2015/03/21

150318川崎1-3名古屋(YNC GL #1)

川崎1-3名古屋(等々力, 19:00KO, 12,253人)

ナビスコカップ予選リーグはBグループに入り、名古屋との開幕戦。
メインスタンドがオープンした等々力で、神戸戦(J1 #2)に続き2試合目の公式戦。

大島がU22代表に招集されて不在。
谷口がCBからボランチに上がり、井川が左のCBに入った。

■1st half
立ち上がりから川崎は質の高い攻撃。
中村は前目に出て、谷口が1ボランチで縦関係となる。
いつ点が入ってもおかしくない時間帯が続いて、12分。
中村のスローインを、エウシーニョが頭で反らし、大久保が頭で決める。
スローインから、ボールがグラウンドに落ちなかった。
その後も圧倒的に名古屋を押し込むが、追加点は生まれない。

名古屋はカウンター戦術。
永井謙佑(11)、小屋松知哉(22)をサイドに走らせて、ロングボールを蹴り込む。
川崎はウイングバックが下がってしまい、ボールが回らなくなる。
中村が1列下がって2ボランチとしても改善されなかった。
苦し紛れのパスを奪われて、速攻を仕掛けられた。

42分、矢野貴章(19)が右からクロス。
クリアしようとした武岡よりも先に永井が足を出してボレーでゴール。
武岡にとっては、技術のミスではなく判断のミス。
2013年の鹿島戦(J1 #30)、1失点目の田中裕介のミスのようだった。

■2nd half
後半も川崎はボールを出すところがなく、間合いを詰められる。
ボールを奪われては簡単にカウンターを浴びる。

49分の名古屋のCKで、中央の川又堅碁(32)がフリーとなる。
最初のシュートはGK西部が弾くが、2度目のシュートでゴールを割られた。

リードを奪った名古屋は自陣に引き、川崎は慌てて攻め急ぐ。
パスコースが限定されている中、可能性が低いパスを選択する。
谷口はタッチ数が多くなり、局面を打開できない。
中村はロングボールを繰り出すが苦し紛れだった。

ますます名古屋のカウンターは冴える。
川崎は守りを薄くして同点を狙うが、88分にきれいなカウンターを浴びて失点する。

■summary
水曜日の試合で、観客は12,253人。
同日開催のナビスコカップの6試合でトップの集客だった。

中3日で3試合を戦う中、主力、ベテランを休めることもしなかった。
去年の秋と同じくらい内容が悪く、負けてしまった。
追いかける展開でベンチが打つ手が当たらず、簡単に失点を重ねる。
フルメンバーでも結果が出ず、残念なゲームとなった。

■goal
12大久保嘉人(13)
42永井謙佑(11) 49,88川又堅碁(32)

■judge
西部洋平(21) 5.0 いくつかのピンチを救うが、危ない飛び出しもあって安定しなかった。
武岡優斗(17) 4.5 42分の永井への対応を見誤って同点ゴールを許す。痛恨の判断ミス。
角田誠(3) 5.0 名古屋のセットプレーで、フリーの選手を作られ続けた。
井川祐輔(4) 5.0 スピードがなく苦労しながらも、右サイドからの攻撃は防いでいた。
エウシーニョ(18) 5.5 ボールロストもあったが、74分に良いミドルを放った。
谷口彰悟(5) 5.0 アンカーに入る。判断が遅く間合いを詰められてしまった。
中村憲剛(14) 5.0 ロングフィードが今ひとつだった。細かなミスも多かった。
車屋紳太郎(20) 5.0 低い位置でボールを失うことが多く、最終ラインに負担をかけた。
小林悠(11) 5.0 ボールに触れず消えている時間が長かった。ポストプレーも不発。
大久保嘉人(13) 5.5 ゴール以外にも、ミドルシュートをよく狙っていった。
レナト(10) 5.5 引いて守る名古屋が相手となり、ドリブルのスペースがなかった。

■sub
60(17)船山貴之(15) 5.5 右サイドをドリブルで駆け上がる。フィットまでもう少しか。
70(4)橋本晃司(7) 5.5 CKを担当する。苦しい局面を打開するまでには至らなかった。
86(18)杉本健勇(9) 5.5 時間が短く、特段の活躍はなかった。

■bench
新井章太(30)  實藤友紀(2) 山本真希(6) 三好康児(26) 

■coach
風間八宏 4.5 残念な内容で結果も出せなかった。交代選手も奏功しなかった。

■referee
扇谷健司 5.5 全体としてはまずまず。ただ、不可解な判定が散見された。