2015/03/25

150322山形1-0川崎(J1 #3)

山形1-0川崎(NDソフトスタジアム山形, 19:00KO, 12,081人)

名古屋戦(YNC GL #1)の敗戦から中3日。
2011年以来4年振りの対戦となるアウェイの山形戦。
寒い時期なのに、日曜日午後7時キックオフとなった。

大島は引き続きU22代表のため欠場。
名古屋戦では谷口がボランチだったが、この試合はボランチに山本が入る。
谷口は左のCBで出場する。

■1st half
山形の早いチェックのためか、風が強いためか、川崎のパスがつながらない。
いつもの試合では信じられないようなミスが散見される。
山形の選手が足を出してはパスをカットしていった。

20分過ぎからは、少しずつ山形のプレスをかわすようになってくる。
ただ、前にボールを運んでも、ペナルティエリアの外のプレーが多い。
ミドルシュートは放つが、決定的に崩すことは少なかった。

山形も早い攻撃を仕掛けて決定機を作り出すが、スコアレスで前半は終了。

■2nd half
後半、風は少し弱くなる。
ただ、ボールを受ける動きが足りず、パスコースの選択肢が少ない。
苦し紛れのパスを奪われて、攻撃された。

山形がバイタルエリアでボールを持ってもプレスが弱い。
64分、小林が太ももの裏を痛めて杉本に交代。
局面の変化はないままで、いい流れを作れない。

山形は74分。スローインからの流れで中央のキム・ボムヨン(22)がシュート。
きれいにゴールを決められ、先制された。

残りはロスタイムを含めて20分ほど。
77分に投入された小宮山を中心に攻め込んでいく。
前掛かりになり、ミドルシュートは打てるが、ペナルティエリア内には侵入できない。
山形の足は止まってくるが、最後まで粘り強く守られた。

■summary
名古屋戦に引き続き、内容も結果も良くなかった。
よい時間帯、よい攻撃がほとんど見られなかった。
山形の献身的なプレス、悪天候も影響したが、厳しいゲームだった。

収穫といえば、左WBに入った小宮山の仕掛けが良かったこと。
それからCKでの守備をマンマークにして、しっかり守れていた。

これ以外は、見るべきものはなかった。
せめて三好を投入してくれていればと思う。
小林が負傷し、2週間ゲームがないが、今後の成り行きが不安になる。

■goal
74キム・ボムヨン(22)

■judge
西部洋平(21) 5.5 失点は近くを通るシュートだった。難しいが、防ぎたかった。
武岡優斗(17) 5.5 少しあやふやな守備。48分にはドリブルでオーバーラップ。
角田誠(3) 6.0 中央で山形攻撃陣を抑えていた。まずまずの出来。
谷口彰悟(5) 6.0 面白いつなぎを見せた。判断が遅かったボランチよりも良かった。
エウシーニョ(18) 5.0 キム・ボムヨンに自由にプレーされた。守りが甘かった。
山本真希(6) 5.5 大きく動いてピッチを広く使った。今シーズン初出場。
中村憲剛(14) 5.0 フリーでボールを持ってもいいパスが出せず。ミスパスが多い。
車屋紳太郎(20) 5.5 34分、PA内へのドリブルを見せる。最後はボランチを無難にこなした。
小林悠(11) 5.5 きれいな抜け出しもあったが、ポストプレーは良くなかった。負傷交代。
大久保嘉人(13) 5.5 いいタイミングで、抑えの利いたミドルを何本か放っていた。
レナト(10) 5.0 ドリブルを引っ掛けられ、奪われることが目立った。

■sub
64(11)杉本健勇(9) 5.0 ポストプレーではトラップが大きく、チャンスを作れなかった。
77(6)小宮山尊信(8) 6.0 左SBで高い位置まで進出して中にクロスを入れた。今シーズン初出場。

■bench
新井章太(30) 井川祐輔(4) 橋本晃司(7) 三好康児(26) 船山貴之(15)

■coach
風間八宏 4.5 2試合連続の敗戦。リードされた局面で交代する判断が遅い。

■referee
上田益也 6.5 あまりファウルを取らなかった結果、両チームともにクリーンにプレーした。

2015/03/21

150318川崎1-3名古屋(YNC GL #1)

川崎1-3名古屋(等々力, 19:00KO, 12,253人)

ナビスコカップ予選リーグはBグループに入り、名古屋との開幕戦。
メインスタンドがオープンした等々力で、神戸戦(J1 #2)に続き2試合目の公式戦。

大島がU22代表に招集されて不在。
谷口がCBからボランチに上がり、井川が左のCBに入った。

■1st half
立ち上がりから川崎は質の高い攻撃。
中村は前目に出て、谷口が1ボランチで縦関係となる。
いつ点が入ってもおかしくない時間帯が続いて、12分。
中村のスローインを、エウシーニョが頭で反らし、大久保が頭で決める。
スローインから、ボールがグラウンドに落ちなかった。
その後も圧倒的に名古屋を押し込むが、追加点は生まれない。

名古屋はカウンター戦術。
永井謙佑(11)、小屋松知哉(22)をサイドに走らせて、ロングボールを蹴り込む。
川崎はウイングバックが下がってしまい、ボールが回らなくなる。
中村が1列下がって2ボランチとしても改善されなかった。
苦し紛れのパスを奪われて、速攻を仕掛けられた。

42分、矢野貴章(19)が右からクロス。
クリアしようとした武岡よりも先に永井が足を出してボレーでゴール。
武岡にとっては、技術のミスではなく判断のミス。
2013年の鹿島戦(J1 #30)、1失点目の田中裕介のミスのようだった。

■2nd half
後半も川崎はボールを出すところがなく、間合いを詰められる。
ボールを奪われては簡単にカウンターを浴びる。

49分の名古屋のCKで、中央の川又堅碁(32)がフリーとなる。
最初のシュートはGK西部が弾くが、2度目のシュートでゴールを割られた。

リードを奪った名古屋は自陣に引き、川崎は慌てて攻め急ぐ。
パスコースが限定されている中、可能性が低いパスを選択する。
谷口はタッチ数が多くなり、局面を打開できない。
中村はロングボールを繰り出すが苦し紛れだった。

ますます名古屋のカウンターは冴える。
川崎は守りを薄くして同点を狙うが、88分にきれいなカウンターを浴びて失点する。

■summary
水曜日の試合で、観客は12,253人。
同日開催のナビスコカップの6試合でトップの集客だった。

中3日で3試合を戦う中、主力、ベテランを休めることもしなかった。
去年の秋と同じくらい内容が悪く、負けてしまった。
追いかける展開でベンチが打つ手が当たらず、簡単に失点を重ねる。
フルメンバーでも結果が出ず、残念なゲームとなった。

■goal
12大久保嘉人(13)
42永井謙佑(11) 49,88川又堅碁(32)

■judge
西部洋平(21) 5.0 いくつかのピンチを救うが、危ない飛び出しもあって安定しなかった。
武岡優斗(17) 4.5 42分の永井への対応を見誤って同点ゴールを許す。痛恨の判断ミス。
角田誠(3) 5.0 名古屋のセットプレーで、フリーの選手を作られ続けた。
井川祐輔(4) 5.0 スピードがなく苦労しながらも、右サイドからの攻撃は防いでいた。
エウシーニョ(18) 5.5 ボールロストもあったが、74分に良いミドルを放った。
谷口彰悟(5) 5.0 アンカーに入る。判断が遅く間合いを詰められてしまった。
中村憲剛(14) 5.0 ロングフィードが今ひとつだった。細かなミスも多かった。
車屋紳太郎(20) 5.0 低い位置でボールを失うことが多く、最終ラインに負担をかけた。
小林悠(11) 5.0 ボールに触れず消えている時間が長かった。ポストプレーも不発。
大久保嘉人(13) 5.5 ゴール以外にも、ミドルシュートをよく狙っていった。
レナト(10) 5.5 引いて守る名古屋が相手となり、ドリブルのスペースがなかった。

■sub
60(17)船山貴之(15) 5.5 右サイドをドリブルで駆け上がる。フィットまでもう少しか。
70(4)橋本晃司(7) 5.5 CKを担当する。苦しい局面を打開するまでには至らなかった。
86(18)杉本健勇(9) 5.5 時間が短く、特段の活躍はなかった。

■bench
新井章太(30)  實藤友紀(2) 山本真希(6) 三好康児(26) 

■coach
風間八宏 4.5 残念な内容で結果も出せなかった。交代選手も奏功しなかった。

■referee
扇谷健司 5.5 全体としてはまずまず。ただ、不可解な判定が散見された。

2015/03/16

150315相模原3-0J22選抜(J3 #1) 板倉滉デビュー戦

150315相模原3-0J22選抜(相模原ギオンスタジアム, 13:00KO, 3,061人)

J3リーグが設立されて2年目の開幕戦。
 Jリーグ・アンダー22選抜も2年目のJ3リーグへの参加となる。
 J1リーグとJ2リーグに所属する22歳以下の選手で構成される即席チーム。
 2008年と2010年に川崎の監督だった高畠勉が、監督を務める。
(J22選抜は、2014年と2015年の2年間で活動を終了した)

2014シーズン、川崎からの参加はなかった。
 今年は大島、中野、三好、板倉の4選手が登録。
 中野は大卒1年目、大島は高卒5年目だが、2人とも早生まれで登録された。

川崎の主力となっている大島は、J22選抜に参加する可能性は少ない。
 ただ、J1リーグがない週の招集を想定しているのかもしれない。
 J1で2試合ベンチ入りしている三好を含め、貴重な機会になる。


開幕戦に招集された板倉滉は、背番号4番。
 U-18からの昇格2年目で、プロとしてのデビュー戦となる。
 4バックの左センターバックで出場した。

相模原の元日本代表FW高原直泰(10)は逆側で、マッチアップしたのは井上平(7)。
 CBを組んだ茂木力也(13,浦和)は身長174cmと低く、相模原の攻撃で狙われる。
 186cmの板倉がヘディングを披露する機会は少なかった。

ビルドアップでは、フリーな位置に素早く動いた。
 中盤が厳しくマークされていて、ロングボールをFWに蹴ることが多かったが、精度はそれほど高くはなかった。


ラインを上げるところ。
赤いユニの右から2人目が板倉。

21分、ヘディングを空振りして決定機を与える。
56分の2失点目のシーンは、近くに入ったボールに競ることができず。
61分にもクリアミスから決定的なシュートを許した。

CBなので、チームが3失点した以上、悪いシーンが目立った。
 ただ、ラインを統率して、バランスに気を配りながら守っていた。
 板倉自身も含め、経験が浅い選手が多く、守備が機能しなかった。

前線には鈴木武蔵(9,新潟)、石毛秀樹(8,清水)なども入っていた。
 ただ、単発な攻撃に終わっていた。

■judge
板倉滉(4) 5.0 チームとしての出来が悪く3失点。苦いデビュー戦となったが、これから経験を積んでいってほしい。


試合後、サポーターへの挨拶。
左から2人目が板倉滉。

2015/03/15

150314川崎2-2神戸(J1 #2)

川崎2-2神戸(等々力, 15:00KO, 21,689人)

2015シーズン2試合目の公式戦。
 等々力のメインスタンドが完成しての初のホームとなる。
 7,000席増えたため、チケットには余裕があった。


川崎はサブメンバーまで含めて横浜FM戦(J1 #1)と同じ。

神戸はマルキーニョスが外れるなど3人が初戦から変わっている。
 川崎の強みを消してくる新監督のネルシーニョには相性が悪い印象が強い。

■1st half
神戸は中村、大島へ強いプレスをかけてくる。
 しかし、厳しいコンタクトに対するファウルが厳しく吹かれる。
 15分にフェフージン(27)に対してイエローが出ると試合は落ち着いた。

川崎はチャンスを面白いように量産する。
 横浜FM戦でもいい攻撃を見せたが、ペナルティエリア内に入ってのプレーが増えた。
 右からはエウシーニョと武岡、左からレナトと車屋、中央からはボランチから2トップにボールが入る。
 さまざまなパターンで神戸の守備陣を崩した。

神戸はぎりぎりで失点を免れて、カウンターを仕掛ける。
 25分、右SBの奥井諒(25)がフリーでシュート。
 ワンツーで抜け出すと、チャンスを作っていた。

29分、速攻から神戸が先制点。
 ペドロ・ジュニオール(7)からフリーの森岡亮太(10)にボールが入る。
 渡邉千真(19)をマークしていた谷口が森岡に向かうと、渡邉にスルーパスを通されてゴール。
 中村が戻りきれない局面で、守りの人数が足りなくなって崩された。

続いて31分の渡邉のヘッド、42分のペドロ・ジュニオールの決定機はGK西部がストップ。
 川崎は攻撃を続けるが、ゴールを割れずに前半終了。

■2nd half
後半になっても、スコアと逆に川崎は優勢を保つ。
 神戸のプレスをかいくぐって、多彩な攻撃パターンを見せる。
 1点リードする神戸は少しずつ時間を使っていく。

59分、大島から小林へのループパス。
 小林がGK山本海人(22)と競り合ってこぼれたところを大久保がヘッド。
 奥井がギリギリでクリアしたものの、ゴール判定。
 スタンドからは入ったように見えたが、神戸の選手が強く抗議していた。
 あとで映像を見ると、確かに入っていなかった。

このあと一気に逆転できると思ったが、追加点は神戸。
 72分、神戸にとって初めてのCKを高橋祥平(8)がヘッド。
 正面に向かってくる弱い弾道だったが、西部がトンネルしてゴール。
 大島がボールを遮っていて見えなかったとは思うが、残念だった。

しかし、73分、中村からのボールにレナトが抜け出してシュート。
 再三ビッグセーブを見せてきたGK山本が動けないほど、素晴らしいゴールだった。

同点に追い付くことはできたが、このあと膠着状態に。
 交代枠を使わないまま、川崎の中盤が動けなくなって足が止まる。
 80分を過ぎると、パスの精度が悪くなり、スペースを空けてしまう。
 危ない時間帯となったが、失点は免れて、ドローとなった。

■summary
良い攻撃をたくさん見せながらも、相手に数少ないチャンスを決められる。
 先に足が止まってしまう昨年後半に似た展開となった。
 決定機を量産できているだけに、もったいないドローといえる。
 それでも2回リードを許してから追い付いたのは悪くない。

次は中3日で名古屋戦(YNC GL#1)、その次も中3日で山形戦(J1 #3)が続く。
 名古屋戦では、U-22日本代表に招集された大島が欠場する。
 ボランチに入るのは橋本か山本かと思われる。
 メンバーが変わっても、どれだけのクオリティを維持することができるか。

風間監督は連戦となってもフルメンバーを継続する傾向がある。
 ただ、そろそろ新しい選手も試してみたいところ。

■goal
59大久保嘉人(13) 73レナト(10)
29渡邉千真(19) 72高橋祥平(8)

■judge
西部洋平(21) 6.5 2失点目のミスは残念だったが、多くのビッグセーブを見せてくれた。
武岡優斗(17) 6.5 右サイドからチャンスを作り出した。守りも安定していた。
角田誠(3) 6.0 守備ではカバーリングが良く、前への正確なフィードを見せる。
谷口彰悟(5) 5.5 1失点目は難しい対応だった。31分には渡邉のマークを外してしまう。
エウシーニョ(18) 6.0 まだ馴染んでいないが、中に入って多くのミドルシュートを放った。
大島僚太(16) 6.5 ケガ明けでフル出場。ドリブルで相手をかわしてスペースに入り込む。
中村憲剛(14) 6.5 チームの攻撃が多彩となっても、キラーパスは効果的。73分にアシスト。
車屋紳太郎(20) 6.0 相手に囲まれる局面でも、ドリブルで抜け出して打開していった。
小林悠(11) 6.5 ポストプレーでチャンスを作った。12分、43分の決定機を決められず。
大久保嘉人(13) 6.5 多くのミドルシュート。誤審ではあったが、1ゴールを記録する。
レナト(10) 6.5 73分、素晴らしい個人技で同点ゴールを決める。チームを救った。

■sub
※交代なし

■bench
新井章太(30) 井川祐輔(4) 山本真希(6) 橋本晃司(7) 三好康児(26) 杉本健勇(9) 船山貴之(15) 

■coach
風間八宏 5.5 中村、大島の疲れが顕著だった。フレッシュな選手で攻勢に出たかった。

■referee
今村義朗 4.5 角度的に難しいが、大久保のゴールを誤審。序盤に試合を落ち着かせた。

2015/03/08

150307横浜FM1-3川崎(J1 #1)

横浜FM1-3川崎(日産スタジアム, 15:00KO, 38,123人)

2015シーズンのJ1リーグ開幕戦。
去年はニッパツ三ツ沢での開催だったが、今年は日産スタジアム。
隣町の川崎からも多くのサポーターが駆け付け、38,123人が入った。
それでも日産スタジアムのキャパシティは大きく、座席には余裕がある。


川崎は3バックでスタート。
4バックだった2週間前の新潟との練習試合から、杉本が外れて武岡が入った。
新戦力では、エウシーニョ、角田が先発。
特別指定で2試合出場しているが、新加入の車屋も先発する。

■1st half
3分、川崎の最初の攻撃から先制ゴール。
レナトとのワンツーを受けた大島が、PA内左のスペースへ小林悠を走らせる。
小林のシュートは右に逸れたが、エウシーニョが合わせてゴール。

川崎は角田のおかげで最終ラインのボール保持が安定する。
マリノスはプレスを掛けてくるが、危なげなくかわす。
前のスペースを有効に使いながら、幾度も美しい攻撃を繰り返した。

マリノスは、ロングボール中心の攻撃。
怖さは感じないが、16分、DF中澤佑二(22)が出したロングボールの対応でミス。
車屋がオフサイドを中途半端に狙い、失敗してしまう。
SB小林祐三(13)が抜け出して、GK西部と1対1となって失点。
無理せず下がっておけば対応できただけに、残念な判断ミスだった。

しかし、失点後も川崎が攻勢を続けて、22分。
中央で受けた大久保が右のエウシーニョに展開する。
DFラインの手前を通すセンタリングを小林悠が落ち着いて決めた。

その後も幾度もチャンスを作り、優勢なまま前半を終える。

■2nd half
後半開始からマリノスは、FW伊藤翔(16)を1トップに入れる。
ロングボール主体は変わらないが、MF藤本淳吾(25)にボールを預けて形を作る。
プレスも強めてスペースを消し、川崎のパスワークを少し抑えることができた。
攻撃に迫力はあまり感じないが、シュートを放つ場面が増えてきた。

川崎もひるまずに攻撃を仕掛けていって、72分。
左サイドの車屋がPA内左隅の中村に入れて、中村がライン際からセンタリング。
大久保が体勢を崩しながらも頭で合わせてゴール。
2点差とし、そのまま逃げ切った。

■summary
内容、結果ともに素晴らしい開幕戦となった。

マリノスは中村俊輔が欠場し、攻撃が単調。
決定機は作れていたので、安定した守りが続けば勝ち点を積むことはできると思う。

川崎はいくつも決定機を作り出し、3回ゴールを決めた。
ゴールはすべて、PA内までボールを運んでから。
DFをしっかり崩し切ってラストパスを入れる美しい攻撃を展開した。
今年も楽しいサッカーを見せてくれそう。

ただ、新潟との練習試合に続いて、簡単に失点した。
安易な失点を減らしたいところ。

■goal
16小林祐三(13)
3エウシーニョ(18) 22小林悠(11) 72大久保嘉人(13)

■judge
西部洋平(21) 6.5 ボールタッチは少なかったが、44分、56分と決定機を止める。
武岡優斗(17) 6.5 対人守備を頑張りながら、機を見ての攻め上がりも効果的だった。
角田誠(3) 6.5 最終ラインを統率。ヘディングが強く、高い技術でパスを中盤に供給する。
谷口彰悟(5) 6.0 齋藤学(11)をマークする。ボールに触る機会は少なかった。
エウシーニョ(18) 7.0 1ゴール1アシストと大活躍。タイミング良く攻守を切り替えた。
大島僚太(16) 7.0 前に向かって積極的にプレーした。ゲームをコントロールしていた。
中村憲剛(14) 6.5 怪我からの復帰戦となった。プレーは控え目だったが、1アシスト。
車屋紳太郎(20) 6.0 判断ミスから失点を招いた。攻撃ではPA内までよく入り込んでいた。
小林悠(11) 7.0 決定的なシュートを多く放った。1ゴール1アシストと結果を出した。
大久保嘉人(13) 6.0 3点目のゴール。ミドルシュートを多く放った。異議でイエロー。
レナト(10) 6.5 相手の守備が分散したため、ドリブルからの仕掛けが有効だった。

■sub
66(18)杉本健勇(9) 5.5 ボールを受けてそつなくポストプレーをこなした。
89(10)井川祐輔(4) 5.5 短時間だったが、オーバーラップを見せた。
90+3(16)橋本晃司(7) 5.5 投入後すぐにゲーム終了。プレーに関与しなかった。

■bench
新井章太(30) 山本真希(6) 三好康児(26) 船山貴之(15) 

■coach
風間八宏 6.5 3バックの選択が当たった。珍しく3枚の交代枠を使い切った。

■referee
中村太 6.0 判定はややばらついたが、安定したジャッジだった。