2018/07/23

180723川崎1-0長崎(J1 #17)

川崎1-0長崎(等々力, 19:00KO, 22,221人)

札幌戦(J1 #16)に勝利して中3日。
J1リーグは第17節となり、長いシーズンの折り返しとなる。
初めての対決となる長崎を等々力に迎えてのホームゲーム。
19時キックオフだが、厳しい暑さが残る中での開催となった。














先発は札幌戦と同じ11人。
ベンチには武岡が入り、舞行龍が外れた。














長崎は2009年にJFL、2013年にJ2に昇格し、ついにJ1に初昇格。
ここまではJ1リーグで15位につけている。

■1st half
川崎は1タッチ、2タッチでプレーしていく。
特にバイタルでは、長崎の足が止まってしまうほど、素早くボールが回った。
バックパスが少なく、次々に前へのパスがつながった。

長崎は5バックで固めながら、カウンターを仕掛ける戦術。
ファンマ(9)と鈴木武蔵(11)がロングボールを競るが、チャンスは少ない。

川崎は4本のCK、中村の20分と40分のFKなど、ゴールに迫った。
決定機は少なかったが、その1つ前のところまで崩していた。

■half time
川崎市制記念試合で、恒例のYMCAショーが行われた。
西城秀樹氏は、今年からパネルでの参加。
過去のハーフタイムショーでの西城氏の映像とともに、ヤングマンが流れる。
赤い衣装のふろん太と一緒に、西城氏のパネルがオープンカーに乗る。
ピッチを一周して、ビッグフラッグが掲げられた。
今後も末永く、西城氏と一緒にヤングマンを歌いたい。














■2nd half
長崎は後半開始からギアを上げてきた。
プレスを強めて川崎を追い込み、大きく蹴らせて回収する。
ゆっくりとボールをつなぎ、全体を高く押し上げた。

川崎は、押し込まれた背後のエリアをカウンターで狙う。
小林がオフサイドラインから抜け出す動きを何度も見せる。

そして57分。阿部が手を使って田上大地(5)の動きを止める。
それでもファウルはなく、中村がボールを拾ってスルーパス。
抜け出した小林の1度目のシュートは、GK徳重健太(30)が弾く。
しかし、弾いたボールを拾った2度目のシュートは、きれいに決まった。

■summary
前半、川崎はパスワークが冴えてチャンスを作った。
長崎は引き気味に耐えながら、勝負を仕掛けるタイミングを伺う。

後半になると運動量が落ち、両サイド深く攻め込まれる。
1点をリードしてからは、ますますパスコースを作れず、ボールを失う。
クロスボールを跳ね返すのが精一杯となり、長崎の攻撃が続いた。

内容は良くなかったが、耐えて勝利することができた。
先発を1人も変えなかったことも、低調さの原因ともいえる。
途中出場した3人も札幌戦と同じだった。
厳しい暑さが続く中、コンディションを重視して選手を起用したい。

生命線であるパスワークのためには、ボランチがもっと動く必要がある。
これまでは、ネットが献身的にパスコースを作ってくれていた。
あらためて、彼の移籍の影響を大きく感じるが、改善していきたい。

■goal
57小林悠(11)

■judge
ソンリョン(1) 6.0 58分に澤田崇(19)のシュート、83分の翁長聖(28)のクロスを防ぐ。
エウシーニョ(18) 5.5 62分に決定的なヘッドを放つ。守備に忙殺されていた。
奈良竜樹(3) 6.0 ファンマと競り合う。押し込まれても集中して守り続けた。
谷口彰悟(5) 6.0 後半は最終ラインを上げられず。割り切って中央を固めた。
車屋紳太郎(7) 5.5 仕掛けてからのクロスに精度を欠いた。34分、右クロスをシュート。
大島僚太(10) 6.0 厳しいマークを受けながらも、前を向いて縦パスを通した。
守田英正(25) 6.0 上下動を繰り返して、チームを動かす。ペース配分を向上させたい。
家長昭博(41) 6.0 10分、大島の縦パスをターンしてシュート。多くのクロスを入れる。
中村憲剛(14) 6.0 スルーパスを狙い続けた。53分、角度がないところから強いシュート。
阿部浩之(8) 6.0 14分のシュートはGKに弾かれる。後半は走り回って守備に奔走する。
小林悠(11) 6.5 決勝ゴール。長崎の最終ラインの背後を狙って駆け引きを続けた。

■sub
74(8)鈴木雄斗(27) 5.5 80分、90+2分とボレーシュートを放った。
85(14)登里享平(2) 5.5 ボールホルダーを追う。CKが続き、投入が5分ほど遅れた。
90(11)知念慶(20) 5.5 ポストプレーやコーナー近くでキープして時間を費やした。

■bench
新井章太(30) 武岡優斗(17) 下田北斗(22) 長谷川竜也(16)

■coach
鬼木達 6.0 低調な内容だったが、交代策で守備を固めて勝利に導いた。

■referee
西村雄一 5.0 57分は阿部のファウルを取るべき。その判断で試合を決めてしまった。

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