドルで1ゴール。90+4分、サイドチェンジを奪われて失点に繋がった。
90+3(17)田邉秀斗(15) 4.5 クローズするために投入されたが、松本昌也に同点ゴールを許す。
■bench
安藤駿介(21) 車屋紳太郎(7) 名願斗哉(29) 小林悠(11)
■coach
長谷部茂利 6.0 的確な選手交代だったが、結果的に逃げ切れなかった。
■referee
清水勇人 6.5 偏りが少ないジャッジを続ける。
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AT+5+6


