2017/08/31

170830川崎2-0FC東京(YLC QF #1)

川崎2-0FC東京(等々力, 19:00KO, 10,998人)

甲府戦(J1 #24)は連戦の疲労が濃く、ドローに終わった。
中2日で迎えるのは、YBCルヴァンカップ(YLC)準々決勝、第1戦のホームゲーム。
今シーズンはACLに出場し、YLCはシードされたため初戦となる。

ヤマザキナビスコカップは、昨年8月31日にYBCルヴァンカップと改称された。
川崎は昨年、予選リーグで敗退していて、YLCの名前になって最初の試合。

新井は子ども2人を連れて入場。














8月は週中の試合が3試合入っていて、7試合目。
代表ウィークの開催となるが、川崎からの選出はなかった。

日程が詰まる中、先発は大幅に入れ替えた。
甲府戦に続いて先発するのは奈良、ネット、家長の3人のみ。
新井、板倉、田坂、森谷、長谷川、ハイネル、森本と、甲府戦のベンチ7人全員が先発。
エドゥアルドは、甲府戦ではベンチ外だったが、先発する。

YLCは準決勝まで、21歳以下の選手を1名以上先発させることが必要。
板倉が先発して条件を満たしたが、他にも三好、田中、タビナスが21歳以下。

甲府戦で先発したソンリョン、車屋、大島、阿部、中村、小林の6人はベンチ。
エウシーニョ、谷口の2人がベンチ外となった。
さらに、狩野が久しぶりにベンチ入りを果たしている。

FC東京はJ1リーグ10位。
今年のJ1リーグの対戦はすでに2試合とも終えている。
アウェイ(J1 #4)は3-0で負け、ホーム(J1 #20)は1-1のドローだった。
代表に高萩洋次郎(8)、韓国代表にチャン・ヒョンス(14)が選出されて不在。

■1st half
川崎は板倉、エドゥアルド、奈良で3バックを組む。
ボランチには森谷とネットが入る。
メンバーが大きく変わっても、いつもながらのパスワークを展開。
ネットが中心となったが、森谷も積極的に受ける動きを繰り返した。

FC東京も3バックでスタート。
ピーター・ウタカ(9)と大久保嘉人(13)の2トップだが、前線までボールが届かない。
2人のどちらかが中盤まで落ちて、組み立てに参加したが、怖さは薄れる。

川崎はバイタルまでは家長、田坂を中心に攻め込んだ。
固められたゴール前には入り込めない。
ただ、攻めてもバランスを意識し、前に人数を掛けすぎることがなかった。

■2nd half
後半もリスクを減らすことを優先した慎重な展開となる。
61分、米本拓司(7)がスルーパスを大久保嘉人(13)に通して、GKとの1対1。
ここは新井が果敢に飛び出し、ボールから目を離さずにシュートブロックに成功。

徐々に、お互いに動きが鈍くなって中盤が空いてくる。
72分、森本が家長とのワンツーを受けてPA内に侵入。
丸山祐市(5)が森本のユニフォームを後ろに引っ張り、転倒してPKとなった。
森本は勢い良く倒れ込み、ダイビングのようにも見えた。
74分、家長がこのPKを確実に決めて先制する。

さらに90分。
小林とのワンツーを受けた家長が、左足で美しい軌跡を描くゴール。
家長の目の前にいた丸山は間合いを詰めず、余裕を与えた。

■summary
2試合制のホームの90分。
過密日程の中、大きなターンオーバーを施した。
ドローでも十分だったが、2点差で勝利し、アウェイゴールを与えなかった。
3バックは危な気なく、ゴール近くでの攻撃も多かった。
結果だけでなく、内容的にも優位に立っていた。














FC東京は代表に2選手を送っているが、ほぼフルメンバーに近い。
しかし、中盤からの配球が悪く、大久保が辛抱できずに下がってしまう。
大久保が崩したバランスを他の選手が修正することなく、簡単にボールを失った。
4バックの川崎だったら、サイドから崩せたかもしれないが、3バックで封じられる。


















次は中3日でYLCの第2戦、アウェイのFC東京戦。
ドローあるいは1-0での敗戦でも勝ち抜けが決まる。
2点差は逃げ切るには難しいスコアだが、ぜひ準決勝に進出したい。

奈良、ネット、家長は、甲府戦から連続で稼働しているため、起用するべきでない。
また、ホームで結果を出した選手たちも、続けて登用したい。
温存された主力にとっては間隔が空いてしまうが、可能な限りYLCは回避して、十分に休養させたいところ。

■goal
74PK, 90家長昭博(41)

■judge
新井章太(30) 6.5 プレー機会は少なかったが、61分、大久保との1対1をビッグセーブ。
板倉滉(28) 6.0 パスの選択が消極的だったが、徐々に改善した。守備はまずまず。
エドゥアルド(23) 6.5 サイドに吊り出されず、落ち着いて中央で待ち構えた。
奈良竜樹(3) 6.5 ラインを統率して積極的に上げる。中盤へのパスは今ひとつ。
森谷賢太郎(19) 6.5 29分、強烈に落ちるミドル。CKではチャンスを作れず。
ネット(21) 7.0 動きすぎず、クレバーなプレー。文字通り、チームの核心だった。
田坂祐介(6) 6.0 ボランチと絡みながらボールを運ぶ。46分、バックパスをミス。 
長谷川竜也(16) 5.5 左サイドで窮屈なプレー。ドリブルでも抜けなかった。
ハイネル(22) 6.0 ドリブルでリズムを生む。89分にイエロー。警告なしとはいかなかった。
家長昭博(41) 7.0 別格のキープ力を活かす。確実なPKと、最後にゴラッソを決めて2得点。
森本貴幸(9) 6.0 3バックに1人で対峙しながら、シュートに持ち込む。PKは微妙。

■sub
82(16)車屋紳太郎(7) 5.5 守るべき時間帯に入り、相手との間合いを詰めた。
86(9)小林悠(11) 6.5 家長のゴールをアシスト。ロスタイム、2度のシュートを外す。
90+1(22)阿部浩之(8) 5.5 ほとんどプレー機会がなかった。

■bench
ソンリョン(1) 大島僚太(10) 中村憲剛(14) 狩野健太(25)

■coach
鬼木達 7.0 ターンオーバーを行いながら、素晴らしい結果を出した。最後の交代枠には阿部ではなく、狩野を起用したかった。

■referee
木村博之 5.0 やや微妙な判定が多かった。森本のPKは微妙だったか。

■おまけ
Zoffエキサイトマッチ。試合終了後、メガネを着用。

2017/08/28

170827甲府2-2川崎(J1 #24)

甲府2-2川崎(山梨中銀スタジアム, 19:00KO, 10,807人)

J1リーグで3連勝し、続くACL準々決勝で浦和戦(ACL QF #1)に勝利。
ACLの影響で土曜日ではなく、日曜日の開催となり、中3日。

山梨中銀スタジアムは、相変わらずのベンチシート。
バック指定席(前売3,700円)だったが、背もたれもなく、幅も狭い。
屋根は難しいかもしれないが、座席を入れ替えて快適な観戦環境としてほしい。

先発は札幌戦(J1 #23)、浦和戦と3試合連続で同じ。
ベンチは浦和戦から2人が変更。
エドゥアルド、登里が外れて、ハイネル、板倉が入る。
登里は浦和戦で腹直筋肉離れとなり、5週間の離脱となっている。














甲府はJ1リーグ14位。
ACLがないため、中7日と試合間隔に余裕がある。
4月8日の等々力(J1 #6)は、後半ロスタイムに得点を取り合って、1-1だった。

■1st half
甲府ははっきりした5バック3ボランチ。
攻撃は1トップのドゥドゥ(10)を目掛けるパントキックが主体。
サイドのスペースも使いながら、谷口と奈良を背走させることを狙ってきた。
単純だが、ドゥドゥが競り勝って味方の上がりを待った。

川崎は明らかに動きが少ない。
ACL浦和戦で暑熱の中でプレーし、疲労が回復しきれていない。
ボールを受けにくる選手が足りず、パスコースが限られてしまう。

33分、PA内で小林のパスを受けた家長が縦にドリブル。
エデル・リマ(6)が足を出したタイミングで倒れてPKを得た。
接触しているので判定は正しいが、家長は能動的に倒れている。
ゴールにつながるとはいえ、美しいプレーとはいえない。

35分、小林がPKを決めて先制する。

ハーフタイムの花火

















■2nd half
後半になると、体力の落ち込みがより顕著となる。
ゆっくりパスを回して休みたいところ。
しかし、甲府のプレスに追い込まれ、簡単にボールを失ってしまう。
カウンターを浴び、谷口と奈良が走らされて、疲弊していった。

70分、リンス(39)がPA内に持ち込むと、大島を抜いて同点ゴール。
さらに74分。
GKのロングキックをドゥドゥが谷口に競り勝ち、そのままドリブルして逆転ゴール。
ボールをつなげず悪い流れの中、甲府の攻勢に失点を重ねた。

敗色が濃くなった90分。
左からのネットのクロスをゴール前で谷口が折り返し、森本がヘッドで押し込む。
なんとか同点として、勝ち点1を得ることができた。

■summary
甲府は体力的な優位を活かして勝ち点を得た。
逃げ切ることはできなかったが、狙い通りの結果といえる。
守るだけで観客を魅了することは難しい。
しかし、現状の甲府がJ1リーグに残留するためには現実的な選択といえる。














川崎は疲労が濃く、パフォーマンスが低下していた。
ネットは動いてボールを受けるものの、その次のパスコースが限られた。
他の選手の動きが少なく、甲府の選手の背後に隠れたまま。
困ったネットが無理なパスを入れ、相手にボールを回収された。

また、谷口がドゥドゥへのロングボールにうまく対応できない。
前半から危険な場面を作られていて、改善の見込みがなかった。
体力的にも厳しい状況が続いていたが、ベンチは動かず。
車屋をCBに落として3バックにしておけば、余裕ができたと思われる。

主力を連続して先発起用して、勝ち点を落とした。
残念ながら采配のミスといわざるをえない。
連戦で疲労を深めてクオリティを失う展開が始まっている。

次は中2日、ルヴァンカップ準々決勝FC東京戦。
厳しい日程が続くが、大胆な選手起用で失速を避けなければならない。

■goal
70リンス(39) 74ドゥドゥ(10)
35PK小林悠(11) 90森本貴幸(9) 

■judge
ソンリョン(1) 5.5 前半はシュートをよく防いだ。後半の2失点は止めたかった。
エウシーニョ(18) 5.5 攻め上がる回数は多かったが、PA近くでは崩し切れず。
奈良竜樹(3) 6.0 手薄なサイドに吊り出され、中央のスペースを空けた。
谷口彰悟(5) 5.0 ハイボールでドゥドゥに負けて失点を招く。同点アシスト。
車屋紳太郎(7) 5.5 スペースを見つけられず。5バックを攻略できなかった。
大島僚太(10) 5.5 ゴール前でリンスに簡単に抜かれて失点。スルーパスを狙った。
ネット(21) 6.5 味方の動きが足りない中、1人だけ精力的に走って攻守を支えた。
家長昭博(41) 5.5 PK奪取。キープしてクロスを入れるが合わなかった。
中村憲剛(14) 5.0 中央でボールを受けられない。チェイスも単発だった。 
阿部浩之(8) 5.5 42分のフリーのミドルは大きく外す。守備では良く効いていた。
小林悠(11) 5.5 DFに囲まれて窮屈にプレー。56分の決定機は決めたかった。

■sub
65(14)ハイネル(22) 5.0 無闇に走ったが効果的ではなかった。無理なドリブルを仕掛ける。
77(41)森本貴幸(9) 6.0 動き出してもボールが入らなかったが、冷静に同点ゴール。
82(7)長谷川竜也(16) 5.5 強引な突破を試み、チャンスを産み出そうとしていた。

■bench
新井章太(30) 板倉滉(28) 田坂祐介(6) 森谷賢太郎(19) 

■coach
鬼木達 4.0 疲労が濃い主力を温存せず、勝ち点を落とす。交代策も遅く、逆転を許した。

■referee
廣瀬格 6.0 家長のPKは妥当な判定。イエローもきちっと提示した。

2017/08/25

170823川崎3-1浦和(ACL QF #1)

川崎3-1浦和(等々力, 19:00KO, 18,080人)

ACL準々決勝は浦和との対戦。
アジアが舞台の大会で、移動距離が短い組み合わせ。

J1リーグは3連勝。3位に順位を上げたところ。
好調を維持したまま、札幌戦(J1 #23)から中3日。
日程が詰まる中、2試合制の第1戦は水曜日の夜のホームゲーム。

先発、ベンチともに札幌戦と同じ。
ACLでは準々決勝から選手登録をあらためて行うことができる。
外国人枠の関係で、ハイネルが外れ、エドゥアルドが登録された。














浦和はJ1リーグ7位。
7月5日の対戦(J1 #13)は、川崎が4-1と勝利した。
その後、7月30日にペトロヴィッチ監督を解任。
新監督となってから、J1リーグで2勝1分と調子を戻している。

試合前練習で、先発が発表されていた柏木陽介(10)が負傷。
急遽、青木拓矢(16)が出場することとなり、ベンチは1名欠けた。

■1st half
浦和は3バック、3ボランチでスタート。
守備ではウィングも戻るため、5バック3ボランチとなる。
2トップの興梠慎三(30)と李忠成(20)で攻撃を仕掛けた。

川崎はいつもどおりの布陣。
相手を走らせながらゆっくりとパスを回す。
ボールを失ってからのプレスバックも早い。
浦和をバックパスに追い込み、縦に蹴らせたところを回収して、攻撃を続けた。

中央は浦和の3ボランチが締めていたため、サイドを使う。
22分、左サイドの家長からボールが入り、小林が1人でトラップしてシュート。
26分にも小林のミドル。辛うじて槙野智章(5)がクリアする。

33分、左サイドで中村から家長への優しいパスは合わず。
しかし、中村がミスパスを自ら拾い、クロスを小林が蹴り込んで先制する。

浦和は2トップのうち李がサイドに流れ気味。
カウンターを狙ったが、興梠1人では打開できなかった。

■2nd half
後半も引き続き川崎ペース。
48分、中村の強いFKを完璧にトラップした阿部がシュート。
決定的だったが、GK西川周作(1)が素晴らしいセーブ。
続いて50分。ネットのスルーパスで小林が抜け出してシュート。
1対1となった西川が弾いたが、詰めたエウシーニョが2点目を奪う。

浦和は後半から投入された武藤雄樹(9)が奮闘。
76分、青木からのループパスでソンリョンと1対1となり、股抜きでゴール。
武藤はオフサイドぎりぎりだったが、川崎はラインが揃っていなかった。

1点差となりアウェイゴールを奪われたが、85分。
家長がドリブルで右サイドを突破してからクロスを入れる。
槙野を振り切ってフリーの小林がヘッドで決めた。

■summary
浦和は5バック3ボランチで引き籠る戦術を採用。
ペトロヴィッチ時代のようなダイレクトパスで崩すプレーは少なかった。
3失点したが、しかし、縦ポン1本でゴールを奪うことができた。
厳しい状況とはいえ、第2戦ではアウェイゴールが効いてくるかもしれない。














ただ、アジア4強を決める試合で、堂々と立ち向かってこなかったのは残念。
川崎の攻撃を耐えるだけのつまらない内容となった。
第2戦は、5バック3ボランチではなく、攻撃的なサッカーを披露してほしい。
ペトロヴィッチが日本サッカーのためにならないと批判したアンチ・フットボール。
浦和にはふさわしくないし、2試合続けて見たくはない。



















川崎は2点差での勝利を得た。
このところ離脱者が少ない状況だったが、登里が途中交代したのは気がかり。
(腹直筋肉離れで、受傷日から復帰まで5週間程度、要する見込みと発表された。)
次は中3日でJ1リーグ甲府戦(J1 #24)。
さらに中2日でルヴァンカップFC東京戦(LC QF #1)が続く。
ぜひターンオーバーを行って、長期的に好調を維持していきたい。

■goal
33,85小林悠(11) 50エウシーニョ(18)
76武藤雄樹(9)

■judge
ソンリョン(1) 5.5 ほとんど仕事がなかった。武藤のゴールを防ぐことは難しい。
エウシーニョ(18) 6.5 惜しみなくゴール前に詰めて1ゴール。キープ力が抜群だった。
奈良竜樹(3) 7.0 強気のライン設定でコンパクトさを保つ。興梠を抑え込んだ。
谷口彰悟(5) 6.0 ハイボールを処理し、パスの起点となる。武藤の飛び出しを許す。
車屋紳太郎(7) 6.0 流れてくる李をきちっとマーク。攻撃は抑え気味で慎重だった。
大島僚太(10) 7.0 相手の動きを利用してフリーになる。パスを通しまくった。
ネット(21) 6.5 50分、小林へスルーパス。縦パスを無理に入れてボールを失った。
家長昭博(41) 6.5 周囲とのコンビネーションが向上。85分、ドリブルで抜いてアシスト。
中村憲剛(14) 6.5 33分、ミスパスを自分で拾ってアシスト。52分、61分のミドルは外す。
阿部浩之(8) 6.5 1トップに入り、守備で貢献。48分のシュートは西川に止められる。
小林悠(11) 8.0 2ゴールを含めて8本のシュート。ほとんどのチャンスに絡んだ。

■sub
70(14)登里享平(2) 5.0 接触で足を痛め、13分間の出場にとどまった。
83(2)田坂祐介(6) 5.5 右SBで出場。試合を落ち着かせた。
86(11)森本貴幸(9) 5.5 1トップに入る。前からプレスをかける。

■bench
新井章太(30) エドゥアルド(23) 森谷賢太郎(19) 長谷川竜也(16) 

■coach
鬼木達 6.5 攻撃を続けて3ゴールを奪った。1失点は課題。

■referee
モハンメド・アブドゥラ・モハメド 6.0 不安定さはあったが、穏やかなジャッジ。ボールに当たることが多かった。

2017/08/21

170819川崎2-1札幌(J1 #23)

川崎2-1札幌(等々力, 19:00KO, 18,342人)

J1リーグで新潟戦(J1 #21)鹿島戦(J1 #22)と連勝。
4位となり、首位鹿島まで勝ち点差を4に詰めた。
2試合連続の等々力開催で、札幌を迎える。

鹿島戦で先発を回避した小林が復帰し、登里がベンチへ。
移籍後初ゴールを決めた家長は、2試合続けて先発する。
ベンチにはエドゥアルド、森谷が入り、ハイネル、板倉が外れる。














札幌はJ1リーグ15位。
降格ラインに近いところで戦っている。
アウェイ(J1 #7)では、都倉賢(9)に先制されたが、小林のPKで追い付き、ドローだった。
ACLラウンド16(ACL R16 #1)(ACL R16 #2)で2試合対戦したムアントン・ユナイテッドから、7月にチャナティップ(18)が移籍している。

■1st half
札幌は、都倉、ジェイ(48)、チャナティップの3トップ。
しかし、遠くからのセットプレーで狙うくらいで、チャンスは少なかった。

川崎は長くボールを保ち、札幌をゴール近くまで押し込む。
家長が積極的に低い位置に顔を出し、大島とネットからパスを引き出す。
PA近くまで簡単にボールを運び、ゴールを狙っていく。

家長のおかげで中村が高い位置に残ることができた。
小林や阿部とショートパスを交換し、面白い攻撃を繰り広げる。

13分、家長がDFラインの背後に走り込むと、大島がループパスを届ける。
GKク・ソンユン(25)が家長のシュートを弾くが、中村が押し込んで先制する。

21分中村、28分エウシーニョ、42分車屋と決定機が続くが、決められない。

■2nd half
後半も川崎の攻勢が続くが、ゴールは入らない。
札幌はセカンドボールを拾い始め、前半よりはボールを持てていた。
65分あたりからは両チームの中盤が空き、お互いすぐにゴール前まで到達した。

75分、選手が集まって狭い左サイドから、家長のスルーパスで登里が抜け出す。
そのままPA深くまでドリブルし、強いクロスを小林に合わせて2点目。

しかし、80分。
谷口が最終ラインでのパスをカットされ、カバーに入ったソンリョンもバイシクルで空振り。
ありえないミスが2つ重なり、札幌はようやく1点を返した。

■summary
鹿島戦に続き、家長の特長がチームに融合してきている。
これまでは高いキープ力は示したが、次の動きが遅く、周囲に合わなかった。
この試合の家長は、ボールに自ら近づきパスを受け、フリーランを繰り返す。
動きが少なくなる時間帯もあったが、十分に貢献していた。

攻撃は好調を維持した。
ただ、決定機は多く作ったものの、ゴールは2つのみ。
欲をいえば点差をもっと離したかったところ。

札幌はゲームを通じて劣勢だった。
守備では奪いどころがなく、ずるずるとラインを下げてしまう。
ゴールはありえないミスが2つ重なり、プレゼントされたもの。
1点差となっても、ゴール近くに迫っていくことはできなかった。

次は中3日でACL準々決勝のホーム浦和戦。
試合間隔が詰まってきているが、重要な試合となる。

■goal
13中村憲剛(14) 75小林悠(11) 
80ヘイス(11)

■judge
チョン・ソンリョン(1) 5.5 ファインセーブを繰り返したが、80分、ミスでゴールを許す。
エウシーニョ(18) 6.0 28分、ゴール前でフリーのボレー。90+3分、森本へスルーパス。
奈良竜樹(3) 7.0 攻撃の時間が長かったが、都倉やジェイを抑え込む。
谷口彰悟(5) 5.5 77分のボールロストに続き、80分には致命的なパスミスで失点。
車屋紳太郎(7) 6.0 攻守にバランスが良かった。42分、大島のスルーパスからシュート。
大島僚太(10) 6.5 絶妙なトラップでフリーになる。最前線にも飛び出した。
エドゥアルド・ネット(21) 6.5 中央に君臨。イエローカードやボールロストもあった。
家長昭博(41) 6.5 ボールを積極的に受け、ドリブル、パスでリズムを作った。
中村憲剛(14) 6.5 周囲を使って自らの負荷を減らし、要所で決定的なパスを供給。
阿部浩之(8) 6.0 19分のシュートは枠外。素早く戻って守備に参加した。
小林悠(11) 6.5 1ゴール。チャンスは多く、もっとゴールを決めたいところ。

■sub
62(14)登里享平(2) 6.5 走り回る。75分、左サイドを突破して1アシスト。
84(8)田坂祐介(6) 5.5 右SBに入り、試合を終えた。
87(11)森本貴幸(9) 5.5 90+3分、GKとの1対1となったが決められず。

■bench
新井章太(30) エドゥアルド(23) 森谷賢太郎(19) 長谷川竜也(16) 

■coach
鬼木達 6.5 内容を伴い、結果を出した。交代策はやや遅くなった。

■referee
上村篤史 6.0 イエローカードが多かったものの、適切に裁いた。 

2017/08/14

170813川崎3-1鹿島(J1 #22)

川崎3-1鹿島(等々力, 19:00KO, 24,008人)

新潟戦(J1 #21)では押されながらも勝利した。
ホームに戻り、中3日での鹿島戦。














先発は2人変更。登里と家長が先発する。
小林(右太もも裏の違和感)と長谷川がベンチに回った。
ベンチからは森谷、エドゥアルドが外れ、ハイネル、板倉が入った。














鹿島はJ1リーグ首位で、勝ち点7差。
アウェイでの前回対戦(J1 #12)は、主力を多く欠き、川崎が0-3で勝利した。
ACLでも敗退して監督交代してからは好調。
第13節から9戦8勝1分と勝ち点を積み上げている。

■1st half
鹿島は守備のポイントを絞れない。
2トップの金崎夢生(33)と中村充孝(18)がパスコースを切れなかった。
ボールを奪っても川崎にプレスをかけられ、ロングボールを蹴らされた。

川崎はサイドも中央も使いながら、大事にボールをつないでいく。
ボランチが前を向いてマークを引きつけ、PA内まで簡単に入り込んだ。

シュートを決めきれずにいたが、終了間際の45+1分。
右サイドからの家長のグラウンダーのクロスを、阿部が華麗にスルー。
大島がシュートを打つ直前、カバーに入った西大伍(22)がオウンゴールして先制。

■2nd half
後半から、鹿島は3バックに布陣を変更する。
しかし、開始直後の46分に失点してしまう。
エウシーニョが右サイドで遠藤康(25)を抜き去る。
パスを受けた登里がダイレクトで落とし、阿部がポストぎりぎりにゴール。
よくコントロールされた素晴らしいダイレクトシュートだった。

71分、ハイネルが接触して倒れたため、川崎がサイドにボールを出す。
鹿島はボールを戻さず、攻撃を仕掛けたが、すぐに奪われる。
そのままカウンターで家長がドリブルで持ち込み、美しいループを決めた。
家長にとって、川崎でのJ1リーグ初ゴールとなった。

鹿島は右サイドからの攻撃を繰り返す。
89分、三竿健斗(20)の右クロスを鈴木優磨(9)がヘッドで決めて、1点を返した。

■summary
J1リーグで4位と首位の対戦。
しかし、川崎がゴールを重ね、最後に失点したが、危なげなく勝利した。
緊迫したゲームになるかと期待したが、一方的な展開となった。

鹿島は攻守に渡って精彩を欠いた。
レオ・シルバ(4)も、大島を防ぐことはできなかった。
後半から3バックを採用したが、左CBの昌子源(3)が簡単に吊り出される。
結局中央を2枚で守ることとなり、奏功しなかった。
GK曽ヶ端準(21)のファインセーブがなければ、もっと点差は開いていた。














川崎は小林のケガで機会が巡ってきた家長が躍動した。
ここまではいいプレーができず、磐田戦(J1 #19)ではミスから失点を招く。
ただ、今日はプレーの判断も早く、よく動いて攻撃に絡んだ。

J1リーグ首位の鹿島との勝ち点差を4に縮めた。
次は中5日で札幌戦(J1 #23)を迎える。
ACL浦和戦、ルヴァンカップFC東京戦が水曜日に組まれ、日程が厳しくなってくる。
起用する選手数を増やし、フレッシュさを保ちたい。

■goal
45+1OwnGoal  46阿部浩之(8) 72家長昭博(41) 
87鈴木優磨(9)

■judge
ソンリョン(1) 6.5 最後に失点したが、1対1になってもシュートミスを誘っていた。
エウシーニョ(18) 6.5 守りも意識しながら、攻め上がる。前半2本のシュート。
奈良竜樹(3) 6.5 金崎と対峙し、球際を厳しく守る。失点時には鈴木をフリーに。
谷口彰悟(5) 6.5 しっかり守る。ラインを上げ背後へのスルーパスを防いだ。
車屋紳太郎(7) 6.0 後半、サイド攻撃を仕掛けられて受け身に回った。
大島僚太(10) 7.5 小さな動きだけでレオ・シルバを翻弄。86分、小林へラストパス。
ネット(21) 6.0 プレーは良かった。71分、感情的になり危険なタックルを見舞う。
家長昭博(41) 7.0 美しいループで移籍後J1初ゴール。キープ力でチームに大きく貢献。
中村憲剛(14) 6.0 42分のシュートはバーに当てる。前からボールを追いかけた。
登里享平(2) 6.5 ドリブルが効いた。46分にアシスト。55分の決定機は大きく吹かす。
阿部浩之(8) 6.5 1トップ。45+1分、スルーでOGを誘う。46分、落ち着いてゴール。

■sub
64(2)ハイネル(22) 5.5 67分、早速イエローをもらう。69分のシュートはGKが防ぐ。
72(14)小林悠(11) 6.5 85分、86分とカウンターからシュート。
90+3(41)田坂祐介(6) 5.5 右WGに入る。ボールをキープした。

■bench
新井章太(30) 板倉滉(28) 長谷川竜也(16) 森本貴幸(9) 

■coach
鬼木達 6.5 家長の起用に成功した。ターンオーバーも小規模ながら適切に実施。

■referee
西村雄一 5.5 イエローカードの提示が少なく、少し荒れてしまった。

2017/08/12

170809新潟0-2川崎(J1 #21)

新潟0-2川崎(デンカビッグスワンスタジアム, 19:00KO, 18,016人)

J1リーグ再開後、磐田戦(J1 #19)に負けて、FC東京戦(J1 #20)はドロー。
ホームでの2試合に勝利できず、中3日でアウェイの新潟戦を迎える。

先発は2人を入れ替える。
奈良と長谷川が起用され、エドゥアルドと登里がベンチに回る。
ただ、ベンチを含めた18人の顔触れは同じ。

FC東京戦に続き、全面黒色の限定ユニフォーム。
川崎のエスコートキッズも、縦半分ずつ青黒の川崎のユニフォームだった。














新潟はJ1リーグ18位で最下位。
残留圏15位札幌まで、勝ち点10差となっている。
等々力での前回対戦(J1 #10)は、川崎が3-0で勝利している。

■1st half
立ち上がり、新潟は強いプレスでバランス良く守り、素早くボールを奪う。
FKを得ると、遠くからでもPA中央に向かってロングボール。
スローインもチアゴ・ガリャルド(10)がロングスローを入れてくる。
単純だが、ドウグラス・タンキ(11)や矢野貴章(19)が競り勝ってチャンスを作った。

25分あたりから、新潟の反応が遅れ始める。
川崎がじりじりとPA近くまで押し込んでいく。

39分、車屋が左サイドを切り裂く。
マッチアップする川口尚紀(24)、続いてカバーに来た磯村亮太(6)も抜き去る。
PA内深くまで運んでからマイナスのクロスを小林に合わせて先制。

■2nd half
新潟はラインを上げられず、パスミスも目立つ。
62分、ネットとのワンツーで抜け出した登里がマイナスのクロス。
中村の弱いミドルシュートをGK守田達弥(21)が止められず、2点差となった。

ここから2点を追いかけて新潟の反撃が始まる。
65分、小泉慶(8)のミドル、69分、川口が抜け出してGKとの1対1。
75分、タンキが2度のシュート、85分、CKからタンキのヘッド。
決定機を多く作ったが、いずれもソンリョンに防がれた。

90+4分にも大武峻が決定的なヘッド。
ここもソンリョンが触ってバーに逃れた。

■summary
新潟は良いプレーができた時間帯があった。
前半最初の25分間と、後半2点目を失ってからの33分間。
ここでゴールが入らず、1点差のうちに攻勢に出なかったことが敗戦の要因となった。














川崎は少ない好機をきちっと得点に結びつけた。
いずれも左サイドから崩したもので、中央突破に固執しなかった。
1点目の崩しは完璧だったが、2点目はGK守田がシュートコースを見誤ったもの。
守田はシュートの逆に動いてしまい、防ぐことができなかった。
後半、ビッグセーブを連発したソンリョンと比べ、GKの出来が結果を左右した。

2点目を奪ってから、川崎は防戦一方となる。
カウンターを仕掛けても、精度が低く、簡単にボールを失う。
もっとパスをつなぎ、ラインを高めておきたかったところ。
最後はエドゥアルドを入れ、3バック気味で耐え凌いだ。














次戦も中3日、勝ち点7差で首位鹿島との対戦。
状態はあまり良いとはいえないが、勝ち点差を詰めたいところ。

■goal
39小林悠(11) 62中村憲剛(14) 

■judge
ソンリョン(1) 7.5 決定機をすべて阻止。彼がいなければ厳しい結果になった。
エウシーニョ(18) 6.0 攻め込むことはできなかったが、守備は破綻しなかった。
奈良竜樹(3) 6.5 ハードに守り切る。68分、4対2の数的不利をブロックして防ぐ。
谷口彰悟(5) 6.5 23分、ホニ(7)との1対1を制する。81分、山崎亮平(9)を追ってクリア。
車屋紳太郎(7) 6.5 序盤は押し込まれたが、39分、美しい2人抜きで完璧なアシスト。
大島僚太(10) 6.5 ドリブルで新潟のプレスを剥がす。ラストパスも供給。
ネット(21) 6.0 強引な縦パスが見られず精度が上がる。後半、動きが減った。
小林悠(11) 6.5 ワンタッチでゴール。シュートは多く打ったが、可能性は低かった。
中村憲剛(14) 6.0 パスミスが多かった。ラッキーなゴールで試合を決める。
長谷川竜也(16) 5.5 走るスペースが少なかった。37分、スローインを受けてPA内に侵入。
阿部浩之(8) 6.0 守りの穴を戻って埋める。シュートはきれいに当たらなかった。

■sub
57(16)登里享平(2) 6.0 62分にアシスト。何度もカウンターで走ったが、ゴールは奪えず。
72(14)森谷賢太郎(19) 5.5 85分、カウンターからエウシーニョへスルーパス。
87(8)エドゥアルド(23) 6.0 押される時間帯にクリアを続け、試合を締めた。

■bench
新井章太(30) 田坂祐介(6) 家長昭博(41) 森本貴幸(9) 

■coach
鬼木達 6.5 的確な采配で結果を出す。ただ、選手の固定化による疲労が心配。

■referee
家本政明 6.5 ゲームの流れを阻害しない適切なジャッジ。

2017/08/06

170805川崎1-1FC東京(J1 #20)

川崎1-1FC東京(等々力, 19:00KO, 25,043人)

磐田戦(J1 #19)で大敗してから1週間。
等々力にFC東京を迎える第30回多摩川クラシコ。

先発、ベンチともに磐田戦と同じ。
敗戦で変えてくるかと思っていたが、メンバーの固定化が進んでいる。
この試合では、2017限定ユニフォームを着用した。
全面黒色だが違和感は少なく、白抜きの背番号が読み取りやすい。














FC東京はJ1リーグ11位。
味の素スタジアムでの第29回クラシコ(J1 #4)は3-0で敗れている。
去年まで川崎に在籍したFW大久保嘉人(13)はベンチスタート。

なお、FC東京とはルヴァンカップでも準々決勝で対戦することが決まっている。

■1st half
FC東京は3バックで中を固め、5バック気味にサイドも塞ぐ。
バイタルも中盤の3人で締めて、スペースを消してきた。

攻撃はFWピーター・ウタカ(9)へのロングボール主体。
フォローが少なくとも、ウタカが抜群のキープ力で時間を作った。

川崎はゆったりとボールを回していく。
ボランチから前線にミドルパスが入るとチャンスになった。
ただ、ショートパスではFC東京がうまくリトリートしたため崩せない。

28分、MF室屋成(2)のクロスをウタカがフリーでシュート。
ゴールに流し込むだけだったが、右に外した。

45分には川崎が決定機を作る。
大島からのループパスで抜け出した小林がGK林彰洋(33)と1対1の場面。
小林は阿部へのパスを選択したが、阿部のシュートは左ポストに当たってしまった。

■2nd half
49分、エウシーニョが攻め上がったままの右サイドをMF太田宏介(6)に使われる。
小林が戻っていたものの太田にクロスを上げられ、FW中島翔哉(23)のヘッドでゴール。
エドゥアルドがタイミングを見誤り、先に動いて中島をフリーにしてしまった。

1点を先制して、FC東京は自陣を固め、時間をゆっくり使う。
これに対して、川崎は前半と同じように攻撃を続ける。
焦りから可能性が低いプレーを強引に選択し、カウンターも浴びた。
ミドルシュートを何度も打ったが、多くはゴールの枠外となった。

89分、森谷のCKを谷口がヘッドで決めて同点。
GK林が飛び出したものの触れず、FC東京にミスが出て追い付くことができた。

■summary
FC東京は人数をかけて守備を固め、カウンター主体の攻撃。
同じ戦術だった磐田戦では5ゴールを奪われたが、FC東京にも1失点を喫する。
その後も決定機を作られ、2点目が入っていれば試合は終わっていた。

川崎は縦へのロングボールに戻りながらの対応に不安定さが見える。
カウンター対策として、奈良を入れて3バックとするべきかもしれない。

攻撃は磐田戦よりもPA内でのプレーが少なくなった。
ボールを保持してハーフコートに押し込むが、守備ブロックの外からのシュートが多かった。
比較的フリーでも枠外シュートが多かったことは残念。














川崎はパスをつなぎ倒して手数をかけてゴールに迫る。
逆にFC東京は守備に人数を割いてカウンターで簡単にゴールを狙う。
対照的な展開だったが、どちらも1点を取る結果となった。

相手に圧倒されるサッカーでも、最後に勝てれば満足できる。
しかし、負けてしまえば何も残らない。
FC東京は十分な戦力を揃えているだけに、積極的なサッカーを見たい。

川崎は2試合続けて勝ち点を落とし、J1リーグの首位争いから離れた。
5バック3ボランチで守備を固めるカウンターチームに勝てなかった。

次は中3日でアウェイ新潟戦(J1 #21)。
日程が詰まってくる中、ターンオーバーも課題となる。
森谷や長谷川、奈良などを少しずつ起用したい。
柔軟に選手起用をしながら、勝ち点を持ち帰りたいところ。

■goal
89谷口彰悟(5)
49中島翔哉(23)

■judge
チョン・ソンリョン(1) 6.5 47分太田、66分MF米本拓司(8)、80分大久保と強いシュートを安定してさばく。
エウシーニョ(18) 5.0 戻りが遅く、太田に右サイドを使われて失点を招いた。
谷口彰悟(5) 6.0 背後を狙われる。7分のCKヘッドも惜しかったが、89分に同点ゴール。
エドゥアルド(23) 5.0 ウタカと攻防を繰り広げる。失点シーンは自ら動いて中島をフリーに。
車屋紳太郎(7) 5.0 53分にロスト、54分にGKへのバックパスをミス。集中力を欠く。
大島僚太(10) 6.5 長短のパスで攻撃を差配した。26分、54分にミドルシュート。
エドゥアルド・ネット(21) 6.0 精力的にイーブンボールを追う。後半、ミスが多くなる。
小林悠(11) 6.0 5本のシュートはゴールに近く、いい形だったが決められなかった。
中村憲剛(14) 5.5 パス精度を少し欠いた。マークが厳しく、ボランチを助けられなかった。
登里享平(2) 5.5 いつもより中央に寄ってプレー。ゴール前に顔を出していた。
阿部浩之(8) 5.5 45分、決定機をポストに当てる。77分にもフリーのヘッドを外す。

■sub
72(14)森谷賢太郎(19) 6.5 トップ下に入る。89分、CKで同点ゴールをアシスト。
78(2)森本貴幸(9) 6.0 1トップに入り、最終ライン3枚を押し下げた。
82(8)長谷川竜也(16) 6.0 左サイドからシュート2本。もっと早く投入したかった。

■bench
新井章太(30) 奈良竜樹(3) 田坂祐介(6) 家長昭博(41)

■coach
鬼木達 5.0 同点には追い付いたが、交代が消極的で遅くなった。

■referee
扇谷健司 6.5 接触が少ない展開で無難なジャッジ。83分、林の遅延行為にイエローを提示。