Jun 7, 2018

180606川崎3-2ソニー仙台(天皇杯 R64)

川崎3-2ソニー仙台(等々力, 19:00KO, 5,488人)

清水戦(J1 #15)から2週間半。
J1リーグはワールドカップ中断期間に入っているが、天皇杯2回戦が組まれた。














先発は清水戦から4人変更。
新井、エドゥ、森谷、脇坂が先発し、ソンリョン、奈良、大島、中村が外れる。
日本代表に招集された大島を含め、先発を外れた4人ともにベンチ外となった。

なお、脇坂はプロ初先発。
途中出場した蔚山現代戦(ACL GL #6)に続き2戦目の出場。















ソニー仙台は、天皇杯1回戦でいわきFC(東北リーグ2部)に勝利した。
JFLに所属し、今シーズンは5勝3分3敗で4位となっている。

■1st half
立ちあがりから圧倒的に川崎が攻めていく。
ソニー仙台のプレスが緩く、すぐゴールに近づいた。
1分に長谷川、10分に家長、15分に脇坂が決定的なシュートを打った。

ソニー仙台はチャンスを作れていなかったが、18分。
丹代爽弥(27)がエドゥを吊り出して、右サイドの三浦祐希(2)に展開。
三浦の早いクロスを、ゴール前で藤原元輝(17)が合わせて先制する。

さらに33分。
森谷の緩いサイドチェンジを三浦が読み切ってインターセプト。
そのままドリブルでゴールに迫り、新井のニアサイドを豪快に抜いた。

2点差となり、ソニー仙台に余裕が生まれ守りが安定する。
川崎はタイトなパスを繰り返し、囲まれてボールを失った。
39分に脇坂を下げて知念を投入するが、リズムは生まれなかった。

■2nd half
後半も引き続きソニー仙台がペースを握る。
川崎はパスを回せず、低い位置でボールを与えてカウンターを浴びた。
守備は高いラインを保っていたが、背後のスペースを狙うパスに対応できなかった。
負けているのに、攻めるどころか失点を免れるのが精一杯だった。

しかし、52分。
エウシーニョのスルーパスを家長が右サイド深くで受ける。
家長がクロスを上げると、ゴール前でフリーの長谷川がヘッド。
劣勢の中からゴールが生まれ、1点差となる。

59分にはエドゥを登里に代え、車屋を左CBに回す。
これで明らかに川崎の選手の判断が早くなり、パススピードが上がった。

ソニー仙台は守備の狙いどころを失い、プレスが効かなくなった。
ずるずるとラインを下げ、左右に揺さぶられて陣形が崩れてしまう。
66分にエウシーニョのミドルで同点となり、89分に家長がニアに決めて逆転した。

■summary
ソニー仙台は守ることなく、正面から川崎に立ち向かった。
ほどよい距離感でパスを回し、早いタイミングで縦パスを狙ってきた。

18分にリードして、59分にエドゥが下がるまでの時間は、互角以上だった。
最後は足が止まってしまい、川崎に逆転を許した。
結果は出せなかったが、称賛されるべきパフォーマンスを見せてくれた。

GK瀧本雄太(32)は、多くの決定的なシュートを阻止した。
彼の活躍がなければ、もっと点差は開いていたはず。















川崎は決定機を決めきれず、2点のリードを許す厳しい展開。
大島や中村、ネットが不在の中、パスの起点が足りなかった。
危うく負けるところだったが、エドゥを外す采配から勝利を呼んだ。

次は7月11日の水戸戦(天皇杯 R32)まで間隔が空く。
十分に休養を取り、再開後は良い内容の試合を期待したい。

■goal
52長谷川竜也(16)  66エウシーニョ(18) 89家長昭博(41) 
18藤原元輝(17) 33三浦祐希(2)

■judge
新井章太(30) 4.5 2失点とも反応が遅れた。3分、35分にシュートストップ。
エウシーニョ(18) 6.0 守備機会少なく攻撃的にプレー。66分、技術的なゴール。
谷口彰悟(5) 5.0 ラインを上げられなかった。8分、13分にCKにヘッドで合わせる。
エドゥアルド(23) 4.0 クリアボールをつなげず。ビルドアップも機能しなかった。
車屋紳太郎(7) 5.5 SBではいまひとつ。CBに回ってからは、チームを牽引した。
森谷賢太郎(19) 5.0 低い位置で組み立てる。3分、33分にロストしてピンチを招く。
守田英正(25) 6.0 目立つ活躍はなかったが、攻守ともにきちっと効いていた。
家長昭博(41) 7.0 10分、13分の決定的なシュートはGK瀧本にセーブされる。決勝ゴール。
脇坂泰斗(28) 5.0 戦術的な交代だったが、寄せられるとパスミスが目立っていた。
長谷川竜也(16) 6.0 左サイドからの仕掛けは不発。52分のゴールでチームを救った。
阿部浩之(8) 6.0 周囲を活かしながらミドルを狙った。73分、ポストに当てる。

■sub
38(28)知念慶(20) 6.0 シュートを何度も放ったが、GK瀧本に防がれた。 
59(23)登里享平(2) 6.0 判断良くドリブルで積極的に持ち上がった。
86(8)鈴木雄斗(27) 6.0 89分、流れたボールを追いかけて家長につなぐ。

■bench
安藤駿介(24) 武岡優斗(17) 下田北斗(22) 赤﨑秀平(9) 

■coach
鬼木達 6.0 2失点を喫したものの、交代策で逆転に成功。

■referee
榎本一慶 5.5 判定が厳しく、軽い接触でもファウルと判断していた。

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May 20, 2018

180520川崎3-0清水(J1 #15)

川崎3-0清水(等々力, 15:00KO, 23,969人)

柏戦(J1 #14)から中7日。
ACLで敗退し、予定されていたミッドウィークがなくなったいる。
過密日程を抜けて、ワールドカップ中断前の最後の試合。












試合前、5月16日に逝去した西城秀樹氏への黙祷が行われた。
2000、2004~2006、2008~2017年、ハーフタイムにヤングマンを歌ってくれた。
今後とも、市政記念試合ではヤングマンを流してほしい。

J1リーグ100試合出場のエウシーニョ。














先発は柏戦から1人変更。
肉離れの小林が外れて、1トップには阿部が回り、左WGに長谷川が入った。
ベンチには、J1リーグで移籍後初めて赤﨑が入った。














清水はYLC札幌戦から中3日。
ただ、ターンオーバーを行っていて、先発10人が変わる。
左SBの二見宏志(26)だけが連続先発する。
出場停止となった松原后(25)の代役となっている。

■1st half
清水はほとんどプレスに来なかった。
ボールへの寄せが甘く、川崎のボールをまったく奪えない。
ゴール前は固めていたものの、バイタルやサイドは空けていた。

川崎は試合間隔が空いたため、動きが良かった。
守田がボールをまず受けて、大島、中村、家長が絡む。
斜めのショートパスで抜け出して、前に進んでいく。
ボールホルダーに余裕があり、多様なアイディアを織り交ぜていった。

前半のゴールは2つ。
19分の中村の直接FKと、33分の阿部のターンからのゴール。
このほかにも14分の長谷川、28分の阿部と決定的なシュートを放った。

■2nd half
清水はハーフタイムで右SBの飯田貴敬(27)を立田悠悟(28)に交代。
車屋と長谷川に押されていた右サイドを修正する。

2点差となって、川崎はペースを落とす。
清水がボールに強く寄せてきたこともあり、パスをつなげなくなった。
コースを消され、GKソンリョンまで戻しては前に蹴らされた。

57分、GK六反勇治(13)からパスを受けた河井陽介(17)を中村が急襲。
ボールを奪い、最初のシュートは河井にブロックされたが、こぼれ球を決めた。
劣勢の時間帯にあって、貴重なゴールとなった。

3点差となっても清水の時間が続いた。
何度も二見が左サイドからクロスを上げて、中央でクリスランが競る。
ただ、奈良と谷口が粘り強くラインを押し戻し、対応した。

70分に鄭大世(9)が入り、清水はさらに圧力を強める。
しかし、72分に武岡、73分に鈴木が投入されると、右サイドの守備が安定する。
二見の攻め上がりを封じるとともに、川崎がボールを持てるようになった。
88分には赤﨑を入れ、テストしながら試合を終えた。

■summary
清水は前半があまりにも悪く、2点を失った。
後半盛り返したとはいえ、決定機を作ることはできなかった。
河井のミスから3点目を与えると、勝ち点を得るチャンスはなくなった。

クリスラン(20)へのロングボール主体の攻撃は精度が低く、カウンターも不発。
4トップ気味にピッチを広く使おうとはしても、ボールが届かなかった。














川崎は後半、守田と大島が疲れてしまい、押し込まれた。
ただ、ネットと小林を欠いても、質を落とさず完勝できた。
1トップに入った阿部は、距離感が周囲と合わなかったが、1ゴール。
3試合連続して先発した守田はロストが少なく、守備力を発揮。
中村が相手のミスをきちんと突いて、素晴らしい結果を生んだ。

ワールドカップ中断前を2連勝で終えた。
J1リーグは暫定3位。1位広島とは勝ち点10差。
6月6日の天皇杯を挟み、J1リーグの再開は7月18日。
内容あるサッカーを取り戻し、広島を追いかけていきたい。

■goal
19,57中村憲剛(14) 33阿部浩之(8) 

■judge
ソンリョン(1) 5.5 62分、CKがブラインドとなったがセーブ。仕事は少なかった。
エウシーニョ(18) 5.5 4分、66分に惜しいシュート。後半、二見に押し込まれた。
奈良竜樹(3) 6.5 ロングボールを安定して跳ね返し続けた。フィードもまずまず。
谷口彰悟(5) 6.5 クリスランとのマッチアップを制する。鄭大世にも力勝負を挑んだ。
車屋紳太郎(7) 6.5 積極的に高い位置まで入り込んだ。66分、82分に左クロスを供給。
大島僚太(10) 6.0 落ち着いた動きでボールを失わず、ラストパスを何度も狙った。
守田英正(25) 6.5 効果的にさばき、ロングボールを繰り出す。守備も効いていた。
家長昭博(41) 6.5 体幹の強さでキープし、走り続ける。素晴らしい働きでチームを助ける。
中村憲剛(14) 7.0 圧巻の2ゴール。最後までプレスを仕掛け、チームを鼓舞した。
長谷川竜也(16) 6.0 14分のループを外す。裏へのスプリントを繰り返し、パスを呼んだ。
阿部浩之(8) 6.5 28分の決定機はGKに当てるが、33分、ターンから鋭いシュートを決める。

■sub
72(18)武岡優斗(17) 6.0 右サイドを完璧に封じ、清水の攻勢を止めた。
73(16)鈴木雄斗(27) 5.5 右WGに入り、ポストプレーをこなす。プレーに工夫が欲しい。
88(10)赤﨑秀平(9) 5.5 移籍後J1リーグ初出場。90分、右からロングシュート。

■bench
新井章太(30) 森谷賢太郎(19) 登里享平(2) 知念慶(20) 

■coach
鬼木達 6.5 完勝に導く。右サイド2人の交代で、清水の攻撃を封じる。

■referee
佐藤隆治 5.5 大きなミスはなかったが、ファウルの判断基準が少し動いていた。

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May 13, 2018

180512柏1-2川崎(J1 #14)

柏1-2川崎(三協フロンテア柏スタジアム, 15:00KO, 12,584人)

GW後半は浦和戦(J1 #12)FC東京戦(J1 #13)と等々力で2連敗。
久しぶりに中6日と間隔が空いた柏とのアウェイゲーム。
太陽が強く照っていて、気温も高い環境となった。
今シーズンからネーミングライツで、日立台は「三協フロンテア柏」と呼ばれる。















ターンオーバーを行ったFC東京戦から先発6人変更。
エウシーニョ、家長、中村、阿部、小林と出場停止明けのソンリョンが復帰する。
浦和戦から見ると、負傷のネットが守田に変わっただけで、残りの10人の先発は同じ。

ベンチにはJ1リーグで初めて鈴木が入り、登里がケガから復帰。
大久保、齋藤はベンチ外となった。















柏はJ1リーグ5勝2分6敗の9位。
ACLでは川崎と同じく、グループリーグで敗退している。

■1st half
柏はGK中村航輔(23)からパスをつなぎ、両サイドを広く使う。
6分、小泉慶(8)がミドルをバーに当て、13分にも小泉と伊東純也(14)でゴールに迫る。
さらに32分。小池龍太(13)のフィードを受けた伊東が、美しいターンから先制点。
単発ではあったが、早い攻撃でチャンスを作った。

川崎は車屋と阿部が組んだ左サイドからの攻撃が主体。
右サイドでもポイントを作るが、中央からはなかなか攻められない。
28分にはPA内で大島から小林へダイレクトでつなぐが、シュートは打てない。
ボールは持てるが、攻略しきれない展開となった。

■2nd half
川崎は引き続きサイドを使って攻めていく。
ただ、中央を固める柏を崩せず、膠着した状態の58分。
守田がキム・ボギュン(15)からボールを奪い、拾った小林がそのままミドル。
矢のようにゴール左上に向かう弾道で、GK中村は触れることができなかった。

その後も川崎が長くボールを持って攻めていく。
ハーフコートに押し込み、左右にボールを振りながら、中央での楔のパスを狙う。
柏はボールを奪えないまま、守備の時間が長くなる。
選手交代が遅く疲弊する中でも、なんとか凌いでいたが、90+2分。
長谷川のクロスを、ファーサイドの鈴木がヘッドで合わせ、決勝点を決めた。

■summary
1週間空いても、それまでフル稼働が続いた大島は今ひとつ。
運動量が少なく、相手の裏に隠れていることが多かった。
その分、献身的に守田がパスを受けに行き、ゲームを作った。

鈴木雄斗(27)














後半は一方的に攻め立てた。
適切な時間に3枚の交代を使い、その途中出場の長谷川と鈴木で勝ち越した。

柏は伊東のゴラッソで先制したものの、尻すぼみ。
後半はバイタルをまったく埋められず、左右に振られてサンドバック状態。
同点にされても、下平監督は動かず、守備がルーズになっていく。
カウンターを仕掛けるべき江坂任(10)やクリスティアーノ(9)までも、守備のタスクに追われてしまった。

次はホームの清水戦(J1 #15)。
ワールドカップ中断前、最後の試合となる。
中7日と間隔が空くので、クオリティを高めたいところ。

■goal
32伊東純也(14)
58小林悠(11) 90+2鈴木雄斗(27)

■judge
ソンリョン(1) 6.5 69分、キム・ボギュンの2つのシュートをファインセーブ。
エウシーニョ(18) 5.5 細かいボールタッチでリズムを生み出す。84分、強烈なシュート。
奈良竜樹(3) 6.0 最終ラインを果敢に上げる。クリアボールも味方につないでいった。
谷口彰悟(5) 5.0 伊東に振り切られて失点を許す。これ以外は悪くはなかった。
車屋紳太郎(7) 5.5 高い位置で仕掛け、34分、76分にシュート。ロストも目立った。
大島僚太(10) 5.5 まだ動きは鈍いものの、後半はパスの起点としてチームを差配した。
守田英正(25) 6.5 何度も動き直してパスコースを作る。ピンチの芽を素早く摘んだ。
家長昭博(41) 6.0 溜めながら周囲の動き出しを促す。ドリブルでも縦に仕掛けた。
中村憲剛(14) 6.0 49分、54分、83分とミドル。トップからボランチまで柔軟に動いた。
阿部浩之(8) 5.5 サイドに流れず中央でDFを引き寄せる。ボールに触る機会が少なかった。
小林悠(11) 7.0 ポストプレーをこなす。58分のゴラッソで停滞した空気を変えた。

■sub
66(8)長谷川竜也(16) 6.0 試合にうまく入り込めなかったが、最後に決勝アシスト。
74(25)森谷賢太郎(19) 6.0 柏のブロックの外側からパスを繰り出して揺さぶった。
86(18)鈴木雄斗(27) 6.5 右SBだが積極的に前に進出。90+2分、高さを生かし決勝ヘッド。

■bench
新井章太(30) 武岡優斗(17) 登里享平(2) 知念慶(20) 

■coach
鬼木達 6.5 的確な時間に交代策を講じて、勝利を手繰り寄せた。

■referee
上田益也 5.5 全体的に及第点。3枚のイエローもそれぞれ妥当だった。

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May 5, 2018

180505川崎0-2FC東京(J1 #13)

川崎0-2FC東京(等々力, 14:00KO, 24,677人)

浦和戦(J1 #12)ではターンオーバーをせず、走れずに惨敗に終わった。
中2日のFC東京戦は、ようやく先発を動かしてきた。
奈良、谷口、車屋、大島の4選手以外が新たな選手。
ソンリョンが出場停止のために、GKには新井が入る。
武岡、守田と、前線の田坂、大久保、齋藤、知念が先発する。














ベンチには小林、家長、中村を残した。
そのため、フレッシュなのはエドゥ、森谷、長谷川のみ。














FC東京はここまでJ1リーグ7勝2分3敗。
2位と好調を保っている。

■1st half
FC東京はディエゴ・オリヴェイラ(9)と永井謙佑(11)にロングボールを入れる。
ディエゴの力強さと永井の走力で勝負してきた。
ポイントを作れれば周囲も上がるが、すぐに守備に戻れるポジションを保った。

ロングボール以外はセットプレー頼みの攻撃。
14分、太田宏介(6)のFKを橋本拳人(18)が頭で合わせて先制する。
45分にも太田のCKから森重真人(3)が至近距離から強いシュート。
ただ、ここは新井が止めてくれた。

川崎は守田がパスコースを作って中盤を牽引。
連戦で動けない大島をバックアップした。
左サイドでは車屋がバランスを保ち、齋藤にスペースを与える。
中央では知念が待ち受けるが、同点にはできなかった。

■2nd half
後半開始から知念を下げて中村を投入。
中村はカンフル剤として10分ほど躍動したが、その後は運動量が落ちた。
57分には田坂を下げ、小林を続けて入れる。
小林はそもそもコンディションが悪く、ほとんど仕事ができないまま。

69分には太田の長距離FKで、抜け出した森重がボレーで2点目を決める。
2点差となると、あとは時間が流れていくだけ。
75分に齋藤が交代して長谷川が入ると、左サイドを攻略できなくなる。
守田の動きが落ち、ボールは持ってもチャンスは作れなくなった。

■summary
浦和戦でターンオーバーをしなかったことで、今日の敗戦は予想できた。
選手起用の失敗で、2連敗を招いたといえる。














中村、小林を早い時間に投入する采配も、失敗だった。
2人ともコンディションが良くなく、十分に動けなかった。
動けていた知念、田坂と交代させたことで、かえって失速した。
長い時間プレーさせるなら、長谷川や森谷を投入するべきだった。

大久保は神戸戦(J1 #11)と浦和戦で疲労していたためか動けなかった。
ボランチまで下りてボールを受けても、独りよがりのプレーが目立った。
フル出場させるような出来ではなかった。














FC東京は太田のセットプレーで2ゴールを決めた。
2トップをロングボールで走らせて、後ろはリトリートする。
体力を温存できる省力型で、今年のような連戦では有効といえる。

川崎は選手のコンディションの見極めに失敗し、浦和戦に続いて勝ち点を落とした。
ACLに敗退しているため、ようやく1週間、間隔が空く。
なんとか動ける状態を取り戻し、楽しいゲームを見たい。

■goal
14橋本拳人(18) 69森重真人(3)

■judge
新井章太(30) 6.0 45分に森重、64分に田邉草民(27)のシュートをスーパーセーブ。
武岡優斗(17) 5.5 上がりすぎず、カウンターをケアする。攻撃は不発に終わった。
奈良竜樹(3) 5.5 永井とのスピード勝負は避け、距離を置いた。うまく守り切る。
谷口彰悟(5) 5.5 クリアミスが多かった。ディエゴが身体を当てても負けなかった。
車屋紳太郎(7) 5.5 齋藤にスペースを与えながらも、何度も深く切り込んでいった。
大島僚太(10) 5.5 動きは明らかに鈍かった。それでも、技術の高さで打開していった。
守田英正(25) 6.0 パスコースを作るために動き直しを続ける。パスを散らした。
田坂祐介(6) 5.5 5分、17分とミドルシュート。バイタルでパスの中継点となった。
大久保嘉人(4) 4.0 終始、独りよがりだった。運動量も少なく、フル出場は疑問。
齋藤学(37) 5.5 スペースを使い多様なクロスを入れる。もっとドリブルで勝負したい。
知念慶(20) 5.5 1トップ。28分にはヘッドで、39分のトラップからシュートを放つ。

■sub
HT(20)中村憲剛(14) 5.0 54分のミドルはGK林彰洋(33)が防ぐ。消える時間が長かった。
57(6)小林悠(11) 4.5 コンディションが悪いせいか、走れない。精彩を欠いた。
75(37)長谷川竜也(16) 5.0 左サイドで仕掛けるが、齋藤を上回ることができなかった。

■bench
安藤駿介(24) エドゥアルド(23) 森谷賢太郎(19) 家長昭博(41) 

■coach
鬼木達 3.5 内容も結果も悪かった。さらに交代策でチームを失速させた。

■referee
松尾一 5.0 基準が曖昧だった。リスタートの位置を神経質に直させる。

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May 3, 2018

180502川崎0-2浦和(J1 #12)

川崎0-2浦和(等々力, 19:00KO, 22,817人)

神戸戦(J1 #11)から中3日。
ミッドウィークの試合が5週続いているが、いよいよ最後の試合となった。














先発は神戸戦から1人だけ変更。
大久保がベンチに入り、中村が先発に復帰する。
残りの10人は連続して先発することとなる。















浦和はここまでJ1リーグ14位。
4月2日に堀孝史を解任し、オズワルド・オリヴェイラが新たに監督に就任した。
川崎と同じく中3日だが、先発4人を変更している。

■1st half
川崎はショートパスをつないでいく。
すっと動いてフリーになった選手にパスを入れて前に進む。
攻撃は機能していたが、浦和の3バックが固めるPA内では自由がなかった。

浦和はロングボールをサイドに入れてくる。
成功する可能性は低いが、いったん通ると少ない人数でチャンスを作った。

15分、宇賀神友弥(3)が左サイド深くからクロスを入れる。
エウシーニョに当たったボールを、フリーの興梠慎三(30)がヘッドで決めた。

失点後の川崎は焦りが目立ち、簡単なパスミスも出てしまう。
両サイドを使っていくが、同点にはできなかった。

■2nd half
川崎が立ち上がりから攻勢を仕掛けるが、50分にカウンターを浴びる。
オフサイド・ラインから走り出したアンドリュー・ナバウト(19)にロングパスが通る。
PA内まで持ち込まれ、中央の興梠がクロスに合わせて2点目を許した。

2点を追って、52分に齋藤、57分に大久保を投入。
さらに69分に守田を入れたところで、浦和のロングボールが一閃。
遅れて飛び出したソンリョンが、抜け出したナバウトを倒して一発退場となった。
ソンリョンはボールに触れておらず、妥当な判定。

その後は奈良が安藤のユニフォーム(24番)を着てGKを務める。
10人となったが、11人のときよりも良い攻撃を展開した。
84分に齋藤のカットインから家長のロングシュートなど、ゴールに迫った。

■summary
浦和は2012~2017年に在任したミハイロ・ペトロヴィッチのスタイルを転換。
美しさを追求する攻撃的なサッカーではなく、守備を重視する戦術となった。
個人的には残念だが、結果が出なければ仕方がないかもしれない。

5バックで固めてラインを下げ、ロングボールをスペースに蹴り込む。
川崎の最終ラインに対してスピード勝負を仕掛け、興梠が2ゴールを決めた。














川崎は連戦の疲労から、神戸戦に続いて運動量が少なかった。
それでも技術の高さを活かし、パス交換からゴールに迫れていた。
ただ、ゴール前でのダイレクトプレーが少なかった。
シュートに至るまで時間をかけてしまい、浦和の5バックを崩せなかった。














内容も悪く、結果も出なかった。
1点差のまま浦和の疲弊を待つことができれば、勝機はあったかもしれない。
しかし、50分というタイミングでの2失点目が重くのしかかった。

ターンオーバーをしなかったことが、大きな敗因といえる。
3~4人でもフレッシュな選手が先発していれば、内容は良くなったと思われる。

ソンリョンが70分に退場し、ロスタイムの6分間を含めて、10人で戦った。
2点を追いかける展開だったため、最後まで走り続けなくてはならなかった。
体力を消耗したが、中2日で2位のFC東京戦(J1 #13)を迎える。
厳しい状況だが、鬼木監督の選手起用に期待したいところ。

■goal
15,50興梠慎三(30)

■judge
ソンリョン(1) 4.5 54分、興梠の決定機を防ぐ。70分に飛び出す判断を誤って一発退場。
エウシーニョ(18) 4.5 上がって空けたスペースを浦和に使われた。宇賀神にも劣勢。
奈良竜樹(3) 5.5 ミスパス多く、スプリントも負けた。GKを急遽務めるが、素晴らしかった。
谷口彰悟(5) 5.0 カウンターで何度も決定機を作られた。リスクを制御できなかった。
車屋紳太郎(7) 5.5 10人になっても上下動を繰り返し、左サイドで積極的に仕掛けた。
大島僚太(10) 5.5 マークが厳しく窮屈にプレー。それでも的確にパスを散らした。
ネット(21) 4.5 集中力を欠けた。雑なパスが多かった。40分、守備に歩いて戻った。
家長昭博(41) 5.5 いつもより動きは少なかったが、何度も攻撃に絡んでいった。
中村憲剛(14) 5.5 3分、ミドルシュート。29分、小林にスルーパスを通した。
阿部浩之(8) 5.5 スルーパスを狙って味方を走らせた。28分、ミドルシュート。
小林悠(11) 5.0 20分、33分にシュートを放つ。好調だが、ゴールは遠かった。

■sub
52(8)齋藤学(37) 5.5 ドリブルやクロスで仕掛けていった。ボールロストもあった。
57(14)大久保嘉人(4) 5.5 58分、66分にうまく倒れてファウルをもらう。
69(21)守田英正(25) 6.0 ボランチで入ったがすぐCBに移動。ボールを受けてさばく。

■bench
新井章太(30) エドゥアルド(23) 武岡優斗(17) 知念慶(20)

■coach
鬼木達 4.0 疲労の濃い選手を先発起用。内容も悪く、結果も出せなかった。

■referee
木村博之 5.0 判断がばらつく。有利な状況でも流さず、プレーを止める。

68,500views