2018/04/30

180428神戸1-2川崎(J1 #11)

神戸1-2川崎(ノエビアスタジアム神戸, 16:00KO, 19,847人)

爽やかな気候に恵まれたノエビアスタジアム。
快晴で陽射しは強いが、湿度は低く、過ごしやすい。














鳥栖戦(J1 #10)から中2日。
西日本でのアウェイ連戦で、チームは川崎に戻っていない。
鳥栖戦からのターンオーバーは3人。
大島と小林、大久保が先発し、中村、守田がベンチスタート。
知念はベンチ外となり、代わりに田坂がベンチに入った。














神戸はJ1リーグ4勝3分3敗の6位。

ノエビアスタジアムは、今シーズンからハイブリッド芝を導入。
これまでのように、剥がれて土色が目立つピッチではなくなった。
グラウンダーのパスが曲がることもなく、大きく改善した。

■1st half
先制点は7分、家長の右CKから生まれた。
谷口が落とし、大久保のシュートはGKキム・スンギュ(18)がブロック。
浮き上がったボールを宮大樹(15)がクリアしようとしたが、先に谷口が押し込んだ。
宮はバウンドを待ってしまい、クリアが遅れた。

川崎は縦に早く進み、攻撃していく。
大島や家長、ネットが簡単に神戸のプレスをはがしていく。
プレスの背後に空いたスペースを使って、まっすぐゴールに向かった。

神戸はボールを持つが、最終ラインでのやりとりが多い。
30分あたりからはバイタルまで入ったが、決定機は作れない。
川崎の最終ラインは高く保たれたままだった。

■2nd half
川崎は連戦であることもあって、エネルギーを節約する。
プレーが切れるとゆっくりと時間を使った。

神戸は76分までに3枚の交代カードを使う。
78分、谷口がヘッドで高く上げたクリアボール。
三田啓貴(8)のダイレクトボレーで同点に追いつく。
流れるような美しい軌跡を描き、ネットを揺らした。

同点直後の81分。
チョン・ウヨン(5)が2枚目のイエローで退場すると、川崎が攻勢を強める。
神戸はゴール前を固めるが、クリアは蹴るだけになってしまう。
両サイドを使って揺さぶられ、最後は88分。
大島がDFを背負った小林に縦パスを入れる。
トラップからの素晴らしいターンでDFを抜き去り、ゴールを決めた。

■summary
神戸はパスサッカーに転換して、長くボールを持った。
53分、78分にチョン・ウヨンがバーに当てるなど、チャンスは作れていた。
ただ、前に向かってチャレンジするパスがもっと観たいところ。
怖がらずにゴールを目指し、魅力的なサッカーを追求してほしい。















川崎はスペースがあれば躊躇せず、前に運んでいった。
すぐにゴールに近づいたため、ボールを保持する時間は短くなった。
7分と早く先制したこともあり、消耗しないようにプレー。
そして78分に追いつかれるとギアを上げ、終了間際に勝ち越した。

連戦の中、稼働率が高まっている選手が多い。
田坂を起用して、途中で家長や阿部を下げることができた。
あと1週間で連戦は終わる。
選手の入れ替えを行いつつ、クオリティを保ち、勝ち点を重ねたい。

■goal
78三田啓貴(8)
7谷口彰悟(5) 88小林悠(11)

■judge
ソンリョン(1) 5.5 仕事は少なかった。三田のゴールは止めるのは難しい。
エウシーニョ(18) 5.5 右サイドを何度も突いた。上がったあとの右サイドを狙われる。
奈良竜樹(3) 6.0 ハイボールを処理。強い当たりで守るが、危険なプレーもあった。
谷口彰悟(5) 6.5 中央でどっしり待ち構えた。ラインを高くコントロール。1ゴール。
車屋紳太郎(7) 6.0 左サイドで仕掛け、ゴール近くまで深く突破していった。
大島僚太(10) 6.5 無双状態を持続。プレスを簡単に無力化した。1アシスト。
ネット(21) 6.5 周りの厚いサポートを受け、質の高いプレーを落ち着いて続けた。
小林悠(11) 6.5 美しいトラップ&ターンから決勝ゴール。消えている時間もあった。
家長昭博(41) 6.0 右サイドでポイントを作る。疲れがあったのか運動量は抑え気味。
阿部浩之(8) 6.5 早い球離れで、ダイナミズムを生み出した。ピンチでは素早く戻る。
大久保嘉人(4) 6.0 1トップでプレスを主導する。うまく倒れてファウルをもらった。

■sub
68(41)長谷川竜也(16) 5.5 左サイドで仕掛けたが、ドリブルは不発だった。
70(4)中村憲剛(14) 5.5 セットプレーを担当。決定的なパスはなかった。
82(8)田坂祐介(6) 5.5 高い位置に陣取り、狭いスペースでパス交換に参加。

■bench
新井章太(30) エドゥアルド(23) 武岡優斗(17) 守田英正(25)

■coach
鬼木達 6.5 疲労はあっても勝利を導いた。稼働率が高い選手が気になるところ。

■referee
飯田淳平 5.0 川崎に有利に吹いた。チョン・ウヨンの退場は妥当な判定。

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2018/04/25

180425鳥栖0-2川崎(J1 #10)

鳥栖0-2川崎(ベストアメニティスタジアム, 19:00KO, 8,490人)

鹿島戦(J1 #9)から中3日。
4週連続の水曜日の開催は、鳥栖とのアウェイゲーム。

次週も水曜日に試合があるが、ターンオーバーはなし。
鹿島戦の先発11人をそのまま起用する。

ベンチには、ケガで戦列を離れていた小林と大島が復帰した。
代わりに森谷と齋藤が外れている。

鳥栖はここまでJ1リーグ2勝2分5敗の16位。
DF鄭昇玄(15)が出場停止となっている。

■1st half
鳥栖はプレスをかけてきた。
ただ、ガス欠をおそれたためか、強度はそれほどではなかった。
攻撃は田川亨介(27)へのロングボール主体。
4分に田川、28分に小野裕二(40)がシュートを放つが、いずれもソンリョンが防いだ。

川崎は最初は鳥栖のプレスに苦しむが、徐々に剥がしていった。
右サイドからの攻撃が多く、知念のポストプレーも効果的だった。
中村がボランチまで落ちてパスをさばき、守田も積極的に前を向いた。
ただ、ゴールまでは距離があり、シュートチャンスは少なかった。

お互いに決定機は少ない展開。
どちらかといえば、鳥栖がチャンスを作れていた。

■2nd half
後半開始から小林、55分に大島を投入して、攻勢に出る。
すると56分、最終ラインでのパス交換から。
ネットの強い縦パスから、ダイレクトパスをつなぎ、大島がヘッドでラストパス。
阿部がDFと交錯しながら、素早い判断でGK権田修一(20)を越えるループで先制する。

鳥栖のプレスは弱まり、川崎の時間が続く。
67分には家長がワンタッチで芸術的なスルーパス。
PA内左の阿部からのふんわりとしたクロスを小林が押し込んだ。

最後は鳥栖にボールを持たれるが、自陣を固めて逃げ切る。
カウンターでチャンスは作ったが、ゴールは生まれなかった。

■summary
鳥栖はプレッシングで川崎に立ち向かってきた。
セットプレーも多く獲得し、原川力(4)のキックで攻めてきた。
ただ、ゴールを奪えないまま、後半は足が止まってしまった。

川崎は若干押されつつ、落ち着いて前半を終えた。
小林、大島の投入で早目に仕掛け、華麗なパスワークを披露して2点を奪って快勝。
ダイレクトパスで鳥栖の守備を切り裂き、決定機を作り出した。

守りではラインを低く落としてブロックを構築した。
クロスボールを入れられても、奈良と谷口の2人が跳ね返していった。

次は中2日で神戸戦(J1 #11)。
続いて来週にも2試合が組まれている。
鳥栖戦ではターンオーバーをしなかっただけに、選手起用が注目される。

■goal
56阿部浩之(8) 67小林悠(11) 

■judge
ソンリョン(1) 6.5 4分、28分にシュートセーブ。71分、小野のクロスをはじいた。
エウシーニョ(18) 6.0 攻められることが多く、ファウルが目立った。75分、ミドル。
奈良竜樹(3) 6.0 プレスなくフリーでボールを持ち、パスをつなぐ。ハイボールを処理。
谷口彰悟(5) 6.0 周囲をサポートしながら守り切る。無理にはラインを上げなかった。
車屋紳太郎(7) 6.0 51分、74分と左クロスを供給。相手に素早く寄せて守った。
守田英正(25) 6.0 積極的に前を向いて穴を探した。31分、高橋義希(14)との1対1を制する。
ネット(21) 6.0 56分、縦パスで先制ゴールの起点に。足の付け根を痛めて自ら交代を要求。
家長昭博(41) 6.5 67分、芸術的なスルーパス。力強いドリブルで攻撃を牽引した。
中村憲剛(14) 5.5 プレスを避けて下がってパスを散らした。最後はボランチに回る。
阿部浩之(8) 7.0 ボールを落ち着かせる。1ゴール1アシスト。66分、ゴールライン上でクリア。
知念慶(20) 5.5 ロングボールを競り合って、キープする。FKも獲得した。

■sub
HT(20)小林悠(11) 6.5 1ゴール。89分、家長のラストパスに反応できず。90+1分にもシュート。
55(25)大島僚太(10) 6.5 1アシスト。トラップだけで相手を抜き去るプレーは健在。
81(21)大久保嘉人(4) 5.5 トップ下に入る。押される展開の中で、うまく時間を費やした。

■bench
新井章太(30) エドゥアルド(23) 長谷川竜也(16) 武岡優斗(17) 

■coach
鬼木達 6.0 素晴らしい結果を出したが、今後の選手のコンディションに懸念が残る。

■referee
家本政明 6.5 完璧に裁く。52分、3つの接触プレーを流したが、ここはファウルをとるべき。

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2018/04/22

180421川崎4-1鹿島(J1 #9)

川崎4-1鹿島(等々力, 16:00KO, 24,358人)

蔚山現代戦(ACL GL #6)から中2日。
先発は蔚山戦から全員変わり、仙台戦(J1 #8)に戻した形。
仙台戦からは腎臓損傷の大島が外れて、ネットが入った。

小宮山尊信。

















試合前には、2017シーズンで引退した小宮山尊信があいさつ。
川崎には2010から2016まで、7シーズンに渡って在籍した。














鹿島はJ1リーグでは、3勝2分3敗の8位。
ACLは2位でGLを突破している。

■1st half
川崎が面白いように攻撃を続ける。
鹿島は荒いプレーで止めようとするが、ファウルをとられた。
5分、谷口からの縦パスを受けた家長が右からクロス。
GKとDFの間を狙い、三竿健斗(20)のオウンゴールで先制する。

20分あたりから、鹿島のロングボールが前線に届く。
鈴木優磨(9)と金崎夢生(10)が個人技で単独でも競り勝ち、PAに迫った。
レフェリングの基準が不明確となり、ストレスがたまる展開となる。

川崎は間合いを詰められて、余裕がなくなった。
落ち着いてボールを回したかったが、慌てて前に入れては奪われた。

■2nd half












早々に追加点が生まれる。
47分、ネットがダッシュを仕掛け、阿部がスルーパスを届ける。
ネットは冷静に切り返し、スライディングに来た小田逸稀(23)をかわしてゴール。

2点差となって、川崎にはゆとりが生まれた。
鹿島はロングボールを入れ続けるが、チャンスにはならない。

そんな中、投入されたばかりの永木亮太(6)がFKを壁に当ててゴール。
1点差に迫られたが、その1分後に小田がGKへのバックパスをミス。
GKの前で中村がさらって、ワンタッチでゴールを決めた。

77分には大久保がファウルを誘い、昌子源(3)が2枚目のイエロー。
昌子は知念をうまく押さえていたが、決定機を2度阻止して退場となった。

■summary
危なげなく試合を支配して快勝。
永木のゴールで少しだけ嫌な雰囲気にはなった。
しかし、鹿島の致命的なミスでリードを広げることができ、余裕を取り戻した。

ACLで勝ち残っている鹿島とは、コンディションの差が大きかった。
川崎はGL最後の2試合が消化試合となり、主力が休養をとった。
しかし、鹿島は三竿、昌子、鈴木などが4日前のACLから連戦となっている。
本調子ではない相手とはいえ、勝ち点3を重ねることができた。

ここまでの川崎はゴールが決まらず、勝ち点が少ない状況が続いていた。
ACLでも悪くない内容を続けていても、勝てなかった。
J1リーグ首位の広島とは勝ち点10差。独走を許している。
今後ともきちっと勝ち点を積み上げて、広島を追いかけたい。

■goal
5OwnGoal 47ネット(21) 65中村憲剛(14) 81大久保嘉人(4) 
64永木亮太(6)

■judge
ソンリョン(1) 6.0 1失点は仕方ない。安定したキャッチングでゴールを守った。
エウシーニョ(18) 6.0 ゴールには直結しなかったが、右サイドを鋭く攻略した。
奈良竜樹(3) 5.5 鈴木と激しくやりあって感情的になる。ゴールは許さなかった。
谷口彰悟(5) 6.0 金崎の手を使ったチャージに苦しむ。90+5分、ゴールライン上でクリア。
車屋紳太郎(7) 6.0 スピードを生かして左サイドを進む。57分、家長へクロスを入れる。
守田英正(25) 6.5 バランス良くポジションを保つ。ミスパスもなく強い守備でも貢献。
ネット(21) 6.0 落ち着いたプレーを披露。47分、縦パスを追いかけて技巧的な1ゴール。
家長昭博(41) 7.0 相対する小田を完璧に制圧した。先制OGを誘うクロスと1アシスト。
中村憲剛(14) 6.0 失点してすぐ小田のミスを突いてゴール。試合を決めた。
阿部浩之(8) 6.0 86分に2本、90分と終盤にシュートラッシュを見せた。1アシスト。
知念慶(20) 5.5 昌子とマッチアップして戦い続けた。7分、20分にシュート。

■sub
75(20)大久保嘉人(4) 6.5 昌子を退場に追い込み、貫禄の1ゴールを挙げる。
84(41)齋藤学(37) 5.5 87分、シュートでCKを獲得。90+3分、ファウルをもらう。
89(14)武岡優斗(17) 5.5 右SBで試合を終わらせる。90+1分、鈴木に抜かれた。

■bench
新井章太(30) エドゥアルド(23) 森谷賢太郎(19) 長谷川竜也(16) 

■coach
鬼木達 6.5 ターンオーバーの効果を十分に発揮して、結果を出した。

■referee
荒木友輔 5.0 判断基準が分かりにくく、選手に混乱を与えていた。

2018/04/19

180418川崎2-2蔚山現代(ACL GL #6)

川崎2-2蔚山現代(等々力, 19:00KO, 8,422人)

仙台戦(J1 #8)から中3日。
ACLのグループリーグ最終戦は、蔚山現代と対戦。
すでに川崎はGL4位が、蔚山は2位が決まっている。














消化試合ということもあり、仙台戦から先発全員を変更。
川崎での初出場となる鈴木と下田、初先発となる齋藤と赤﨑をはじめ、目新しい布陣となった。
脇坂と田中も初めてのベンチ入りを果たした。














蔚山とのアウェイ(ACL GL #2)は、2-1で負けている。

■1st half
2分、いきなり先制に成功。
赤﨑とのワンツーパスを受けた齋藤がDFを抜いてシュート。
GKチョ・スヒョク(22)が辛くも防ぐが、跳ね返りを鈴木がダイレクトで決めた。

川崎は縦に並ぶ森谷と下田のボランチを中心にパスを回していく。
下田はワンタッチで多方向にパスを散らしつつ、果敢に前を向いて仕掛けた。
最初は前に入った森谷だが、15分あたりでアンカーに落ち、最終ラインからボールを動かした。
前線の鈴木、齋藤、赤﨑、長谷川の4人だけで何度も仕掛け、チャンスを量産した。

43分には追加点。
カウンターから赤﨑が右サイドの長谷川にパス。
長谷川はいったん中央に切り返してから左足でシュート。
DFに当たって軌道が変わり、GKの逆を突いてゴールが決まった。

蔚山はロングボールを豊田陽平(55)に入れるが、精度が低かった。

■2nd half
後半開始から、蔚山がスプリントで圧力をかけてきた。
押し込まれ、落ち着かせることができないまま失点を重ねてしまう。
47分にはCKから、50分にもクロスから決められて、あっさり同点とされた。

同点となって、しばらくすると蔚山が動きを弱める。
中盤が徐々に空きはじめ、大味な展開となった。
下田の運動量が落ち、蔚山も下田を警戒したため、前半ほど機能しなくなる。
森谷は低い位置でフリーになれていたが、前線との距離が遠かった。

お互いにチャンスは作ったが、ゴールは入らずドローに終わった。

■summary
フレッシュな陣容で、ダイナミックなプレーを見ることができた。
後半開始から10分ほど失速したとはいえ、上々の内容だった。
森谷や下田、舞行龍や鈴木など、これまで登場機会が少なかった選手の活躍が見られた。
あと2週間、ミッドウィークに試合が組まれているため、彼らを活用していきたい。

2018シーズンのACLは、グループリーグを3分3敗の4位で終えた。
開幕から2連敗スタートとなり、そのまま立て直せなかった。
3敗とはいえいずれも1点差。
厳しい内容ではなかったが、残念ながら結果が出なかった。


鈴木雄斗(27)














次は中2日で鹿島戦(J1 #9)。
相変わらずの過密日程だが、蔚山戦を回避した主力組で結果を残したい。


■goal
2鈴木雄斗(27) 43長谷川竜也(16)
47パク・ヨンウ(34) 50イ・ヨンジェ(32)

■judge
新井章太(30) 5.5 プレー機会が少なかった。2失点ともに止めるのは難しいかった。
武岡優斗(17) 5.5 右サイドでバランスを取り続けた。攻撃参加も及第点。
舞行龍(29) 5.5 パスも守りもまずまず。CKで競り負けて1失点目に関与した。
エドゥアルド(23) 5.5 ボールを奪うまでは良かった。奪ったあとのパスに精度を欠く。
登里享平(2) 5.5 25分、フリーのシュートを外す。後半は守備に追われる。
下田北斗(22) 6.5 ワンタッチパスで流動性を生んだ。前を向いて仕掛けた。
森谷賢太郎(19) 6.0 チームの底でパスを引き出し、正確なロングパスを供給した。
鈴木雄斗(27) 6.0 初出場2分にして初ゴール。30分、57分とシュートを狙った。
齋藤学(37) 6.0 2分、ドリブルで抜け出してシュート。かなり調子を上げてきたか。
長谷川竜也(16) 6.0 1ゴール。左サイドから積極的にドリブルを仕掛けた。
赤﨑秀平(9) 5.5 2得点に絡む。79分、右クロスをヘディングシュート。

■sub
69(37)脇坂泰斗(28) 5.5 トップ下で公式戦にデビュー。細かいタッチを見せた。
81(22)守田英正(25) 5.0 ボランチに入る。ボールを受けたが、細かなパスミスも目立った。
84(9)知念慶(20) 5.0 1トップ。プレー機会は少なかった。

■bench
安藤駿介(24) 奈良竜樹(3) 田坂祐介(6) 田中碧(32)

■coach
鬼木達 6.5 ターンオーバーを実施しながらも、良い内容に導いた。

■referee
ハミス・アルマッリ 6.0 基準が明確で、判断がぶれなかった。

2018/04/15

180414仙台0-0川崎(J1 #8)

仙台0-0川崎(ユアテックスタジアム仙台, 19:00KO, 14,024人)

C大阪戦(J1 #7)から中2日で迎える仙台戦。
厳しい日程の中、内容は悪くないものの、勝ち点を伸ばせていない。

先発はセレッソ戦から7人を変更。
ソンリョン、谷口、大島、知念が連続して先発する。
この4人は、セレッソ戦3日前の横浜FM戦(J1 #6)も先発している。














先発を外れた武岡、登里、大久保、長谷川はベンチに入る。
エドゥアルド、ネット、小林はベンチ外となった。














仙台は、J1リーグ4勝2分1敗で2位と好調。
去年(2017 J1 #5)のアウェイも、同じ4月だったが、14時キックオフ。
今年はナイターで、観戦するには少々寒かった。

■1st half
ボールが落ち着かない展開でスタート。
川崎が高い位置で奪うようになると、ゴールに迫った。
家長が18分にヘッド、25分には右足でポストを叩いた。

逆に25分をすぎると、仙台の時間となる。
マンツーマンで川崎の自由を奪い、ロングボールを蹴らせる。
孤立する知念を複数で囲い込み、簡単にボールを回収して押し込んだ。
32分にジャーメイン良(19)、42分に野津田岳人(16)、44分に中野嘉大(23)と立て続けにシュートを放った。

■2nd half














後半開始から大久保を投入する。
知念は起点になれなかったが、大久保は数的不利でもキープして、味方の押し上げを促した。
いつもながらのファウルを誘うプレーも見せ、時間を作った。

仙台のプレスが緩んだこともあり、中央から攻めていく。
GKの近くまで深くPA内に侵入したが、シュートはできなかった。
中央突破に偏重してしまったが、サイドも織り交ぜてバランス良く攻撃したかった。

仙台の活路はセットプレーのみとなる。
中野のドリブルで2枚のイエローを与えたが、ゴールは遠かった。
守りに注力し、川崎に決定機を許さなかった。

■summary
仙台は前半25分からの20分間、多くのチャンスを作った。
ボールを川崎に渡しても、素早いプレスバックで奪い返した。
この時間帯でゴールできなかったことが、ドローの原因となった。

中野嘉大(23)

















川崎は負けなかったが、勝ちきれない。
ポストを叩くシュートが3本あり、攻撃は機能していた。
とはいえ、連戦の疲労感がチームを覆っていることは否めない。
谷口、大島、知念の3人は特に動けていなかった。
全体的に踏み出しが遅く、セカンドボールを仙台に拾われた。

ターンオーバーが奏功せず、選手のコンディションがばらついている。
ベンチ入りを続けていても出場がない森谷を起用すべきだった。
ケガ空けの大島を休ませることができたはず。
齋藤も3試合連続で途中出場させたが、もっと大事に起用したい。

次は蔚山現代戦(ACL GL #6)。
ACLはすでに敗退が決まっている。
そのため、完全なターンオーバーが可能。
下田、鈴木、脇坂、田中、田坂、赤﨑など、ベンチ入りできていない選手を積極的に起用すべき。
次の週末鹿島戦(J1 #9)でメンバー入りが考えられる選手は、起用すべきでない。

■goal

■judge
ソンリョン(1) 6.0 正面のものも多かったが、シュートをすべて防いだ。
エウシーニョ(18) 5.0 51分、シュートをポストに当てる。守備では狙われた。
奈良竜樹(3) 5.5 ラインを上げるが、縦ポン対応のスピードで後手を踏む。
谷口彰悟(5) 4.5 疲労でクリアボールをつなげない。いつものクオリティではなかった。
車屋紳太郎(7) 5.5 ボールをもらえば仕掛けたが、回数が少なかった。
大島僚太(10) 5.0 動きが少なく、さらにキレがない。ミスパスが目立つ。
守田英正(25) 5.5 粗さは残るものの、動き回って周囲をサポートした。
家長昭博(41) 6.0 ポストに2本当てるなど、攻撃を牽引。ダッシュも繰り返す。
中村憲剛(14) 5.0 スルーパスが合わなかった。後半は下がってパスを散らす。
阿部浩之(8) 5.0 25分、家長へラストパスを供給。左サイドは崩せなかった。
知念慶(20) 4.5 ロングボールのターゲットだったが、孤立して保持できなかった。

■sub
HT(20)大久保嘉人(4) 6.0 前線でキープしてチームを救う。中央突破にこだわる。
64(8)齋藤学(37) 5.0 ドリブルで仕掛けたが、打開はできなかった。
86(14)登里享平(2) 5.5 左ウィングに入る。効果的なプレーはなかった。

■bench
新井章太(30) 武岡優斗(17) 森谷賢太郎(19) 長谷川竜也(16) 

■coach
鬼木達 5.0 谷口、大島の疲労度を見誤ったか。結果を出せなかった。

■referee
西村雄一 7.0 基準が明確でぶれがない。素晴らしかった。

2018/04/12

180411川崎1-2C大阪(J1 #7)

川崎1-2C大阪(等々力, 19:00KO, 17,113人)

横浜FM戦(J1 #6)から中2日。
J1リーグでは今シーズン初の水曜日開催。
過密スケジュールのため、先発6人を変更。
武岡、エドゥアルド、登里、長谷川、大久保、小林が入る。
エウシーニョ、奈良、家長がベンチスタートとなり、車屋、中村、阿部はベンチ外。
比較的大きなターンオーバーを施して臨んだ。














C大阪は、J1リーグでここまで2勝3分1敗。
ACLでは最終節を残し、GLで2位に付けている。
FUJI XEROX SUPER CUP(FXSC)での対戦は、2-3で敗れている。

■1st half
前半は強い向かい風。ただ、風を苦にせず、攻撃は機能する。
大島とネットを中心に、セレッソのプレスを剥がして仕掛けていく。
右サイドの大きなスペースを有効に使って、武岡が上がっていった。

22分、ネットのロングフィードが風に戻されて知念の足元に。
知念は左にトラップし、GKキム・ジンヒョン(21)をかわしてゴール。
押し込む時間帯に、しっかり先制点を決めた。

セレッソは川崎を崩せなかったが、セットプレーで逆転する。
31分、丸橋祐介(31)がFKを直接蹴り込んで同点。
さらに36分、CKのクリアボールを福満隆貴(17)が頭で押し込んだ。
いずれもソンリョンの判断ミス、クリアミスがあり、失点を許した。
45分にもFKをクリアするパンチングが小さくなるなど、いいプレーができなかった。

■2nd half
セレッソは時間を使いながら、守備ブロックを敷く。
FXSCや去年のルヴァンカップ決勝(2017 YLC Final)と同じ展開となる。

55分には齋藤と守田を投入。
中央からの攻めは少なく、サイドを使っていく。
ただ、齋藤のクロスボールはタイミングが早く、中央で跳ね返される。

71分には家長を入れ、焦ることなくゴールを狙う。
時間が進むにつれて、徐々にPA内深くまで侵入していく。
89分に小林、90+2分にエドゥアルドが決定機を迎えたが、追い付けなかった。

■summary
セットプレーから簡単に2点を失って、敗戦を喫した。
広島戦(J1 #5)からの3試合は、1分2敗。
ただ、連戦の中、選手を入れ替えても悪くないプレーができた。
知念を除き、前線の先発3人が変わっても、しっかりとゴールに迫った。

セレッソは川崎との相性の良さを十分に発揮した。
1点リードして守り続けるパターンで、このところ勝利を重ねている。
攻撃を仕掛けてこないのは見ていて楽しくはないが、割り切って結果を出している。
ACLを勝ち抜けば、5月も過密日程が続く可能性が高いが、いい状況といえる。









次も中2日で仙台戦(J1 #8)。
車屋や小林など、ケガ人が増えつつある状況。
高稼働の谷口、大島、ネットを休ませつつ、良い内容を続けたい。

■goal
22知念慶(20) 
31丸橋祐介(31) 36福満隆貴(17)

■judge
ソンリョン(1) 4.5 2失点ともに大きく関与。4分、柿谷曜一朗(8)のシュートを防ぐ。
武岡優斗(17) 6.0 球離れが早く、果敢に前を狙った。バックパスが少ない。
谷口彰悟(5) 6.0 プレスを受けてもロングパスを通す。守備でも綻びがなかった。
エドゥアルド(23) 5.5 後半、クリアボールを味方につなぐ。90+2分のヘッドは外す。
登里享平(2) 5.5 簡単なパスミスが目立った。狭い右サイドを攻略できなかった。
大島僚太(10) 6.0 複数で囲まれても苦にせずプレー。後半は動きが減った。 
ネット(21) 5.5 22分、逆風を使ってアシスト。50分、足を高く上げてイエロー。
小林悠(11) 5.5 チャンスは多かったが、シュートが悪かった。89分、決定的なヘッド。
大久保嘉人(4) 6.0 トップ下でパスを呼び込む。視界広くロングボールを供給。
長谷川竜也(16) 5.5 21分、40分とシュートを放つ。ドリブルは成功せず。
知念慶(20) 6.0 素晴らしいトラップから等々力初ゴール。キープ力は示せず。

■sub
55(21)守田英正(25) 6.0 細かいステップからパスを散らし、上下に動き続けた。
55(16)齋藤学(37) 5.5 左サイドから仕掛ける。崩す前のクロスは簡単にクリアされる。
71(20)家長昭博(41) 5.5 独特のリズムでポイントを作るが、効果的につなげない。

■bench
新井章太(30) エウシーニョ(18) 奈良竜樹(3) 森谷賢太郎(19)

■coach
鬼木達 6.0 ターンオーバーを施しつつ良い内容だったが、結果を出せなかった。

■referee
佐藤隆治 5.5 おおむね妥当。接触プレーには厳しい判定が多かった。

2018/04/08

180408横浜FM1-1川崎(J1 #6)

横浜FM1-1川崎(日産スタジアム, 16:00KO, 37,332人)

上海上港戦(ACL GL #5)から中3日。
ターンオーバーした上海上港戦から、先発7人が変わる。

連続して先発するのはソンリョン、奈良、車屋、知念の4人。
主力組が出場した広島戦(J1 #5)に戻す形となる。
ただ、広島戦と比べても、奈良、大島、知念が先発し、登里、森谷、大久保が外れている。

代表でケガをした大島が先発に復帰し、広島戦で負傷交代した登里がベンチ入り。
小林は体調不良でベンチ外となり、齋藤学が加入後初となるベンチ入りを果たした。

横浜Fマリノスは、J1リーグで2勝1分2敗で10位。
齋藤が川崎へ、マルティノスが浦和へ移籍した。
新戦力の大津祐樹(9)、オリヴィエ・ブマル(20)、ユン・イルロク(25)が先発する。

■1st half
今シーズンのマリノスは、細かくパスをつなぐ。
GK飯倉大樹(21)も含めて、最終ラインを思い切り高く保つ。

川崎は自由なプレーを披露。
大島が復帰戦とは思えないほど素晴らしい出来で、中盤を支配する。
サイドへのロングボール、中央でのショートパスを織り交ぜていく。
前線で知念がポイントを作り、両サイドからもPAに向かって進む。

多くの決定機を作り続けたが、ゴールが決まらない。
知念は11分、13分、15分、35分とチャンスに絡むが、シュートが入らない。
41分には阿部がループシュートをポストに当てるなど、圧倒的に攻め立てた。

■2nd half
後半は一転してマリノスが優勢となる。
運動量で上回り、左右に広く揺さぶりながらゴールを狙う。
川崎の2ボランチを天野純(14)と大津がチェックする。
前へのパスコースを消しつつ、サイドにも展開させなかった。

劣勢の中、58分。
大島が右サイドでフリーになった阿部に流し、ダイレクトで早いクロスを入れる。
家長のボレー・シュートは、飯倉に触られながらもゴールに入った。

先制した川崎が勢いに乗るかに見えた61分。
ユン・イルロクの右CKを中澤佑二(22)が谷口を振り切ってヘッド。
エウシーニョに当たってコースが変わり、同点とされた。

その後は中盤がスカスカになり、大味な展開に。
ボールが目まぐるしく上下に動き、ゴール前でのプレーが増える。
齋藤の個人技でラインを押し戻しつつ、ドローに終わった。

■summary
マリノスの新監督に、オーストラリア前代表監督のポステコグルーが就任。
モンバルエツ前監督のゴール前を固めてのカウンター戦術を改めた。
最終ラインを高く保って、ボールを大事につないでいく。
選手間の距離をほどよく維持しながら、パスコースを作っていった。
面白いサッカーで、今後はクオリティを上げていきたい。

川崎は前半の決定機を決められなかった。
特に知念がシュートを外し続けたことがドローの遠因。
ただ、迫力ある攻撃を何度も繰り返し、良い内容だった。
後半は足が止まり、カウンターを仕掛け合ったが、劣勢となった。
攻撃からの戻りが遅いエウシーニョのサイドを突かれたが、逆転は許さなかった。


中澤佑二(22)のインタビュー。

齋藤学は、2017年9月23日の甲府戦(J1 #27)で右膝前十字靱帯を損傷。
負傷中に横浜Fマリノスから川崎に移籍し、全治8ヶ月のところ、6ヶ月半での復帰となった。
左サイドで2人に囲まれてもシュートまで持っていく動きは素晴らしい。
押し込まれる展開で、齋藤単独で時間を作れたことは貴重だった。
靭帯損傷が再発しないように、引き続き慎重に起用したい。

次はセレッソ大阪戦。
中2日が続く厳しい日程なので、上海上港戦のメンバーを主体としたい。
勝つ可能性は目先では低くなるが、無理をするべき時期ではない。

■goal
61中澤佑二(22)
58家長昭博(41) 

■judge
ソンリョン(1) 6.0 65分、ウーゴ・ヴィエイラ(7)の決定的なシュートを防ぐ。
エウシーニョ(18) 5.5 攻め残って戻りが遅れがち。周囲の守備の負担が大きかった。
奈良竜樹(3) 5.5 サイドに吊り出されることが多かったが、対人に強かった。 
谷口彰悟(5) 5.5 パスも落ち着いた守備も良かった。中澤のマークを外し失点を招く。
車屋紳太郎(7) 6.0 左サイドを切り裂いて、クロスで決定機を演出。負傷交代。
大島僚太(10) 6.5 復帰戦。独特の間合いでキープしながらパスを狙う。素晴らしかった。
ネット(21) 6.0 大きなサイドチェンジや縦への強いパスで仕掛けた。ミス少な目。
家長昭博(41) 6.0 1ゴール。18分、29分、90+2分とシュートチャンスを迎える。
中村憲剛(14) 5.5 7分、フリーで決定的なシュート。セットプレーは合わなかった。
阿部浩之(8) 6.0 1アシスト。41分、ループをポストに当てる。緩急を生んだ。
知念慶(20) 6.0 前半の決定機は最低でも1つは決めたかった。後半は消える。

■sub
66(20)大久保嘉人(4) 6.0 90分、90+6分と良いシュートを放つが、GK飯倉に防がれた。
71(7)登里享平(2) 5.5 齋藤をサポートしながら、マリノスのカウンターに対処した。
77(8)齋藤学(37) 6.0 個人の力でゴールに迫った。90+3分、ループシュート。

■bench
新井章太(30) 守田英正(25) 森谷賢太郎(19) 長谷川竜也(16) 

■coach
鬼木達 6.0 厳しい日程ながら、的確な選手起用で良い内容に導く。

■referee
木村博之 6.0 厳しすぎず緩すぎない判定で、好ゲームを演出した。

2018/04/05

180404上海上港1-1川崎(ACL GL #5)

上海上港1-1川崎(上海体育場, 20:00KO(21:00JST))

広島戦(J1 #5)から中3日。
4週間ぶりのACLは、上海上港とのアウェイ。

試合前に蔚山現代がメルボルンVに勝ったため、3位以下が確定した。
GL突破の可能性はなくなった。
1分3敗の成績では仕方がないところ。

大きなターンオーバーを実施し、広島戦から先発を7人変更。
ソンリョン、車屋、森谷、大久保の4人が続けて先発する。
ベンチには新たに赤﨑と鈴木が入った。

上海上港は3勝1分で、2位以上を確定させている。
GL突破は決まったが、フッキ(10)、エウケソン(9)、オスカル(8)のブラジル・トリオを先発させてきた。
等々力での第1節(ACL GL #1)は、上海上港が勝利している。

■1st half
川崎は1トップの知念が作ったスペースでショートパスをつなぐ。
ボランチの森谷と守田が、積極的に前にボールを出した。
上海上港のプレスが緩かったこともあって、チャンスを多く迎える。
6分に森谷、10分、18分に大久保、16分に田坂がミドルシュートを放つ。

上海上港のチャンスは少なかったが、21分。
PA内でアフメドフ(25)を大久保が後ろから倒し、PKを与えてしまう。
ただ、フッキが大きくPKを外し、失点は免れた。

■2nd half
後半は上海上港が最終ラインを押し上げ、プレスを強める。
右では車屋に抑えられていたフッキが左サイドに回り、起点となった。

川崎はボールを保持できなくなり、自陣に押し込められる。
一方的に上海上港の攻撃を浴び続け、68分に失点。
オスカル、フッキと左サイドを崩し、最後はエウケソンが蹴り込んだ。

劣勢が続いていた川崎だが、失点後に勢いを取り戻す。
左サイドの車屋と長谷川を中心に仕掛けていく。
74分、CKからの流れで森谷が上げた左クロスを、知念が競り勝って同点ゴール。

さらに逆転を狙い、ネット、エウシーニョを投入したが、ゴールはなかった。

■summary
上海上港のブラジル人3人は強力だった。
中でもオスカルは別格で、柔らかいボールタッチが素晴らしかった。
川崎の守備はなかなか崩れなかったが、その局面を個の力で打開していった。

川崎はもっとターンオーバーをしたかった。
ACL敗退が決まっているのに、途中でネットとエウシーニョを投入した。
この試合に勝つよりも、コンディションを保つ方が優先度が高いはず。
赤﨑の起用が86分からと遅く、鈴木が出場しなかったことも疑問。

ただ、上海上港にアウェイで善戦した。
知念、田坂、大久保、長谷川で組んだ前線のユニットも機能していた。
ボランチで出場した守田も悪くないプレーを見せてくれた。
PKを含む決定機を外してくれたからこそのドローだが、良い内容だった。

今後の連戦に向け、今日活躍した選手の出場時間を延ばしたい。

■goal
68エウケソン(9)
74知念慶(20) 

■judge
ソンリョン(1) 6.0 78分、フッキの決定機を足でセーブ。プレー回数は少なかった。
武岡優斗(17) 5.5 昨年5月の鹿島戦(J1 #12)以来の出場。突破は少ないが、まずまず。
奈良竜樹(3) 5.5 1対1で競り負ける場面もあった。58分、フッキのシュートをブロック。
エドゥアルド(23) 6.0 余裕を持って守れていた。ボランチに積極的にパスを入れる。
車屋紳太郎(7) 6.0 フッキに対応しながらも、左サイドを縦に抜け出してクロスを供給。
守田英正(25) 5.5 パスを出して動き続けた。33分、PA内まで走り込んでラストパス。
森谷賢太郎(19) 6.5 小さなドリブルでリズムを作り、パスを通した。1アシスト。
田坂祐介(6) 5.5 急がずにボールを落ち着かせた。19分、フリーのシュートを外す。
大久保嘉人(4) 6.0 組み立てる役割を視野広くこなしつつ、ミドルシュートを狙った。
長谷川竜也(16) 5.5 失点後、左サイドからの攻撃を牽引。79分、ボレーシュート。
知念慶(20) 6.0 74分、同点ゴール。チャンスに絡むことは少なかった。

■sub
74(25)ネット(21) 5.5 中央で起点となり、スムーズにパスを展開した。
77(6)エウシーニョ(18) 5.5 武岡がSBに残り、前に入った。90分、右クロス。
86(20)赤﨑秀平(9) 5.5 90+2分、スルーパスに抜け出すが、GKが先に触った。

■bench
新井章太(30) 谷口彰悟(5) 鈴木雄斗(27) 家長昭博(41) 

■coach
鬼木達 4.5 連戦を考えればもっと選手を入れ替えたい。鈴木も起用すべき。

■referee
コヴァレンコ 5.0 川崎に厳しく、上海上港に少し有利だった。PK判定は妥当。