2017/05/15

170514磐田0-2川崎(J1 #11)

磐田0-2川崎(ヤマハスタジアム, 15:00KO, 13,782人)

新潟戦(J1 #10)イースタン戦(ACL GL #6)と2連勝して中4日。
J1リーグでは勝ち点16の6位で、首位鹿島まで勝ち点5差。

アウェイの磐田戦は15時キックオフ。
陽射しが強く、気温が高い中でのゲームとなった。














イースタン戦の先発から最終ライン2人が代わる。
ACL登録外のエドゥアルド、復帰後2試合途中出場していた武岡が入り、奈良と田坂がベンチに回った。CBは新潟戦でもエドゥアルドと谷口で組んでいた。

ベンチには登里が戻り、家長とU-20代表に招集された三好が外れる。

 

磐田は勝ち点15で、9位の戦績。
今シーズン、横浜FマリノスからMF中村俊輔(10)を獲得した。

■1st half
磐田は序盤から動いてチャンスを作る。
4分、スローインを受けたFW川又堅碁(20)が、ターンしてエドゥアルドを抜き去る。
シュートはソンリョンが防いだが、いきなりの決定機。

6分にもクロスボールのこぼれ球をDF櫻内渚(5)がボレー。
シュートはバーに当たり、わずかに入らなかった。

川崎はパスをつなぐが、低い位置でボールを失う。
磐田が間合いを詰めてくると、ミスが出てしまった。

25分すぎからは、磐田の動きが落ちてくる。
3バックとボランチの間が空きはじめ、徐々に押し下げていく。
ボランチとのパス交換に中村憲剛が参加して、縦にボールを入れていった。

■2nd half
後半、イエローを受けたハイネルに代えて長谷川を投入。
引き続き川崎が攻勢を仕掛けていく。

50分、左サイドから崩して大島が小林へラストパス。
小林はダイレクトボレーで狙うが、GKカミンスキー(1)が素晴らしいセーブ。

51分、小林から阿部へのスルーパス。
小林がパスを出すタイミングが一瞬遅くなったが、DF小川大貴(24)が上がりきれず。
オフサイドにならなかった阿部が、カミンスキーの右側を抜いてゴール。

先制してからは磐田が押し込んでくる。
71分には3バックから4バックに移行して勝負を掛ける。
ただ、前線が前掛かりになったため、後ろとの距離が開いた。

川崎は広いスペースを利用して、カウンターで対抗。
73分、小林のヒールパスを受けた長谷川がシュート。
MF太田吉彰(9)がギリギリでクリアしたが、このプレーで左膝を負傷してしまう。
(5/17 左膝内側側副靭帯損傷でトレーニング合流まで4~6週間程度と発表)
そのため、磐田は3バックに戻すこととなった。

77分、奈良を投入して4バックから3バックに。
ボランチが最終ラインに吸収されなくなって、磐田の攻撃を阻んでいく。

90+1分、ソンリョンのゴールキックを長谷川が頭でループ。
飛び出していたカミンスキーは触れず、2点目を挙げた。

■summary
磐田は最初の時間帯にゴールを決められなかった。
1トップの川又が奮闘したが、徐々にエドゥアルドと谷口に抑え込まれる。
そうなると攻撃は中村俊輔のセットプレー頼みとなった。

川崎はボールを動かして磐田の足を止めていく。
中央からワンツーで切り込んでいき、両サイドにも大きく展開する。
いろいろなパターンから崩して、ゴールを決めた。

1点を追い、磐田の攻撃が続いたが、粘り強く守った。
奈良を入れて3バックとした采配も奏功した。














次は中4日でJ1リーグ鹿島戦。
そしてその次はACLのアウェイ、ムアントン・ユナイテッド戦となる。
ケガ人が戻り、調子を上げてきただけに、勝利を積み重ねていきたい。

■goal
51阿部浩之(8) 90+1長谷川竜也(16) 

■judge
チョン・ソンリョン(1) 7.0 4分の川又、53分のMF松浦拓弥(11)のシュート、59分の中村俊輔のFKを止めた。1アシスト。
武岡優斗(17) 6.0 当初2回ボールを失ったが、慣れると積極的に攻撃を仕掛ける。
エドゥアルド(23) 6.0 はっきりと守った。4分、川又に抜かれて決定機を与える。
谷口彰悟(5) 6.5 崩されてもそつのない守備で完封する。パスも良かった。
車屋紳太郎(7) 6.0 DF櫻内渚(5)の対応に追われながら、右サイド深くまで攻め込む。
エドゥアルド・ネット(21) 6.0 ワンツーで縦に走ってPA内に入り込む。78分の決定機は外す。
大島僚太(10) 6.5 シンプルに周囲を使って縦パスを狙う。バイタルを埋める。
ハイネル(22) 5.5 ドリブルは良かったが、レイトタックルでイエロー。前半で交代。
中村憲剛(14) 6.5 ボランチをサポートして状況を好転させる。スルーパスも狙った。
阿部浩之(8) 7.5 先制ゴール。左右に動いてパスをつなぐ。守備では素早く戻った。
小林悠(11) 6.5 飛び出す動きでパスを呼び込む。ラストパスもクロスも出す。1アシスト。

■sub
46(22)長谷川竜也(16) 6.5 73分のシュートは掻き出されるが、90+1分にループヘッドを決めた。
77(14)奈良竜樹(3) 6.0 3バックの右に入る。最終ラインを安定させた。
78(11)森本貴幸(9) 6.0 ポストプレーやチェイスで奮闘。2度目のチャージでイエローをもらう。

■bench
新井章太(30) 登里享平(2) 田坂祐介(6) 森谷賢太郎(19)

■coach
鬼木達 7.0 武岡の起用を成功させる。的確な交代策で勝利を導いた。

■referee
中村太 5.5 前半、磐田寄りの笛が多かった。ハイネル、森本へのイエローは適切。