2025/11/03

251025C大阪2-0川崎(J1 #35)

C大阪2-0川崎(ヨドコウ桜スタジアム, 15:00KO, 17,360人)

両チーム合計8ゴールが乱れ飛んだ清水戦(J1 #34)から中5日。
 アウェイのC大阪戦は、雨が断続的に降り続いた。

ロマニッチとウレモヴィッチは、出場停止が終わって復帰する。


先発は、清水戦から変更なし。
 ウレモヴィッチが出場停止から戻ったが、続けてジェジエウを起用する。

ベンチは、3人を変更する。
 新たにGK安藤、出場停止明けのウレモヴィッチとロマニッチが入る。
 GKソンリョンが外国籍枠のため外れ、そして土屋と野田も外れる。


セレッソ大阪は、J1リーグ12勝10分12敗の10位。
 2009-23年に川崎に所属した登里享平(6)は、ベンチ外。

等々力では、川崎が勝った。
 250518川崎2-0C大阪(J1 #17)

■1st half
セレッソは、川崎のプレスを難なくかわす。
 2CBから両SBを経由して、ボランチ田中駿汰(10)や喜田陽(5)が前を向く。
 ここからFWチアゴ・アンドラーデ(11)やラファエル・ハットン(9)に縦パスを入れる。
 川崎はSBから奪おうとするが追い詰めらず、前後に広がったスペースを使われた。

1分、左から大畑歩夢(66)がシュート。
4分、アンドラーデが左クロスを入れる。
 VW際とGK山口が続けて触ったが、ハットンの足元に入って先制ゴールを許す。
さらに7分、柴山昌也(48)の右クロスを河原創がカット。
 しかしボールはPA内に転がって、田中駿汰が美しくゴールを決めた。
 あっという間に2点をリードされる。

川崎はセレッソのプレスに苦しんだ。
 ロングボールの目標となったエリソンは、田中駿汰と2CBに挟まれる。
 マルシーニョが走るスペースも少なく、速攻ができなかった。

20分を過ぎると、セレッソはペースを落とし、じわじわ前進する。
 ただ、セレッソの帰陣は早く、PA内に押し込んでも崩せなかった。

セレッソは44分、柴山の右CKをRCB進藤亮佑(3)がヘッド。
 45+1分、ボール奪取からの速攻で、ハットンがフリーでシュート。

■2nd half
ハーフタイムに大関とウレモヴィッチを投入し、佐々木旭がLSBに入る。
 ボランチの大関は高めに位置して、脇坂と並んでバイタルで浮くように動いた。

前半よりも長くボールを持つことができた。
 しかし、セレッソの守備ブロックの内側に入り込めない。
 ボールが止まった状態からでは、決定機は作り出せなかった。
 59分、脇坂のパスから伊藤達哉がシュート。
 64分と71分には、脇坂がPA内を縦に仕掛ける。

セレッソは深くセットした守備からの速攻が冴えた。
 48分、アンドラーデがボレー。
 68分、左CKを田中駿汰がヘッド。

ロスタイムには、ジェジエウを前線に上げる。
 雨が強くなる中、パワープレイでもチャンスは作れなかった。

■summary
セレッソは、川崎をしっかり攻略した。
 特に良かったのはビルドアップ。
 プレスを呼び込んでからボランチに渡して、簡単にゴールに迫った。
 川崎が修正する前に2得点を奪って、そのまま逃げ切った。


雨が土砂降りとなる時間もある中、見応えが少ないゲームだった。
 プレスに出ても簡単に抜け出されて、序盤に2失点。

2点差となってからはボールを持てたが、速攻を封じられた。
 60分から出場した家長昭博が調子を戻した感はあったが、やはり遅攻は難しい。
 内容も結果も残念なものとなったが、今シーズンの残りは少ない。

次は中13日でホーム岡山戦(J1 #36)。
 等々力初訪問となる岡山サポーターの「桃太郎チャント」が楽しみ。
 順位に応じて理念強化配分金が増額されるので、少しでも勝ち点を積みたい。

■goal
4ラファエル・ハットン(9) 7田中駿汰(10)

■judge
山口瑠伊(98) 6.0 4分、大きくは弾けずに失点。1分、44分、48分、65分にシュートを防ぐ。
VW際(31) 5.5 50分、柴山昌也の決定機をカット。アンドラーデの縦の抜け出しに対応する。
ジェジエウ(4) 5.5 スプリントを抑えながら慎重なプレー。90+2分、前線に上がってヘッド。
佐々木旭(5) 5.5 左右に散らすビルドアップ。後半、LSBでクロスを入れる。74分、シュート。
田邉秀斗(15) 5.5 自陣でスルーパスやクロスをブロックする。左サイドでパスを引き出した。
河原創(19) 5.5 7分、ぎりぎりのクリアが小さくなり失点。40分、左からクロス性のシュート。
山本悠樹(6) 5.0 45+1分、カウンターを浴びるがボールを追わず。50分、寄せられてロスト。
伊藤達哉(17) 5.5 20分、41分、59分にシュート。45+1分、右からPA内へ仕掛けるもロスト。
脇坂泰斗(14) 5.5 上手くプレスを先導できずに突破された。64分、71分に縦に運んでシュート。
マルシーニョ(23) 5.0 30分、ジェジエウのロングパスをヘッド。60分、伊藤のパスをシュート。
エリソン(9) 5.0 2CB/ボランチに挟まれる。53分、ミドル。58分、佐々木の左クロスをヘッド。

■sub
HT(15)ウレモヴィッチ(22) 5.0 71分、山本の右CKをヘッド。79分、ラフプレイでイエロー。
HT(19)大関友翔(16) 5.5 左ボランチ。少し高めの位置を取る。53分、エリソンへラストパス。
60(23)家長昭博(41) 5.5 右ウィング。ショートパスを繰り返すが、ブロックを崩せなかった。
75(17)宮城天(24) 5.0 左ウィング。75分、PA手前で受けてターン。84分、家長へ左クロス。
79(9)ロマニッチ(91) 5.0 84分、PA内で家長のパスを受ける。88分、ポストプレー。

■bench
安藤駿介(21) 神橋良汰(27) 橘田健人(8) 小林悠(11) 

■coach
長谷部茂利 5.0 序盤の2失点を巻き返せず。交代策は悪くなかったが、結果は出なかった。

■referee
谷本涼 6.0 バランス良いジャッジで、試合をスムーズに進行させた。

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AT+5+5