2018/04/25

180425鳥栖0-2川崎(J1 #10)

鳥栖0-2川崎(ベストアメニティスタジアム, 19:00KO, 8,490人)

鹿島戦(J1 #9)から中3日。
4週連続の水曜日の開催は、鳥栖とのアウェイゲーム。

次週も水曜日に試合があるが、ターンオーバーはなし。
鹿島戦の先発11人をそのまま起用する。

ベンチには、ケガで戦列を離れていた小林と大島が復帰した。
代わりに森谷と齋藤が外れている。

鳥栖はここまでJ1リーグ2勝2分5敗の16位。
DF鄭昇玄(15)が出場停止となっている。

■1st half
鳥栖はプレスをかけてきた。
ただ、ガス欠をおそれたためか、強度はそれほどではなかった。
攻撃は田川亨介(27)へのロングボール主体。
4分に田川、28分に小野裕二(40)がシュートを放つが、いずれもソンリョンが防いだ。

川崎は最初は鳥栖のプレスに苦しむが、徐々に剥がしていった。
右サイドからの攻撃が多く、知念のポストプレーも効果的だった。
中村がボランチまで落ちてパスをさばき、守田も積極的に前を向いた。
ただ、ゴールまでは距離があり、シュートチャンスは少なかった。

お互いに決定機は少ない展開。
どちらかといえば、鳥栖がチャンスを作れていた。

■2nd half
後半開始から小林、55分に大島を投入して、攻勢に出る。
すると56分、最終ラインでのパス交換から。
ネットの強い縦パスから、ダイレクトパスをつなぎ、大島がヘッドでラストパス。
阿部がDFと交錯しながら、素早い判断でGK権田修一(20)を越えるループで先制する。

鳥栖のプレスは弱まり、川崎の時間が続く。
67分には家長がワンタッチで芸術的なスルーパス。
PA内左の阿部からのふんわりとしたクロスを小林が押し込んだ。

最後は鳥栖にボールを持たれるが、自陣を固めて逃げ切る。
カウンターでチャンスは作ったが、ゴールは生まれなかった。

■summary
鳥栖はプレッシングで川崎に立ち向かってきた。
セットプレーも多く獲得し、原川力(4)のキックで攻めてきた。
ただ、ゴールを奪えないまま、後半は足が止まってしまった。

川崎は若干押されつつ、落ち着いて前半を終えた。
小林、大島の投入で早目に仕掛け、華麗なパスワークを披露して2点を奪って快勝。
ダイレクトパスで鳥栖の守備を切り裂き、決定機を作り出した。

守りではラインを低く落としてブロックを構築した。
クロスボールを入れられても、奈良と谷口の2人が跳ね返していった。

次は中2日で神戸戦(J1 #11)。
続いて来週にも2試合が組まれている。
鳥栖戦ではターンオーバーをしなかっただけに、選手起用が注目される。

■goal
56阿部浩之(8) 67小林悠(11) 

■judge
ソンリョン(1) 6.5 4分、28分にシュートセーブ。71分、小野のクロスをはじいた。
エウシーニョ(18) 6.0 攻められることが多く、ファウルが目立った。75分、ミドル。
奈良竜樹(3) 6.0 プレスなくフリーでボールを持ち、パスをつなぐ。ハイボールを処理。
谷口彰悟(5) 6.0 周囲をサポートしながら守り切る。無理にはラインを上げなかった。
車屋紳太郎(7) 6.0 51分、74分と左クロスを供給。相手に素早く寄せて守った。
守田英正(25) 6.0 積極的に前を向いて穴を探した。31分、高橋義希(14)との1対1を制する。
ネット(21) 6.0 56分、縦パスで先制ゴールの起点に。足の付け根を痛めて自ら交代を要求。
家長昭博(41) 6.5 67分、芸術的なスルーパス。力強いドリブルで攻撃を牽引した。
中村憲剛(14) 5.5 プレスを避けて下がってパスを散らした。最後はボランチに回る。
阿部浩之(8) 7.0 ボールを落ち着かせる。1ゴール1アシスト。66分、ゴールライン上でクリア。
知念慶(20) 5.5 ロングボールを競り合って、キープする。FKも獲得した。

■sub
HT(20)小林悠(11) 6.5 1ゴール。89分、家長のラストパスに反応できず。90+1分にもシュート。
55(25)大島僚太(10) 6.5 1アシスト。トラップだけで相手を抜き去るプレーは健在。
81(21)大久保嘉人(4) 5.5 トップ下に入る。押される展開の中で、うまく時間を費やした。

■bench
新井章太(30) エドゥアルド(23) 長谷川竜也(16) 武岡優斗(17) 

■coach
鬼木達 6.0 素晴らしい結果を出したが、今後の選手のコンディションに懸念が残る。

■referee
家本政明 6.5 完璧に裁く。52分、3つの接触プレーを流したが、ここはファウルをとるべき。

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